[22/11/09] コンテンツが作れない…と悩む方へのお勧めの制作の進め方

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

コンテンツを作りましょうとお話しすると、うちには出せるものがない、書ける人がいない、なかなか難しいという返事をいただくことがあります。

でも、最初から簡単に発信できる会社ばかりではありません。これまで外へ情報を出してこなかったなら、何を出せばいいか、どう形にすればいいかが分からないのは普通のことです。今回は、そこからどう進めるかという話をします。

今できないことより、これから出せるようにすることを考える

コンテンツが難しいとおっしゃるとき、少し申し訳なさそうに話される方もいます。でも、皆さんが特別におかしなスタート地点にいるわけではありません。

実は材料があっても、それが情報になると気づいていないこともあります。気づいていても、Web上にどう出せばいいかが分からない。そんな会社はたくさんあります。

うちでホームページをリニューアルして、ここを更新していきましょうと企画を立てるときにも、最初は難しそうだと感じていた方が、気がつけば自分たちでネタを取ってきて、定期的に更新するようになったケースがたくさんあります。これは、うちのやり方がすごいという話ではなく、どの企業にもそういう可能性があると、まず信じていただきたいんです。

「今は出せない」で止まらず、これから出せるようにする方法へ目を向けてください。特別な才能がある会社だけの話ではなく、やり方を一緒に考えるところから始められます。

そこで大事なのは、コンテンツの種を、毎回頑張ってひねり出さなくても済むようにすることです。お客さんが求める材料が、普段の仕事の中で集まる状態をつくっていきます。

毎回、一生懸命に何かを作り出すとなると、スキルやノウハウも必要ですし、工数もかかって負担になります。大企業のように専任の部門があったり、外注できたりすれば、そういうパワープレイでの解決もできます。ただ、それが難しいなら、普段の業務にいかに紛れ込ませるかという考え方をお勧めします。

営業日報に「お客さんに聞かれたこと」を加える

例えば、比較的取り組みやすく、お客さんの役にも立ちやすいものにFAQがあります。ホームページを見た人が感じた不安に、その場で答えが見つかることは大切です。いちいち電話やメールで聞かなければ分からない状態を減らせます。

とはいえ、どんな質問を載せればいいかで悩みますよね。そこで、これは実際にやった方法ですが、営業の日報や訪問先ごとのレポートに、お客さんから何を聞かれ、それに何と答えたかを書く欄を追加する。そして、そこを必須にするんです。

新しいネタ出しの作業を別に作るより、すでにある報告の中へ質問の記録を入れるんです。見込み客でも既存のお客さんでも、普段のやり取りの中に質問は出てきます。

毎回同じ質問でも構いません。同じことを何度も聞かれるなら、営業の説明を改善すれば、その質問が生まれなくなるのではないかと考えられます。

ホームページでも、FAQの中で特によく聞かれる質問として、上の方や目立つ位置に置いた方がよさそうだと分かります。重複は無駄ではなく、優先度を考える材料にもなるわけです。

全てをその場で完成させなくてもいい

理想を言えば、何と答えて、それでお客さんが納得してくれたかまで記録できるといいですね。ただ、それを毎回すぐ書くのが難しいなら、まず質問を集めるところからでも構いません。

営業の活動頻度に合わせて、隔週や月に一回などで集計する。その上で、これにはどう答えるのがいいかを短いミーティングで考え、会社として回答を揃えるという方法もあります。

営業だけでなく、サポート担当が受けた質問や、ホームページから入る問い合わせも記録しておきます。これを合わせると、こちらから訪ねたお客さん、すでに利用している人、自分から問い合わせてくれた人で、何が違うかも見えてきます。

どんな関係のお客さんから出た質問かを区別すると、集まった材料を使いやすくなります。ただ質問を並べるだけでなく、その背景も分かるようにしておくんですね。

電話についても、録音を残すだけより、私は手書きでメモを取る方法を勧めています。書くときに頭の中で内容がまとまるからです。

材料を取るタイミングを業務の流れに決めておく

よくある質問が出尽くしてきたら、今度はこちらから確かめることもできます。ネットでこの分野の悩みを調べ、普段の会話の中で、こういうことで困ったことはありますかと聞いてみる。

もちろん、商売の邪魔にならない会話の中でです。自分たちが受け身で集めていた質問とは別の材料が出てくるかもしれません。

お客様の声を集めたい場合も同じです。どの段階でお願いするか、どのように話し、写真を撮るかを、社内の仕事の流れに入れておきます。その都度、今度こそ集めようと頑張るのではなく、集める場面を決めておくわけです。

材料を生み出す手順が業務に入ると、コンテンツ作りの負担は変わります。毎回特別なことを考え、時間を確保しなければならないやり方より、続けやすくなると思います。

種があれば、そこからWebで見やすく整えたり、SNS向けに形を変えたりする部分は、外注の力も借りやすくなります。大変なのは、会社の中にある材料を取り出すところなんです。

コンテンツがどうしても作れないと感じている方は、業務の中に自然とコンテンツが生まれてくる仕組みを取り入れる、という考え方で進めていただくといいのではないかなと思います。

関連コンテンツ

質問を残す仕組みを作りたいのに、営業やサポートの協力が得られない場合は、コンテンツ制作で社内の協力を得るための考え方も参考にしてください。

集めた材料から何を優先して作るかは、コンテンツ作成・活用入門のテーマ選定で整理しています。

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