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第532回:「Made on YouTube 2024」から読み解く、これからの動画コンテンツ集客

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内容について

YouTubeの公式イベント「Made on YouTube 2024」の内容を元に、これからのWeb戦はどうなるのかを考えます。スマートテレビでの視聴が増加し、YouTubeはホームページと同等の重要性を持つ可能性が。中小企業が今から取り組むべき動画活用の具体的なヒントをお届けします。

また、YouTubeは今回の機能追加で何をしたいのか。是非お聞き下さい。

  • 今回のテーマはYouTubeの今後の方向性と中小企業の活用方法
  • 9月18日に米国で開催された「Made on YouTube 2024」イベントの内容を紹介
  • YouTubeチャンネルはホームページの補完ではなく、独立した存在として運用する必要がある
  • スマートテレビでのYouTube視聴が増加しており、テレビでの視聴が重要
  • 中小企業はYouTubeを活用し、動画コンテンツを増やすべきか
  • YouTubeの成功事例を参考にする際は、自社の規模や予算に合ったものを選ぶ

このPodcastが解決できるFAQ

なぜ今、中小企業がYouTubeに力を入れるべきなのですか。
スマートテレビでの視聴が増加し、YouTubeがテレビ番組のような情報源になっているためです。Webサイトを訪問する前に、まずYouTubeで企業の信頼性を確認する顧客が増える可能性があり、新たな顧客接点として重要度が高まっています。
ホームページとYouTubeは、どのように使い分ければ良いですか。
YouTubeをホームページへの流入元という「従」の関係でなく、それぞれが独立した情報発信拠点と捉えることが重要です。YouTubeでは動画ならではの分かりやすさを活かしたコンテンツを、Webサイトではより詳細な情報やお問い合わせ機能を提供し、両軸で運用することをお勧めします。
動画制作の経験がなくても、YouTubeを始めることはできますか。
はい、可能です。YouTubeはAIがタイトルや構成案を提案する機能や、簡単な動画を生成する機能の強化を発表しています。これにより、動画制作の負担は軽減される傾向にあります。まずは身近なテーマから試すことが大切です。
YouTube動画は主にスマートフォンで見られているのではないですか。
スマートフォンが最多ですが、実はテレビでの視聴が急速に増えています。データによっては視聴者の2割から4割、コンテンツによっては半数以上がテレビで視聴しています。大画面での視聴を意識したコンテンツ作りも有効です。
YouTubeチャンネルから自社のWebサイトへの直接的なアクセスは期待できますか。
直接的なアクセス流入は限定的と考えるべきです。視聴者はYouTube内で情報を完結させる傾向が強いためです。そのため、チャンネル内でサービス内容や企業の魅力が伝わるようなコンテンツ構成を目指し、YouTubeを独立したメディアとして育てることが重要になります。

配信内容の詳細

はじめに:YouTubeの未来と中小企業のWeb戦略

今回は、YouTubeが開催したイベント「Made on YouTube 2024」の内容を踏まえ、今後のYouTubeの方向性と、中小企業がどのように活用すべきかについて解説します。この配信を聞くことで、自社のWeb戦略におけるYouTubeの新たな位置づけが明確になります。

YouTubeの重要性は、ホームページやSNSに並ぶ水準へ

結論から言うと、YouTubeチャンネルの重要性は今後ますます高まっていくと考えられます。それはホームページやGoogleビジネスプロフィール、X(旧Twitter)などと同等の存在感を持つ可能性があります。

従来の考え方からの転換

  • これまでの認識:YouTubeはホームページへ集客するための「流入元」の一つ。
  • これからの認識:YouTubeは、それ単体で情報収集から比較検討までを完結させる独立したプラットフォーム。

顧客が会社の名前を知った時、検索エンジンより先にYouTubeで検索する。そんな行動が当たり前になるかもしれません。そのため、Webサイトとは別に、YouTubeチャンネル上にもサービス案内などの情報を動画で揃えておく必要があります。

注目すべき変化:スマートテレビでの視聴者急増

YouTubeが特に力を入れているのが、スマートテレビ向けのUI(操作画面)改善です。これは、YouTubeをNetflixやAmazonプライムのような映像配信サービスと同じように、テレビの大画面で快適に視聴できるようにする動きです。

テレビ視聴の実態

実際に、YouTubeがテレビで見られる割合は、私たちが想像する以上に高いです。ビジネス系のノウハウのような専門的な内容でも、視聴デバイスの20%から40%がテレビというデータもあります。エンタメ系では半数以上がテレビということも珍しくありません。

視聴デバイス 視聴割合の傾向
携帯(スマートフォン) 最も多い
テレビ(コネクテッドTV) パソコンを上回り、2番目に多い
パソコン 3番目以降

この事実は、YouTubeが単なる動画投稿サイトではなく、テレビ番組の代替としての地位を確立しつつあることを示しています。この流れを捉え、自社の情報発信を見直すことが重要です。

中小企業が今から取り組むべきこと

1. 動画コンテンツ制作の体制を整える

まだ動画に取り組んでいない場合、まずは始めることが最優先です。文章では伝わりにくい内容を動画にするなど、着手しやすいところからで構いません。動画というフォーマットに慣れておくことが、将来の機会損失を防ぎます。

2. YouTube単体で完結するコンテンツを整備する

すでに動画を配信している場合は、コンテンツの網羅性を見直しましょう。「もし顧客がYouTubeだけで自社の情報を探したら、十分な情報が得られるか」という視点が大切です。これまで動画化してこなかった内容も、改めて動画にすることを検討する価値があります。

YouTubeが目指す3つの方向性

YouTubeはプラットフォームとして、今後以下の3つの強化を進めると考えられます。

  1. テレビ視聴体験の向上:テレビという巨大なメディアのシェア獲得を目指す。
  2. 新規参入の促進とリーチの最大化:より多くのクリエイターを呼び込み、ニッチな分野のコンテンツ不足を解消する。
  3. エンゲージメントの向上:視聴者の滞在時間を伸ばし、コミュニティを活性化させる。

クリエイター(発信者)支援機能の強化

新規参入を促すため、YouTubeは制作のハードルを下げる機能を拡充しています。

  • 3分ショート動画:従来の1分から3分に延長され、より多くの情報を伝えられるようになります。
  • AIによる制作支援:タイトル、構成、サムネイルの提案など、AIが動画制作をサポートします。
  • 新人支援の仕組み(Hypeなど):再生数だけでなく、視聴者の応援によって新人クリエイターが発見されやすくなる仕組みをテスト中です。

まとめ:YouTubeを独立したメディアとして育てよう

今回の内容をまとめると、中小企業はYouTubeをホームページの付属品ではなく、独立した営業拠点として捉え直す必要があります。スマートテレビでの視聴が増加している今、動画コンテンツは企業の信頼性を伝える上で非常に有効な手段です。

AIによる制作支援なども活用しながら、まずは動画コンテンツ作りに着手しましょう。そして、YouTubeチャンネル内で顧客が必要な情報にたどり着けるようなコンテンツ戦略を描いていくことが、これからのWeb集客で成果を出すための鍵となります。

続きはPodcastをご覧下さい。

【サービス】10代のYouTube Live認知率:約9割・視聴率:約3割(2024年5月13日)|レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所
https://www.moba-ken.jp/project/service/20240513.html

YouTube Unveils 9 New Features At Made On YouTube 2024
https://www.searchenginejournal.com/youtube-unveils-9-new-features-at-made-on-youtube-2024/527591/

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