今週のトピックス
今回は「オウンドメディア」についてです。
オウンドメディア、一時期流行りましたね。有名事例が医療系や美容系だったこともあり、Welq問題と一緒にブームは去って行きました。
そういえば、その前段として、もう1つ消えたメディアありましたね…life系で…思い出せません。
先行者利益もかなり食いつぶされたことや、Googleのアップデートにより医療や美容系の情報発信がコスト高になり、しかも露出が上手く出せない、不安定という自体になったことで、今や大手は古巣以外はほとんど手をつけてない状態で、広告代理店や代理店系制作会社は、とっくに次の商材に移っています。
しかし、未だにそこの営業を続けている会社が有り、事情をよく知らない中小企業がターゲットになっているようですね。
場合によっては「集客で上手くいってない人に最適な、新しい方法」「コストパフォーマンス良く、集客もブランディングもできる」といったセールスが行われているようです。
──結論から言えば、このメルマガを読んでいるメインである中小・小規模事業者の方々にとっては、昔持ち上げられたような「自社メディア」を作る意味はほぼありません。
作る事はお金をかければできるでしょうが、投資対効果は非常に厳し可能性が高いです。
まず、仕組みとしては全く以て古くからのやり方
そもそも、オウンドメディアなんていう名前をつけられたから、新しい・格好良く聞こえますが…
これは、昔から、マーケティングに取り組んでいる企業が行っていることの、載せ替えです。
端的に言えば、「ニュースレター」と「セールス」というダイレクトマーケティングの手法と仕組みを、ウェブ上で実現する方法の1つ、それがオウンドメディア構築です。
まだ検討段階に入ったばかり、あるいは潜在的に持っているニーズを引っ張り出すために、まずは売り込みではなく、判断基準の醸成や興味を持ってもらいやすい物語をぶつけて、見込み客を育てていく。
オフラインであれば、○○通信や各種小冊子(ベネッセ系特に)などがやってきたこと、その情報の送り方が郵送やポスティングじゃなくて、ウェブに変わっただけ。そしてたどり着くための手法が、配布先リストのボリュームアップとクリーニングだったのが、SEOになっただけです。
新しい物ではないのです。全く。
そして、営業の勘がある人は、15年前くらいからずっとやっています。
私自身、そうです。
なので「新しい手法」などと営業してきたら即座に切るか、うちのサービスを利用して全部私に対応を回して下さい(笑)
顧問対応付きなので、営業かけられたときの対応代行もやっています。
では、やっても意味ないのか?
意味が無いかというと、オウンドメディアなどという大仰なものはさておき、情報を提供することはとても価値があり、やれるなら絶対にやった方がいいです。
この辺りは、繊細な話になるので、この前始めた、FAQ回答シリーズの動画の1つをぜひご覧下さい。
動画を直接見られない方は以下からどうぞ。役に立ったら評価お願いします。
https://www.youtube.com/watch?v=Qghtr5H7JYU
中小企業が本当にきちんと行うべきは、集客→見込み客育成→初回反応獲得→顧客化のステップを回すことです。
マーケティングの仕組みを作って、勝手に、求めるお客さんが来るような仕組みになるように洗練させていくことです。
案件の見込みが立ち、売上予測が立ち、営業が無理しないでも良くなれば、会社としていろいろなことに手が出せて、最初のコダックの話題にも絡みますが、多面的な視点が持てて、富士フイルムみたいなかわし方ができるでしょう。
ムリ・ムラ・ムダを無くし、意味のあることに集中する。
そんな企業になるご支援を行っております。
ご興味のある方やご質問は、中山までお願いします → https://roundup-inc.co.jp/inq/
日刊情報配信からピックアップ
LINE@で隔日配信中の日刊情報配信からのピックアップです。
[1]5Gで米中激突、クアルコムが新型スマホ向け半導体
5Gについては、凄いという印象だけが回っている印象です。ただ、まずお伝えしたいのは、これ普及して何かサービスを切り替えていくような段階はまだ先だということ。
技術として非常に期待代ですが、それが現場に降りてくるレベルのサービスになってくるには、時間がかかるでしょう。
先行してGAFA系が大きい商品を出すと思いますが、中小企業の方々はまだ頭のリソースを回さなくて良いです。
ただ、これからIoTなども含め大事なトピックスになることは確実なのでアンテナだけは立てておいて頂ければと思います。
[2]Twitter動画の強みは?
