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内容について
Web集客のパートナー選びは、事業の成長を左右する重要な決断です。しかし「ウェブコンサルタント」の実態は不透明で、誰を信じれば良いか分からないという声も聞かれます。今回は、コンサルタントのスキルセットや提案の傾向、そして長期的な成功に繋がる「卒業前提」の関係性の築き方について解説します。
ウェブコンサルタントという肩書きには明確な定義がなく、業界内でも統一されていません。する気もメリットも業界側にはないと思います。
多くの場合、元々別の事業を行っていた企業がウェブコンサルティング事業を追加したパターンで、ウェブ業界のエキスパートがウェブコンサルタントとして活動しているケースは全体の中では少数です。
そのため、ウェブコンサルタントを名乗る人の中には、自身の得意分野に偏った提案をしがちです。企業はウェブコンサルタントの専門性や経験が自社の求める物に合っているか、チェックすることをお勧めします。
ウェブコンサルタントとクライアントの相性も重要で、クライアントの経営スタイルや目標に合ったコンサルタントを選ぶことが重要。
そして大事なのは、ウェブコンサルタントに依存しない、依存させないこと。みなさまでの自立を目指し、コンサルタントに過度に依存しないことが重要だと提言されています。
TOPICS
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その肩書きには業界でも明確な定義はない
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元々別の事業を行っていた企業が
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ウェブコンサル事業を何かの意図で追加したパターンが一般的
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自身の得意分野に偏った提案をしがち
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相性も重要、人間だから
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「依存させようとするコンサルタント」は危険
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立つ鳥跡を濁さず、成功体験を奪われてはいけない
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いつかは自社で頑張るという独立心が大事
このPodcastが解決できるFAQ
- Q1: 「ウェブコンサルタント」とは、具体的に何をしてくれるのですか?
- A1: 「ウェブコンサルタント」には明確な定義や国家資格が存在しないのが現状です。そのため、サービス内容は個々のコンサルタントや会社によって大きく異なります。Webサイト制作、SEO対策、広告運用、SNS活用支援など、特定の業務に特化している場合が多いため、依頼前には必ず具体的な支援範囲を確認することが重要です。
- Q2: 信頼できるウェブコンサルタントをどうやって見分ければ良いですか?
- A2: 見分けるポイントは3つあります。1つ目は、その会社の「出自」です。元々制作会社だったのか、広告代理店だったのかを知ることで、得意領域を推測できます。2つ目は、Webだけでなくリアルなビジネスへの理解があるか。3つ目は、最終的に企業が「自走」できるよう、学びの機会を提供し、卒業を前提とした支援をしてくれるかという視点です。
- Q3: コンサルタントに業務を任せきりになり、依存してしまうのが心配です。
- A3: 優れたコンサルタントは、企業が自立することを目標に支援します。すぐに答えを渡すのではなく、企業自身が課題を発見し、解決策を考えられるように導いてくれます。契約前に「最終的には自分たちで運用できるようになりたい」という意思を伝え、そのための支援プランを提示してくれるかを確認することが、依存を防ぐ鍵となります。
- Q4: 提案された施策が、本当に自社に合っているのか判断できません。
- A4: コンサルタントや会社の得意領域に誘導された提案である可能性があります。例えば、SEO会社であればSEO中心の提案になりがちです。自社の課題を客観的に分析し、複数の選択肢(広告、SNS、コンテンツ改善など)を提示した上で、なぜその施策が最適なのかを論理的に説明してくれるコンサルタントを選ぶことが望ましいです。
- Q5: コンサルタントとの相性は、成果に関係ありますか?
