配信日:2012年8月8日
みなさんこんにちは
ラウンドナップ・コンサルティングの中山です。
このメールが送られている頃には、日本vsメキシコ戦の結果が
でているのでしょうね。
単純にワクワクすると同時に、やはり勝って欲しい、そんな手に汗握る気持ちでもあります。
商売も、こうやってワクワクしながらできたらいいですよね。
アクセルを踏みながらブレーキを踏むことは避けたい所です。
現実に、何もかもを楽しそうにやっている方っていますよね。
そういう方のお話を伺うと「全てを肯定的にとらえること」
これがキモかなと思います。
身につくインプットと身につかないインプット
ネット上には、日々恐ろしい量のコンテンツが作られていますね。
そしてその中には、インターネット以前であれば絶対に出なかったような貴重な情報や事例などもあります。
書籍や雑誌を加えるまでもなく、貴重な情報はたくさん手に入る時代。
将棋の羽生氏が以前「インターネットができたことで、知の高速道路ができた」とおっしゃっていました。ネットで、貴重な情報がたくさん手に入るんです。
しかし、WEBに関わる皆さん、こういうことはないでしょうか。
「読んだけれども、結局行動に結び付けられなかった…
読んだはずなのに内容を全然覚えていない…」
せっかく読んでも、身にならなければ、全く意味がありません。
よく「覚えていなくても、脳は覚えている。潜在意識に入っている」といったことを聞きますが、私は全く信用していません。
なぜなら、心理学的にも生理学的にも「潜在意識に入れるためには、相当量繰り返し繰り返し行わないといけない」からです。
潜在意識に入るというのは、無意識に行えるようになること。例えば車の運転であったり、言語機能だったりのことを指します。
それが、一回の読書で達成できるなんて、ちょっと信じられないですよね。
身につくインプットにするには?3つの思考回路
では、身につくインプットにするのにはどうしたらいいのでしょうか。
それにはいくつか方法があります。
大枠で言えば「必ずアウトプットする」ということになりますが、それよりもう一歩具体化した読み方をお伝えしたいと思います。
これができると、本や情報と「対話」することができるようになって、特に対人折衝などで役に立つんですよ。さらさらっと口からその情報を出せるようになります。
その思考回路、具体的には
- 情報を、相手の企業の社長の目線で見る。この事例を生み出すまでに、どんなことを考えてきたのだろう、と考える
- 自社に当てはめる。できるだけ具体的に。自社で会議などを開いて実行許可を得て、成功まで持って行くイメージまで具体化して考える
- 自分のお客さん(あるいは知り合い)に、この事例を「身を乗り出して」聞いてもらうためには、どんなふうに話さないといけないから考える
といった読み方です。
やりかたは、優劣はありません。やりやすいもので構いません。しかしこのやり方が、なぜ有効なのでしょうか?
それでは「欠けている情報を集めようとする」からです。
情報というのは常に「行間」を持っている
どんな情報でも、意図してあるいは意図せずに、そこには表現されていない「行間」の情報を持っています。
しかし、記事や書籍などになる時にそれははぎ落とされてしまうんです。なぜなら、書いた本人も意識していないことが多いからです。
著者の方の立場で言うと「えっ、そんなことまで書かないといけないの」「それって当たり前だと思ってたから…」という状態ですね。
そして、実際に「使える」「身につく」情報として吸収するにはこの行間部分をどれだけ押さえているかがとても大切なんです(^_^)
行間部分を押さえていないと
- なぜだかそのノウハウを試すことができない(無意識的に、これだけではなんとも言えないと感じている)
- 試そうとするが、やろうとすると疑問点がたくさん浮かんで、結局進まない
- 丸ごとその通りにやってみたが上手くいかない
といった状態になるんです。
それをうまくおぎなわせることができるのが、先ほどのやり方なんですね。
- 情報を、相手の企業の社長の目線で見る。この事例を生み出すまでに、どんなことを考えてきたのだろう、と考える
- 自社に当てはめる。できるだけ具体的に。自社で会議などを開いて実行許可を得て、成功まで持って行くイメージまで具体化して考える
- 自分のお客さん(あるいは知り合い)に、この事例を「身を乗り出して」聞いてもらうためには、どんなふうに話さないといけないから考える
どのやり方も、自然と「行間≒足りない部分」を考えざるを得ない思考法です。なので、この読み方で自分が納得できる状態まで持っていければ、それはもう「すぐに実行可能な策」なんです、よね。
そうなってしまえば、もう後はやってみるだけです。
成功イメージはできるだけ鮮明に
このように、できるだけ鮮明に想像をすることでインプットは自然とアウトプット可能な「良い」「身についた」情報になっていきます。
別にブログに書けばいいというものではありません。自分の中だけで完結できるものです。
できるだけ写真や映像のように「鮮明に」「鮮明に」「鮮明に」イメージを作っていく事。これをぜひやってみて頂けますでしょうか。
きっと、ネット上の情報をもっともっと活用できるようになると思いますよ(^_^)
それでは、本日は以上です。
またメールしますね!
追伸:
WEB解析士の試験を受けてきました。6年以上もマーケティングをやり、WEB業界には10年近くいるのだから、余裕と思いましたが、100点満点中88点…合格ではありますが、コンサルタントとしてちょっと恥ずかしい結果でした。
来月は上級を受けるので挽回したいと思います!(^_^)
そして来年はよりみなさんのご商売をサポートするために中小企業診断士を目指しています!