PodcastはiTunesのPodcastディレクトリからダウンロード下さい。自動的にダウンロードされて便利です。
Podcast: Embed
Webで購読する Apple Podcasts | Spotify | Amazon Music | Android | RSS | More
今回の内容について
今回のテーマは、「情報は本来無料ではない、裏の意図を考えよう」というところです。
これはとても大事です。
WEBやITについてあまり詳しくない・何が起こっているか分からないという方、或いは、WEBやIT企業であっても、新人を教育する際には、一番最初に行っていただきたいことの一つです。
爆発的に増えたWEB上の情報量
今、WEB上には、たくさん情報があります。情報発信をする人も非常に増えています。
私が、WEBマーケティング全般の海外や国内情報を扱うブログを始めたのは、2004年から2005年くらいです。だいたい10年前くらいです。
その当時は全然そういうブログはなかったんです。海外の、例えば分かりやすいところではMozとか、SearchEngineRoundUPとか、そういう海外の情報をきちんと発信しているブログは、数えるほどしかありませんでした。
当時は、まだまだブラックハット全盛の時期。クローズドな塾での情報提供ですとか、そういったものが多かったせいもあるのですが、単純に情報がなかったんですね。
それが今や、別にうちが発信する必要もないくらい、SEOやWEBマーケティングやソーシャル、ビデオなど、たくさんのサイトがいろいろな分野の情報発信を行っています。なので、あえて私が書く必要もないのかなということで、内容も変えて、あまりみなさんが書かないところ、こぼれ落ちているところを書いたりしているんですね。
そのように、情報の量というのは非常に増えています。ある人が言っていることと別の人が言っていることが違う、なんていうことはザラです。みなさんも、こちらのページではこう書いてあるけどあちらのページではこう書いてある、みたいなことって必ず経験しているでしょう。
この中で、ある程度信頼できる情報や情報源を探して、そして自分でそれがどれくらい正しいのかを検証していける能力が必要です。
情報収集能力の向上は、後々の成長速度に影響する
WEBやITの技術、例えばプログラミングの知識や、HTMLが云々とか、ワードプレスが構築できるとか、デザインがナントカとか、そういうものというのは独立して覚えることができます。
しかし、この情報収集の能力、そして情報を処理する能力というのは、なかなか鍛えられないです。
これは、物事の全ての基本の一つになりますので、なるべく初期の段階で教育しておいたほうがいいんです。
今、いろいろな情報に振り回されると感じているのでしたら、まずは一旦情報の真偽を確かめることをやってみてください。
これから下を育てたいという場合には、いきなり技術論から入るよりも、「情報を正しく拾ってくるにはどうしたらいいか」というところのトレーニングを先に行うことをお勧めしています。もちろん即戦力になって欲しいという気持ちは分かるのですが、絶対にそのあとの成長速度に影響します。
研修などで、「この情報の真偽をきちんと調べてレポートにしてください」とか、そういうことをやることもあります。
情報提供の意図や目的を推察するところから始めよう
その情報が正しいかどうかということは、完璧に分かることってないんです。答えから出てくるものでもありません。
一つの情報があって、それに煽られているからやらなきゃ、と考えるのではなく、なぜこの情報をこの人は出してくれているんだろう、そしてアクションを起こせと言っているんだろうと考えてみてください。これが第一歩です。
必ず情報を発信する側には、それによって相手にこうなってほしい、こういうアクションを起こしてほしい、という意図があります。マーケティングに長けている人であれば、より、そうです。
また人間を動かすことを得意としている人であれば、より、そうです。つまりWEBをやっていなくても優秀な管理職の方とか、人を動かすような方というのは、そういうのがうまいんですね。
別にそれ自体が悪いことではありません。それも能力です。
ただ、情報の受け手としては、なぜ、WHYというところですね。これは押さえておかないと危険です。だって情報というものは、元々無料ではないわけです。
この続きはPodcastをお聴き下さい。