第255回:259名のユーザーテストでわかった検索エンジン利用者の行動パターンとは?

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 今の検索ユーザーは、多くの候補を比較するより検索語を変えながら答えを探していると分かる。
  • クリックされるかどうかは順位だけでなく、検索結果画面でどう見えるかに大きく左右されると整理できる。
  • オートコンプリートやサジェストは、ユーザーの判断基準そのものに影響していると理解できる。
  • SEOは順位争いではなく、Googleに自社情報を正しく理解してもらい、必要な人へ届ける仕事だと捉え直せる。

検索結果の中で勝負が決まる時代

検索流入が伸びない、順位の割にクリック率が低い、そこから問い合わせにつながらない。そうした悩みを考える時、まず見直したいのは細かなテクニックではなく、検索する人の動きそのものです。この回では、今のユーザーは昔のように検索結果を何ページも見比べるのではなく、今見えている画面の中で素早く判断し、違うと思ったらすぐ検索語を変える方向へ動いていると語られています。

比較よりクエリ変更

以前は、一ページ目に入れば複数社と比較され、その中で選ばれる前提が強くありました。ところが今は、少し見て違うと感じたら次のキーワードへ移る。ページの下まで行く人が少なく、オートコンプリートもかなり使われているという話からも、その傾向が見えてきます。つまり、比較の土俵に長く残れるとは限らないということです。

ファーストクリック前の吟味

印象的なのは、最初のクリックまでの時間が意外に長いという指摘です。ユーザーは何も考えず押しているのではなく、タイトル、ディスクリプション、スニペット、画像、サイトリンクのような検索結果内の情報をかなり見ています。中に入れば良さが伝わるはず、では遅く、まず検索結果画面で「ここに時間を使う価値がある」と思ってもらう必要があります。

判断基準ごとGoogleに預けている

この変化をもう一段掘ると、ユーザーは情報そのものと正面から向き合う前に、どういう切り口で探せばよいかをGoogle側に委ねている、という話につながります。ここを押さえないと、コンテンツの作り方もずれてしまうんですよね。

サジェストが選定軸になる

オートコンプリートやサジェストは、単なる便利機能ではありません。サービス名の後ろにどんな言葉が並ぶかを見て、こういう軸で比べればよいのだなと判断している人が多い。情報が多すぎて、自分で基準を一から作るより、外に判断の補助線を求める動きが強くなっているわけです。

最初に頭を書き換えようとしない

そのため、最初の接点からユーザーの考え方を変えようとするのは得策ではない、とこの回では整理されています。まずは相手の頭の中にすでにある基準、あるいはすぐインストールされる基準に沿ってコンテンツを置く。そのうえで中に入ってから理解を深めてもらう方が、選定の土俵に乗りやすくなります。

SEOを順位競争ではなく通訳と考える

ここまでの話を踏まえると、SEOの考え方・方向性も変わります。単に順位を上げる話ではなく、Googleというインターフェースに自社情報を正しく伝え、適切な相手に露出してもらう仕事だ、という捉え方です。

100を100のまま伝える

この回では、必要なものを必要な人に届けるために、自社の情報をGoogleへ正しく理解してもらうことがSEOの大枠だと語られています。100を200に見せるのではなく、100を100のまま伝える。逆に、100が50でしか伝わっていないなら大きな損失です。構造化データや記事構成、出せる情報をきちんと整える意味もそこにあります。

自然検索と広告を分けすぎない

検索結果の中で判断が進む以上、自然検索だけ、広告だけと分けて考えすぎるのも危うくなります。検索結果のどこでどう見えるか、マップやリッチな表示も含めてどう露出するかをまとめて考える必要があります。検索結果画面そのものが店頭になっている以上、入口の設計を部門で分断しない方が強い、という実際の現場感のある話です。

まとめ:検索結果面の設計を見直す

今の検索ユーザーは、候補を丁寧に比較する前に、検索結果画面の情報を見て素早く判断し、違えばすぐ検索語を変えています。だからこそ、SEOでは順位だけを追うのではなく、検索結果でどう見えるか、どんな判断基準で見られているかまで含めて考える必要があります。Googleに文句を言う前に、ユーザーの意図に沿った見せ方ができているかを見直す。その発想に切り替わると、クリック率や流入の改善の手がかりはかなり増えてきます。

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