目次
- 今回のトピックス
・事業再構築補助金の趣旨
・コロナ下で起きている二極化
・レッドオーシャンになればなるほど増えてくる「危険な方向性のマーケティング」
・マーケティングは「お客さんを増やす」のではなく「来てほしいお客さんを増やす」ためのもの - 最新:Podcast /WEBセミナー 第277回
- あとがき
今週のトピックス
こんにちは、ラウンドナップ中山です。花粉症がひどいです。今週くらいから急に来ましたね…。今年は軽そうだったので杉茶を飲まなかったのが裏目に出たかもしれません。
さて、21日から緊急事態宣言解除です。いろいろな意見はあると思いますが、もう限界でしょう。
変異種はこれから出る分にはどんどん出るはずです。流行れば流行るほど変異しやすいわけですから…。そのたびに緊急事態宣言を出していたら持ちません。
新しく政府が今年度から「事業再構築補助金」をはじめました。
- 新分野展開
- 事業転換
- 業種、業態転換
- 事業再編
をする中小企業〜中堅企業に、大きな補助が出ます。
事業再構築補助金 (METI/経済産業省)
https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html
何度かメルマガやPodcast/Webiセミナーでも取り上げていますが、金額も大きい分、本気のコミットが必要です。数字を作ってベンダーとつながれば、通ってしまうIT導入補助金とは違います。
PDFの手引を見ると、設備投資が絡む内容が多いので暗にものづくり系を中心としたサポートであり、さらにコロナ前から行っているM&Aも含めた、今の時代に合ったリソース配分の延長でしょう。
当てはまる方はぜひ検討をおすすめします。自治体側も成功事例欲しがっているものですから。Win-Winです。
コロナ下で起きている二極化
Webマーケティングを行う際に、押さえておくべきは現状が二極化しているということです。
端的に言えば、儲かっている人は儲かっていて、そうでない人はカツカツ、それが現状です。
投資できる人は儲かってます。株高ですし投資案件もどんどん値上がりしています。そのせいで東京のマンション価格おかしくなっているようですね。
逆に、厳しい人、ほとんどの方がこちらですが、大なり小なり苦しんで、余剰消費なんてする気になれない状態が続いています。
この分断はどうなのか、それはもちろん政治マターとして大事だと思いますが、さておき商いを行う私達としてはどうすればいいか。それは端的には2種類の世界があり、なんだか金余りの世界もあるということをまず腹落ちさせることです。
日経MJの3月19日号の1面はなにか?
それは「別荘が活況」という話です。
だいたい問合せが3倍以上になっているそうです。
富裕層が軽井沢や南房総などでしょうかね、出かけられないから興味津々だそうです。今買っても落ち着いたら朽ち果てそうですが…。避難シェルターとして持つのはありかもしれません。ウォーキング・デッドの農場のように。
で、特に今苦しんでいる方は、なかなかこれをフラットに受け入れづらいですよね。自分たちが苦しんでいるのに何だと。とてもわかります。うちも楽ではないですので…。
ただ、ビジネスとしてフラットに捉えて。こういう層に買ってもらえる商品やサービスを開発できないか、と考察することは非常に有用でしょう。人は、自分の生きている世界の常識の中でどうしても閉じてしまいます。
もちろんいきなり頭の中の想像だけで富裕層マーケティングをしても、無理です。マインドがわからないと箸にも棒にもかからない可能性が高いです。経験のある会社とコラボするなどして入っていくのが良いのではないでしょうか。
レッドオーシャンになればなるほど増えてくる「危険な方向性のマーケティング」
存在する市場のほとんどが、競争状況だけ見ればレッドオーシャンなのが今の時代です。
新規軸を作ろうにも、すでにそこも相当掘り下げられていることも多く、簡単ではないですよね。
こういう厳しい状況のときには「リープ系(飛び越える)」の怪しい手法がでてきますのでご注意下さい。
#今回のPodcast/Webセミナーの中で、一つ取り上げています。
その手法は、論理的判断をパスさせることで、競争を避けて選んでもらえるようにするそうです。
判断能力を麻痺させるどころか、どういう手法かわかりませんが、パスさせるそうです。正直「できるのか…?」と思いますし、それってもはや○○では…と感じます。
品質は色々あると思いますが、このような危険なやり口は、苦しい会社が増えれば増えるほど、それを覆うように増えていきます。
商売が順風満帆な時によってくる人間には気をつけろといいますが、極めて苦しい時によってくる人間にも気をつけなくてはなりません。
マーケティングは「お客さんを増やす」のではなく「来てほしいお客さんを増やす」ためのもの
買い手に対して「考えてもらって」「納得の上で買ってもらう」というステップは踏まなければなりません。
マーケティングは「欲しい人に手を上げてもらう」という顧客選別が重要です。
