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内容について
本日のポッドキャストでは、中小企業が抱える「デジタルスキル向上の課題」について取り上げます。
「セミナーや研修を受けさせても、社員のスキルが定着しない」というお悩みはありませんか。本配信では、なぜ単発の研修では効果が薄いのかを解説。さらに、コストをかけず日常業務からWebマーケティングの知見を得て、継続的にスキルアップできる具体的な方法と、その学びを定着させる仕組み作りについてお話しします。
- 既存社員のデジタルスキルを向上させるのが難しい理由とは?
- 外部セミナーが効果的でない理由とは?
- 社内研修が期待通りに機能しない理由とは?
- 日常の中で自然に学びを得る環境を作る方法とは?
- 学んだことをアウトプットすることの重要性とは?
このPodcastが解決できるFAQ
- Q1: なぜ社内研修や外部セミナーだけでは、社員のWebマーケティングスキルが向上しづらいのですか?
- A1: セミナーなどの「特別な空間」で得た学びを、日常業務で再現するのは難しいためです。また、単発の研修では内容が断片的になりがちで、実践の中で生まれる疑問を解決する機会がありません。知識を自分の中で論理立てて体系化する前に忘れてしまうケースが多く見られます。継続的なフォローアップがなければ、知識は定着しにくいのが実情です。
- Q2: コストをあまりかけずに、社員のデジタルスキルを向上させる方法はありますか?
- A2: 日常業務の中に「学びの機会」を作ることです。例えば、社員自身が何かをWebで購入・検索する際に「なぜこれを選んだか/選ばなかったか」を分析し、記録・共有する習慣をつけることをお勧めします。これはコストをかけずに、お客様の視点を実践的に学ぶことができる有効な方法です。
- Q3: 研修で学んだ内容を、社員が忘れないように定着させるにはどうすれば良いですか?
- A3: 学んだ内容を自分なりに言語化・論理化し、アウトプットする機会を設けることが重要です。例えば、自分の購買体験の分析レポートを提出してもらったり、社内で発表会を開いたりします。インプットした情報を他者に説明できるレベルまで整理することで、知識は深く定着します。
- Q4: スキルアップのために、日常で具体的に何を意識すれば良いのでしょうか?
- A4: 自分が消費者としてWebサイトを利用する際に「なぜこのサイトは分かりやすいのか」「どこに不満を感じたか」「どんな情報があれば次に進もうと思えるか」といった点を意識的に観察し、分析する習慣をつけることが有効です。特に「選ばなかった理由」は論理的であることが多く、自社サイトの改善に繋がる多くのヒントが得られます。
- Q5: 独学や社内での取り組みだけでは、方向性が正しいか不安です。外部の専門家はどのように活用すれば良いですか?
- A5: 外部の専門家を、社内の議論や施策に対する「セカンドオピニオン」を提供する存在として活用することをお勧めします。定期的なコンサルティング契約でなくとも、社内で出たアイデアや疑問を壁打ち相手としてぶつけ、客観的な視点や専門的な知見からフィードバックをもらうことで、施策の精度を高め、間違った方向へ進むリスクを減らすことができます。
#デジタルマーケティング #中小企業 #ウェブコンサルティング #スキルアップ #ビジネス戦略
配信内容の詳細
はじめに:社内のデジタル人材育成に関するお悩み
多くの中小企業が、社内でのデジタルマーケティング人材の育成に課題を抱えています。今回のテーマは「既存社員のデジタル・Webマーケティングのスキルアップが難しい」という問題です。特に、予算や機会の制約から、継続的な学びの環境を構築できずに悩んでいるケースは少なくありません。
なぜ研修やセミナーの効果は長続きしないのか
社員のスキルアップ施策として、外部セミナーへの参加や社内研修がよく行われます。しかし、こうした単発の施策で大きな変化を期待するのは難しいのが現実です。
研修効果が薄れる主な理由
- 非日常の空間効果: セミナー会場という特別な環境での高揚感は、日常業務に戻ると薄れてしまいます。
- 実践との乖離: 学んだ内容を自社でどう活かすか、具体的な第一歩が分からず行動に移せないことがあります。
- 行動の二極化: 結果として、研修主催者へ丸投げで依頼するか、レポート提出だけで終わってしまうかのどちらかになりがちです。
重要なのは、研修というシステムに過度な期待をせず、学びを継続させる仕組みを考えることです。弊社が研修を行う際は、必ず研修後のフォローアップ期間を設け、実践的な疑問に答えることで知識の定着を支援しています。
コストをかけずにスキルアップする「日常学習」のススメ
限られた予算の中で継続的な学びを実現するには、日常の中に学習機会を見出すことが極めて有効です。特別な研修ではなく、社員全員が日常的にWebマーケティングの視点を持つ習慣を育てます。
具体的な実践方法
- 自身の購買行動を分析する
普段、誰もがWebで情報収集や買い物をします。その際に、以下の点を意識的に分析します。- なぜ、その商品やサービスを選んだのか。
- なぜ、他の選択肢を選ばなかったのか。(特に重要)
- どんな情報が意思決定の決め手になったか。
- どこに不安や不満を感じたか。
- 気づきを言語化し、共有する
分析した内容をレポートにまとめたり、社内の勉強会で発表したりする場を設けます。アウトプットすることで、曖昧だった気づきが論理的な知識として体系化され、スキルとして定着します。
この取り組みはコストをかけずに実践でき、社員がお客様の視点を深く理解する訓練になります。組織全体でこの習慣が根付けば、非常に強力な競争力となるでしょう。
学びを定着させ、組織の力に変えるには
学んだ知識が「忘れられてしまう」のは、自分の中で言語化・論理化されていないまま放置されるからです。成功事例の研修を聞いただけでは、その裏にある試行錯誤や具体的なノウハウは身につきません。
知識を「使えるスキル」に変えるプロセス
- インプット: 研修や日常の分析から気づきを得る。
- 反芻(はんすう): 「自分ならどうするか」を考え、学んだ内容を自分の状況に当てはめてシミュレーションする。
- アウトプット: 考えたことを言語化し、レポートや発表で他者に伝える。
- フィードバック: 他者(社内メンバーや外部専門家)から客観的な意見をもらい、思考を深める。
このサイクルを回すことで、知識は単なる情報ではなく、実践的なスキルへと昇華します。
外部専門家の最適な活用法
社内での取り組みを進める際、客観的な視点がなければ間違った方向に進んでしまうリスクもあります。そこで、外部の専門家を「セカンドオピニオン」を得るためのパートナーとして活用することをお勧めします。
外部パートナーに期待する役割
役割 | 具体例 |
---|---|
壁打ち相手 | 社内で出たアイデアや施策について、客観的な視点からフィードバックをもらう。 |
軌道修正 | 議論が偏ったり、非現実的な方向に進んだりするのを防ぐ。 |
専門知識の補完 | 施策実行に必要な専門的な知見(例:効果測定の指標設定)を補う。 |
常に相談できる相手がいることで、チームは安心して施策を進められ、学びのサイクルが加速します。
まとめ:継続的な学びの文化を創造する
社員のデジタルスキル向上の鍵は、高額な研修ではなく「学び続ける文化」を社内に作ることです。日常の業務や個人の体験を学びの資源と捉え、それを共有し、フィードバックし合う仕組みを構築しましょう。そこに外部の客観的な視点を加えることで、中小企業は限られたリソースでも着実に成長していくことができます。
続きはPodcastをご覧下さい。
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