- A5: 非常に重要です。経営者のビジョンや企業の文化に共感し、同じ目線で伴走してくれるかで、プロジェクトの進行や成果は大きく変わります。複数の候補者と面談し、スキルだけでなく、コミュニケーションの取りやすさや価値観が合うかどうかを慎重に見極めることを推奨します。
配信内容アップデート(2025/07/09)
配信時(2024年4月3日)からのアップデート情報です。
- Webコンサルタントの新たな役割として「AIツールをいかに業務に組み込み、成果を最大化できるか」が極めて重要になっています。
AIによる市場調査、コンテンツ生成、データ分析は当たり前になりつつあります。コンサルタントには、AIが出力した情報を鵜呑みにせず、企業の個別事情に合わせて解釈し、戦略に落とし込む能力が求められます。 - クライアント企業自身も、ある程度のAIリテラシーを持つことが重要です。「自社のAI活用レベルを上げるための支援をしてくれるか」という問いかけも有効ですね。
- リモートワークの常態化が進んでいますので、リモート環境でいかに質の高いコミュニケーションを設計し、プロジェクトを円滑に推進できるか」も重要ですね。
配信内容の詳細
目次
はじめに:「ウェブコンサルティング」とは何か
多くの経営者やWeb担当者の方が一度は疑問に思う「ウェブコンサルティングとは何か」。この問いに対する明確な答えや定義は、実は存在しません。今回は、その実態と、自社にとって最適なパートナーを見つけるための具体的な方法について解説します。
1. ウェブコンサルタントの「定義なき世界」
1-1. 名乗ったもの勝ちの業界
ウェブコンサルタントには、中小企業診断士のような国家資格は存在しません。民間資格はありますが、その質がスキルを保証するとは限らないのが実情です。そのため「ウェブコンサルタント」という肩書きは、ある意味で誰でも名乗ることができてしまいます。まずはこの前提を理解し、肩書きだけで専門家だと判断しないことが重要です。
1-2. 検索需要の変化が示すこと
かつて「ウェブコンサルティング」で検索すると、専門の会社が上位に表示されていました。しかし現在では、検索結果の多くが「ウェブコンサルタントになるには」といった、なり手向けのコンテンツで占められています。これは、この言葉が依頼者側である市場に十分に浸透しなかったことを示唆しています。依頼する側としては、何をしてくれるのか分からない、という前提で接するのが現実的です。
2. 信頼できるパートナーを見極める3つの視点
2-1. 会社の「出自」から得意領域を見抜く
多くのウェブコンサルティング会社は、もともと別の事業を専門としていました。その出自を見ることで、会社の強みや提案の傾向を把握できます。
- 広告代理店出身:広告運用に関する提案が中心になる傾向があります。
- SEO会社出身:SEO対策を軸とした戦略を重視します。
- 制作会社出身:Webサイトの構築やデザイン改善に強みを持ちます。
自社の課題に対し、特定の解決策に偏らないフラットな視点を持つ会社か、あるいは自社の課題と相手の強みが一致しているかを見極めることが大切です。ジェネラリスト的な視点を持つ担当者がいる会社は、バランスの取れた提案が期待できます。
2-2. Webとリアルの両輪を理解しているか
特に地域に根差したビジネスでは、Web施策だけで完結することは稀です。紙媒体や店舗での活動など、リアルなマーケティング活動との連携が不可欠になります。そのため、パートナー選びでは以下の点も考慮すると良いでしょう。
- Webだけでなく、ダイレクトマーケティングなどオフラインの知見があるか。
- 中小企業診断士や販売士など、経営や販売に関する資格や知識を持っているか。
ビジネス全体を俯瞰し、Webとリアルの両面から最適な提案ができるパートナーは非常に心強い存在です。
2-3. 相性とコミュニケーションの重要性
コンサルティングは、人と人との関係性の上に成り立ちます。スキルや実績はもちろん重要ですが、経営者や担当者との相性も成果を大きく左右します。
- ビジョンへの共感:自社の目指す方向性に共感し、一緒にワクワクしてくれるか。
- 歩幅の一致:着実に進みたいのか、スピード感を持って挑戦したいのか。自社のペースに寄り添ってくれるか。
複数の候補と対話し「この人となら一緒に歩んでいけそうか」という感覚を大切にすることをお勧めします。
3. 最も重要なこと:依存せず「自走」を支援してくれるか
3-1. コンサルタントの本来の役割
コンサルタントの本来の役割は、企業が自立し、自ら課題を発見・解決できるようになるまでを支援することです。いつまでも居座り続けるのは、本来の姿ではありません。「卒業」を前提に関わってくれるパートナーを選びましょう。
3-2. 「学びの機会」を奪うコンサルタントに注意
残念ながら、契約を継続させるためにクライアントを意図的に依存させようとするコンサルタントも存在します。すぐに答えを渡して満足度を上げるのではなく、企業自身に考えるプロセスを促してくれるかどうかが、良いコンサルタントを見分ける重要な指標です。
考える経験や成功体験は、会社の成長の原動力となります。その機会を奪わず、むしろ創出してくれるパートナーこそが、真の支援者と言えるでしょう。
まとめ:良いパートナーを見つけるために
「ウェブコンサルタント」という肩書きに惑わされず、相手が何をしてくれるのかを具体的に問いかけましょう。そして、会社の出自やスキルセット、相性を見極め、何よりも自社の成長と自立を支援してくれるパートナーを見つけることが、Web活用の成功に繋がります。皆さんが主役となって、遠慮なく対話し、最適なパートナーシップを築いてください。
続きはPodcastでお聞き下さい。 #Webコンサルティング #中小企業 #Web集客
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