そのためには、お客さんにも納得してもらった上で接触してもらわないといけませんよね。
今の時代、商品に対する要望はパーソナライズ傾向が強くなり、カテゴリも細分化されていっています。
なので「うちがお役に立てるお客さんはこういう人」を決めて、そこに対して価値提供していく姿勢が必要です。
誰でもいいから買ってくれ、では売れないのです。そういうものは安く速くの牛丼の世界ですから、それが得意な会社がやればよい。
まずは、自分たちが貢献したいお客さん像を明確にしてみて下さい。ペルソナなどを作ると細分化しすぎて混乱するので、どんな悩みを解決するのか具体的にリストアップしてみるだけでよいです。
そして、それに合わせてWebサイトのキャッチコピーからコンテンツからデザインから、販促ツールから一貫性を持って再構築していきましょう。
あぁ、あの会社は、なんとなくあの商品を扱っているんじゃなくて、これこれこういうストーリーを持っているから、こういう形で商売をして、こういう商品を扱っているんだな、というイメージを浸透させていけるかどうかは、とても重要です。
そのプロセスで気付けるいろいろなことも、あると思いますよ。
こういうことを、昔は「原点に帰る」と言ったのかもしれませんね。
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第282回:非対面対応を成功させるための「対面と非対面」の考え方の基礎
長さ:34分03秒
今回は、感染症や社会情勢、今後のビジネス展開を考えたときに確実に視野に入ってくる「非対面対応」をベースとした商品やサービス、あるいは対応体制の整備に関する話題です。
よくありがちなのが「対面と極力同じような対応を非対面で実現するにはどうしたらよいか」と、最初からバイアスのかかったスタートラインに立って考えてしまうことです。
今回は、その点についてどのように「フラットに」捉えればよいのか、そしてその上で「情報がより一層あふれる世界の中で、こういう手法を取ってはいけない」という内容を、メディアの記事を紹介してお伝えしていきます。
よろしければ続きを音声聞き流しなどで御覧ください。
配信はこちらから
YouTubeのみ動画です。バックグラウンド再生でどうぞ。
iTunes公式ディレクトリPodcast音声配信
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892
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YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=o3IR9K6Owxg
ほか「中山陽平 podcast」などで検索ください。
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さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。
フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
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終わりに
LINEMOの開通でハマりました(笑)eSIMプロファイルがうまくインストールできません。普通のSIMカードにしておけばと思うものの、うちに何故か転がっている多数のSIMカードを見ると、カードは無いほうが良い…とも思いまして。
昔やったIIJはあっさり入ったのですが。(※多数転がっているのは、なくしたと思って再発行して後で出てきたやつです…)
しかし改めて、チャットサポートがあるとありがたいなと感じます。仕事しながら横にウィンドウ開いておけばいいので…メールは返事が遅いですし電話はうまく伝えるのが難しい(IDとか)ですよね。
ただ、今回は結局電話なので、いまずっとお待ち下さい音楽をイヤホンから聞きながらメルマガを打っておりますが…。どうもeSIM再発行らしいです。
しかし驚くほど下げてきましたが、それくらい販売代理店への支払いや管理部の人件費がかかっていたのかなと思います。
あとはMVNOに対してのパケット接続料(回線使用料というか)について2月くらいに総務省が各社に説明を求めていましたが、その結果が気になるところです。先駆けてシンプル化したプランで市場を底座さえしてきた各社が正当に競争できる環境ができないと、また3社のなにやらな商売になってしまいます。
アタリマエのことが当たり前ではなくなったこの1年でした。何をしておくべきか、一日一日がとても大事で、時間が立つのが怖いと思う今日このごろです。
では、またメールしますね。
※結局1時間待って繋がりました。オペレーターさんの第一声が緊張していて、大変なのだろうなと思いました。オペレーターさんに罪はないのですが…心無いことを言う人がいるのでしょうね…。