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メルカリの恐ろしさと、事業承継に対する施策の疑問点とは?

おはようございます、ラウンドナップ・コンサルティングの中山です。

遅まきながらハンドスピナーをAmazonプライムセールのついでに買いました。特にセールでは無かったのですが。シンプルなアルミの2つ羽根っていうんでしょうか。

感想としては、これは、何にも考えなくなりますね。集中すると言うよりは何も考えない時間を作るために有効ですね。

上手いことできているんですよ。まず、指先に意識が自然と集中する。これは大事です。なぜなら、指先にかかわらず人は先端に意識を向けると何も考えられなくなるからです。

試しに、足先や肘の先、そして鼻先などに集中し、先からビームが出ているような感覚をイメージして下さい。恐らく思考が止まると思います。

不眠治療の際に、色々考えてしまう方のための1つのインスタントな解決策の1つが「鼻先に意識を集中する」なんですよ。
私も、頭がまとまらないで眠れないときは、鼻先に意識を集中して全身の力を抜くと、布団でも地面でもソファーでも眠れます。

ハンドスピナーは、見た目の円運動が視覚的にも集中を呼び起こしやすい、少し聞こえるベアリングの音を聞こうとするとそれも没頭に繋がる、ということで、落ち着くためにはとてもいいのではないでしょうか。

ただ、ブレストなどにはあまり使えないのではないか、というか用途不適合ではと思うところです。

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今回のpodcast第115回から。メルカリの本当の恐ろしさについて

まずは先日出したPodcast115回の内容について。今回はメルカリです。

CMもやっていますし、フリマアプリも一般的になってきたので、ご存じない方の方が少ないかもしれませんね。

ちなみにメルカリってどういう意味なのかというと、マーケットの語源となったラテン語だそうです。

つまり市場とか商売とかそういう意味。まさにフリマですね。
口にしやすいし他にもないので上手いネーミングだなと思います。

このメルカリが10%の手数料という、なかなかの場所代にもかかわらず恐ろしくシェアを持っており、そしてフリルやラクマやオタマートなど含めると、スマートフォンユーザーの5割が使っているという現実があります。

また、利用者もそのうち6割が自分で売り買い両方している、つまり商品を止めたり放つだけではなく、回すことを行っているというプレスリリースが出ていました。MMD研究所さんのリサーチですね。

2017年フリマアプリに関する利用実態調査
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1655.html

こういうフリマアプリについては

「要は安いから売れているだけだろう、ダメージを受けるのはセカンドハンズ市場だけだろう」

と思ってしまうかもしれません。

確かに、調査結果でも、使っている理由の第一位は「安さ」です。

しかし私はそこではない、と考えています。

そして、そこから先を見ると、このまま行くと、作っている商品の絶対量は変わらずとも商品の供給量が増えるということが起き、物についての「信用創造」が加速してしまうのではないかと思っています。

今回だけでは話切れなかったので、また改めてどこかに出したいと思っています。

詳しくはPodcastでお聞き下さい。無料です。

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https://itunes.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892

数十万者の中小企業が事業承継のタイミング

2017年度の中小企業白書・小規模事業白書については、Podcastでもメルマガでも触れました。

非常に緊急性は高いのですが、すでに20年前から予見できた事態にもかかわらず、実態として何もしてこなかったという状態です。国が急いで手当てをしようとしていますが、中々難しいでしょう。これは企業側の問題です。

中小企業庁が平成29年7月7日に「事業承継5ヶ年計画」を策定して、今後5年程度を事業承継支援の集中実施期間とするなど力を入れていくというリリースを出しました。

中小企業庁:「事業承継5ヶ年計画」を策定しました
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2017/170707shoukei.htm

事業承継5ヶ年計画の概要としては

  1. 経営者の「気付き」の提供
  2. 後継者が継ぎたくなるような環境を整備
  3. 後継者マッチング支援の強化
  4. 事業からの退出や事業統合等をしやすい環境の整備
  5. 経営人材の活用

を通じて支援していくとのことです。

正直これでは、なかなか難しいかなと感じます。

なぜなら、後継者育成を失敗している、あるいは恵まれていないというよりは、 そもそも後継者育成に興味が無い、自分の生業だと思っている、あるいは、自然と何とかなると思っているようなケースが多いと実感として感じるからです。同族経営だとなおさらですね。子どもだって、あっさり継ぐ時代ではありません。

そうなるともう、とにかく承継させると言う考えは無理があると思います。

  • 存在意義がある・無いと困る事業は買収先を探す。
  • 同族経営の場合は、余所に引き渡すときに不安無く進められる部分のサポートを国が行う。
  • 継がせる気がないなら廃業やむなしと考え無理に延命させない。

そういった割り切りで新陳代謝を促すしかないのではないかと。

それで空白が産まれれば、そこに入り込む企業はあるでしょう。承継大前提なのは違和感があります。承継する気がない企業も有っていいですし、それによって産まれるものもあるはず。

変に起業を煽るよりは、森林の中で大きな木が倒れたら、日が差して新しい木が生えてくる、そんな循環を作る事が大事なのではないでしょうか。

さて、今回は以上です。またメールしますね。

追伸:私事ですが、7月12日朝に娘が産まれました。深夜1時30分に^_^; 駆けつけて間に合いましたが、病院の方々、夜中に一所懸命ありがとうございます。そして妻よありがとう。

追伸の追伸:書籍がもう少しで一通りの原稿をざっくり書き終えます。

その後は加筆修正して、編集さんと相談して、出版に向かっていきます。技術評論社さんから出ます。HPで悩んでいる方にはきっと役に立ちます。ぜひその時はお買い上げ頂ければ幸いです。

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