みなさんこんにちは、ラウンドナップの中山です。Appleの発表、Googleのnofollow周りの話、ZOZOの資本提携などさまざまなニュースが入っている昨日今日です。
とは言え中小・小規模事業者の方々がビジネスとしてチェックするべき内容は特にないですね…
iPhone絡みの商売をしている方やYahoo!ショッピング出店していて、大事なチャネルになっている方は、今後の動きは要チェックかと思います。
基本的に、流れる情報が多すぎるので、自分に関係ない物はシャットアウトする方が良いですね。人間、自分に関係あると感じない限り本腰入れて脳も動きませんので… (逆の立場から見ると、自分に関係あると思わせないと、マーケティングのプロセスが動き出さない)
やらせ報道から考える、買い手のスタンスの変化
さて、そんな中「流れ」として気にしておきたいのはTVのやらせ系不祥事案件です。
ゴシップネタ、と捉えるのではなく、一般消費者がどういうスタンスで物事を見ているのかという観点です。
端的に言えば、今の消費者は「まず疑う」ところから入ってきます。よく言えば比較検討ですが、長所短所両方考えるというよりは、短所をまずはひたすらチェックする方向性です。
昔はそうでもなかったですね、近年加速しています。
理由は2つ、それは
- 似たような商品サービスが多数あり、比較検討が自然に発生する
- 自分の考えを補強してくれる情報が、大概の場合見つかる
です。
1番は、発生するというか「強いられている」に近いかもしれません。選ぶのって本当にエネルギー使うので本当はみんなやりたくないんです。自分や周りを納得させる材料があれば、非常に需要が高い。
「常識」や「作法」が存在しているのは、脳の負荷を落とすためです。毎回考えなくて良いですからね。
2番は、主としてSNSとブログの一般化が原因です。もともと、人間なんて多様ですから、例えばマスコミの中で一般化された姿や反応に対して、合わない人というのは絶対いるのです。
でもそれは昔は、個々にそう思うだけで膨らむことはなかった。
それが簡単に情報を公開できる時代になって、どんどん繋がっていき、相互作用でどんどん膨らむようになっています。
これは良い悪いと言うことではなく、事象としてそうだということです。
ネットは倍率を見失いやすい世界
はてなブックマークやTogetterが顕著ですが、そこ話題になっているものばかり見ていると、それが多数意見であるかのように感じられがちです。
でも実際、大きく全体を見てみると、少数意見だったりします。
ネットの情報はそのコンテンツが設定している「倍率」が分かりづらい。
全体を見てそうなのか、一部をもの凄く拡大したら特定の意見が多数派なのか、分からないん。
また、それをあえて隠してPR会社さんなりが、ブームや流行を作っているので厄介です。
これは、人間の性質に根ざしているのだと思います。
なので、なかなか情報の受け手から変わっていくのを期待するのは、難しいかなと思います。
企業は本当に正直に情報を出さないと「バレる」
この流れで何が言いたいかというと、正直に生の情報を出さないと、見破られてしまうということ。
- 一次情報を元にしていない、例えば検索して得た情報だけを元にしたコンテンツ
- 素材写真をメインとして使ったデザイン
- 外部のライターに丸投げで作ったブログ(特に集客目的刑)
こういったものは、気づかれるかあるいは気づかれなくても「なんとなくもやっとする」ような印象を与えて閉まっています。そして園もやっとしたものは、漠然とした不安感としてずっと残ります。
特に中小企業は、お客さんとの距離が近いのが特徴ですし、それが求められます。大企業であれば「大きい企業だし、こういうものだよね」で済まされることも、距離感の近い中小企業では違和感となります。
こういうところは、絶対に丸投げ外注しない、自分たちの言葉を使っていく。
そしてリアル対応の際に違和感がないようにする。
これを中小・小規模事業者の方々は必ず押さえておくことをお勧めします。
自分たちを信じましょう。多少言葉が変でも、心が伝わった方が反応は良いです。
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[1]中小企業の事業承継が社会問題化、廃業する5割が黒字でもM&Aが浸透しないのは?
http://bit.ly/2zL3n6m
数年前から中小企業白書でトピックスとして上がっている事業承継。
上手くいっていないケースは、承継がはじめてのケースがほとんどでしょう。
私のお客さまの中でも、1度既に過去に承継を済ませている場合は、次について考えていますし、実際スムーズに進みます。社長の大きな仕事は次の後継者を見つけること、です。
とは言え難しい問題。そもそも「経営者になりたい」という人が現在の社長の周りにいるケースは少ないですね。
親族承継が多いのは同族経営が多いこともありますが「継ぐ」事にあまり気が進まなくても、そういう物だという納得ができるから。
また、M&Aなんてまず名前からして敷居が高い、それが今に繋がっています。
雇用が失われるのは、従業員の方・家族を考えたら避けたい問題。ある程度強引に進めるしかないのではと。
まだ承継に余裕がある会社の方は、今から考えた方がいいと思います。
[2]Googleカレンダーのスパム&フィシング詐欺が爆増中!
https://japanese.engadget.com/2019/08/27/google/
恥ずかしながら、こいつに1週間毎日iPhoneの修理をする予定を入れられました。元記事を見ると、軽いケースのようですが…。
設定次第で防げるので、Googleカレンダーを使っていいる方、必ず設定をお勧めします。
Googleカレンダーは、コンテンツマーケティングでも、社内の情報共有でも非常に使い勝手が良いです。安全に便利に使って行くことをお勧めします。
Gmailは使ってるけれど、カレンダーは使っていないという方は、是非使ってみて下さい。1つのカレンダーを複数人で共有すれば、情報共有・伝達漏れ防止・予実管理・予定リマインドなど様々に使えます。iPhoneのカレンダーにも連動できます。
こういった物を使って、忘れて良いことを増やし、頭の容量を空けると楽ですよ!
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第199回:予想外を初めからぶつけてはいけない、予想内からずらしていくことが必要
今回は、予想外という言葉に対するイメージを変えなければならない、という内容です。
予想外・予想以上、この2つは大きく違います。似ている言葉ですが大きく違います。マーケティング的にもとても大事な違いです。
では、それは何でしょうかそしてどう使って行けばよいでしょうか。
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Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
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あとがき
Googleカレンダーのネタを日刊情報配信の方で紹介しましたが、私は全部こいつに突っ込んでいて、なくなったら死にます(笑)
以前はGTDでやっていたのですが、ビジュアル的に負荷が分かりやすいのはカレンダー表示だなと。Macのカレンダーに連動させているので、どこでも分かります。家族の予定もカレンダー照会で共有してます。
ドラッグアンドドロップですぐに調整できますし、予定アラートも出ますから、ToDo系は最初はGoogleカレンダーでいいんじゃないかなと思うところです。
細かいのはChatworkのタスク管理、プロジェクトはBacklog使っていますが、ほとんどカレンダーですね。
使っていない方は、ぜひ。これ無料って本当にありがたい世界ですね。
では、またメールしますね。
中山