みなさんこんにちは、ラウンドナップWebコンサルティングの中山です。
秋を感じる日差しと空気になって参りました。世の中は台風の惨事をはじめネガティブなニュースがあふれています。
恐らく私が知らないだけで、世の中にはたくさんの良いこと悪いことが人知れず起こっているのでしょう。何が報道され、何が報道されないのか、そのフィルターを知ることができないのは歯がゆいです。
しかし、最近はTwitterなどに投稿された動画がニュースで流れることが増えました。また、TVでは流れていない情報がSNSや個人のブログなどで出され、そしてそれが一般に受容されるケースも増えてきていると感じます。
時代は「特定のチャネルを押さえればなんとかなる」時代ではなくなってきていますね。
これは、ウェブ活用を行う上でもとても大事です。
- どんなにHPをきれいに作り上げても
- どんなに素晴らしい理念やミッションを掲げても
- どんなに社内の笑顔を外に振りまいても
実態がついてこなければ、それはプラスにならないばかりかマイナスになります。
現在働いている人、過去働いていた人、お客さま、通りすがりの人、問い合わせただけの人、商売のパートナー…。
事業を行っていると、たくさんの「リアルな」接点があります。内からも外からも。
そこから、情報は、でます。
表向き取り繕っているとすぐにバレて、かさ上げしていた部分や、中身が工事中だった張りぼては、それが上げていた効果と同じかその2倍3倍になってマイナス評価として跳ね返ってきます。
今はまだ、細かい企業については話題にならないです。話題作りの中心がマスメディアや、ネットで話題になりやすい企業だけだからです。
しかしいずれ、地元の中での評判や実態が簡単に可視化される時代が来ると考えるべきです。なぜなら、大きなネタを話題にするのに飽きたら、次に人間が気にするののは身近な情報だからです。つまりはローカル情報。
すでにGoogleマップの口コミは、その他のメジャーな比較サイトとはまた別の目線で見られています。生の声に近いと。
Googleマップのレビューについては、いたずらや悪質な嫌がらせ、それを行う業者がいますので、こちらも鵜呑みにできませんので、まだまだその先があると思いますが
- ネットとリアルのギャップをゼロにする、あるいはむしろリアルを上にする
- 外と中を一致させる、働いている人、取引先に違和感を与えないようにする
こういったことを、ネットの活用を考える大前提として今のうちから「当たり前」にしていくことをお勧めします。
私は立場上「コンサルタント」として問い合わせた言おうなども致しますので、そこまでひどい対応は受けませんが、結構ありますよ、HPを見て素敵な会社だと思って、電話相談を受け付けると、もの凄く横柄で業者扱いしてきて、上から目線な会社が。
そういった方の話がどちらかというと「新規獲得」より「既存客へのアプローチ」が多いのは、きっと離反が多いからではないかなと思う所です。
大きな会社であれ小さな会社であれ、常に内からも外からも360度評価を受けているんだという意識が必要ですね。
まだ何もない、でもそうなりたい、そんな会社様からのお声がけを心よりお待ちしています。
では、続いて日刊情報配信ピックアップです。
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[1]10月の増税後、約3分の2の人がポイント還元の有無で店を選ぶように
基本キャッシュレスが好きな私ですが、この記事はキャッシュレスのポイント還元による効果を過大評価させる物で、危険ですね。
実際、影響は微々たる物でしょう。
PayPayやLINEPayなど大手がまた20%などやれば影響は見逃せませんが、最近は上限額が大したことないので、そこまで人を動かせる力は無いかと。
この記事、何が問題かというと、恣意的に一部分だけタイトルに持ってきている点です。
フラットな統計のように見えますが、そもそもの調査が「ポイント還元が予定されている10月1日以降、外食をする際に気にすること」
スタート地点で「ポイント還元に関すること」に頭の中が絞り込まれた状態で、皆さん回答しているんです。
なので、ポイント還元を気にするか気にしないかと言われれば、それはみなさん「気にする」と応えるでしょう。
むしろ、それでも「気にしない」と応える人が30%以上いることに注目すべきです。
この調査は、ポイント以外のお店を選ぶ要素、立地とか、慣れとか、並ぶかとか、そういった物と一緒に比較しないと、キャッシュレス・ポイント還元への本当の注目度や、予測されるインパクトは分かりません。
オフラインであれば、大きな買い物以外は、ポイント還元による人の動きの変化は、大したことないでしょう。
この調査内容で「10月の増税後、約3分の2の人がポイント還元の有無で店を選ぶように」というのは、非常に嫌らしいというかミスリードを誘っているのでしょう。
こういう内容には皆さん気をつけて下さいね!
[2]「歩けばコーラがもらえる」にはまって考えた、ヘルスケアとインセンティブ
行動系は結構ハマる方は多いですね。
人間「自分から起こした行動」に絡ませた活動は、長続きする傾向があります。
これは、人から押しつけられた物ではなく、自分でやり始めたもの、そして自分の体を動かして得たものについては、人間高い価値を感じるからです。
端的に言えば、同じ商品でも「頑張って得たもの」と「ただもらったもの」だと、そのものに対する価値は前者の方が高いということ。
これを意図的に作り出していき、マーケティングや販売に繋げるのがトレンドになっています。
何か自分たちでもできることはないだろうか、という観点で考えてみてはいかがでしょうか。
自分がハマっている物が他にもあれば、なぜ?と応用にめぐらすとよいのでは。
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第200回:自分たちの事業を1つ上の視点から再定義して掲げることが産み出す価値とその背景は?
今回は、5月末にセールスフォース社が銃器を扱う会社に対してサービス提供をしないことをアナウンスした件について、それは決して大企業云々に限った話ではなく、中小・小規模事業者の方々も、押さえるべきポイントがあるという内容です。
決して、政治的なものに触れろと言うことではなく、事業に対する視点の置き方の問題です。
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さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
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終わりに
なんだか前回と似たような着地点の内容になってしまいました。それくらい私としては興味関心があると言うことなのかもしれません。
毎回、頭の中を真っ白にして「今一番伝えたいこと」に集中して、OmniWriterというMacの集中専用エディタで書いています。郵送版レターもですね。
ポッドキャストもおかげさまで200回を迎えました。私の中では目指せ1000回ということで、後15〜20年くらいですかね?末永くお付き合い頂ければと思います。
では、またメールしますね。
中山