https://twitter.com/b_gone/status/1201300810820308992
Twitter投稿からどうぞ(楽ですねこの方が…)
Twitter動画投稿って便利ですよね。YouTubeの動画埋め込みとの使い分けは目的次第です。
Twitter動画はGoogleの検索結果にはあまり出ません。というかYouTubeが圧倒的すぎるのですが…(次がDailymotionとかVIMEO)
ただ、Twitter上での流通と考えると圧倒的に流れやすいです。
ただ、その後YouTubeチャネルに誘導して…と考えるならYoutTube動画の方がトータルでは良いでしょう。また、検索結果からの遷移と考えるとYouTubeです。
ファンへの情報提供なのか?新規獲得なのか?目的次第ですね。
新規獲得のために動画をTwitterに投げていたらYouTubeをお勧めしますし、SNSでの流通を第一にするならTwitterも使ってみると良いかと思います。
[3]YouTubeに、 うちのeラーニングサービスのチラ見せ動画をアップしました。
- チャンネル登録はこちら → https://www.youtube.com/user/
WebMarketingJAPAN/ - チラ見せ動画シリーズはこちら → http://bit.ly/2L22lsI
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自分で言うのもあれなのですが、十分元は取れるかと思います。
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第211回/第212回:Podcastの始め方・作り方とは?音声・動画コンテンツ作成と配信は今や想像以上に手軽
動画を直接見られない方は以下からどうぞ。
- Podcast音声版はいつも通りiTunesか、
Web配信をご利用下さい。(長いので2回に分けています) - iTunes Podcast公式:http://bit.ly/
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jp - Web配信:https://www.roundup-
consulting.jp/nakayama/ podcasts/vol211-podcast-how- to-01/(前半)
https://www.roundup-consulting.jp/nakayama/ podcasts/vol212-podcast-how- to-02/(後半)
今回は、来期のコンテンツ戦略を練っている方も多いと思いますので、今までは手の届きづらかった音声コンテンツを中心に、マルチメディア系コンテンツの敷居が下がっているという点についてお伝えできればと思います。
特にポッドキャストの始め方・作り方を多めに話しています。
もはや音声・動画コンテンツのボトルネックはハードウェアではなくソフトである人間です。
詳しくは、この動画か、iTunes/Googleの音声ポッドキャストをお聞き下さい。
Apple Podcasts
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Stitcher
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書籍は最初の一歩にお勧めです
Amazonか大手書店で販売中です。既に中古があったりと、物の循環がとても速くなった今という時代を感じます。
さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。
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- 巻頭「リセットする習慣がついてしまうと危険」
- 変化の早い時代に食らいつくためには?
- 年々Web担当者のストレスは増える
- 成果への最短コースが求められる
- インプットの負荷も加速度的に増加
- ストレスから開放されることの価値
- ストレス環境下では力を発揮できない
- オウンドメディアをやろうとするなら気をつけたいこと
- 目的を履き違えているケースが多い
- オウンドメディア作成サービスは要注意
- 確認してみてください、まずはコピペから
- 指標も成果に直結するものが提案されないとダメな兆候
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終わりに
最近面白いなと思ったTVのクイズ番組がありまして。
クイズ番組って、視聴者置いてけぼりになるか、何となくみんなで見ているけど、間違ったら恥ずかしいなですとか、いろいろな感情入り交じって、あまりエキサイトしない傾向があると思うんですね。
ただ、その番組、名前は思い出せないのですが、頭で考えたりするのではなく「いかに答えを素早くスマホで探せるか」なんですよ(笑)
これは、かなり家族でエキサイトしましたね!自分の記憶とか知識とかではないので、フラットに楽しめました。妻・自分・6歳の上の子(iPad使いこなす)でやってました。
これは企画上手く作ったなーと思います。
今は2歳の下の子もいずれ入ってくるのでしょう(今は周りが笑うと一緒に笑い、悩むと一緒に何かを悩む、だけですが…)
こういう物を作る事ができるのが、長年メディアをやってきた強み。TVはその能力を軸に立ち回るようになるのかなと感じた次第です。
では、次回もまたメールしますね。
中山