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内容について
セス・ゴーディン氏のブログ「Don’t Steal the Liberation」を通じて、コンサルティングの本質とそのゴールについて考えます。
企業が外部の力を借りる際、どのような視点でWebコンサルタントを選び、どのように活用すべきか?そして「いつまで使うべきなのか」それとも「ずっと付き合うべきなのか?」その選択はコンサルを伴走支援として使うのかBPOに近い存在として使うのかによって変わります。
また、結果だけを求めるのではなく、プロセスを重視する重要性についても触れます。コンサルティングを「卒業」するための考え方や、企業が自ら成長するためのヒント。ぜひ最後までお聞きください。
トピックス
- 「ピコーン」となる学びのプロセスを奪わない重要性とは?
- 「卒業」を前提としたコンサルティングの活用法とは?
- 外部パートナーとWebコンサルタントの違いとは?
- 「守破離」の考え方をコンサルティングに応用する重要性とは?
- プロセスを軽視することで失われる成長の機会とは?
このPodcastが解決できる疑問と回答
質問1:良いWebWebコンサルタントはどのように選べば良いですか。
自社の「卒業」を目標に設定し、そのプロセスを支援してくれるWebコンサルタントを選ぶことが重要です。単に答えや施策を提供するだけでなく、企業が自ら学び、試行錯誤できる環境作りを手伝ってくれるかを見極めましょう。自社の成長を共に喜んでくれるパートナーが理想的です。
質問2:Webコンサルティングを依頼する際の「ゴール」は何に設定すべきですか。
ゴールは2種類あります。1つは、特定の業務を任せる「外部パートナー」として継続的に協力してもらうこと。もう1つは、自社がノウハウを習得し「自走できるようになること」です。後者の場合、Webコンサルタントからの「卒業」が最終的なゴールとなります。自社の目的を明確にしてから依頼することが大切です。
質問3:Webコンサルタントとの契約は、いつまで続けるのが適切ですか。
自社の成長支援を目的とする場合、依頼した課題について「自分たちで考え、実行できるようになった」時が契約終了の一つの目安です。Webコンサルタント側が健全な形で「卒業」を促してくれるかどうかも、信頼性を判断するポイントになります。契約はプロジェクト単位で区切るのが健全な形と言えます。
質問4:Webコンサルタントに「答え」だけを求めるのはなぜ良くないのですか。
答えだけを与えられると、企業は自ら考えるプロセスを経験できません。それはセス・ゴーディン氏の言う「気づきを盗まれる」状態です。その結果、いつまでもWebコンサルタントに依存してしまい、組織としての成長が止まってしまうリスクがあります。プロセスこそが企業の貴重な資産となります。
質問5:中小企業がWebコンサルティングを依頼する際の注意点は何ですか。
まず、自社がWebコンサルティングに何を求めるのか(外部機能か、成長支援か)を明確にすることが重要です。特に成長支援を求める場合は、結果だけでなく、試行錯誤のプロセスを評価する文化を社内に持つことが大切です。結果至上主義に陥らず、長期的な視点でパートナーを選びましょう。
続きはPodcastをご覧下さい。
#コンサルティング #セスゴーディン #Webコンサルタント #Webマーケティング #中小企業
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Podcast書き起こし抜粋
はじめに:コンサルティングのゴール、正しく設定できていますか
WebWebコンサルタントを依頼する際、どこをゴールに設定すれば良いか悩むことはありませんか。
今回は、著名なマーケターであるセス・ゴーディン氏のブログを参考に、コンサルティングの本来の目的について考えます。
Webコンサルタントを雇うべきか、そして、どのようなパートナーを選ぶべきか。
その判断基準となる一つの考え方をお伝えします。
セス・ゴーディン氏の警鐘:「気づきを盗むな」
セス・ゴーディン氏は、著書『パーミッション・マーケティング』で知られるマーケターです。
彼は自身のブログで「Don’t Steal the Revelation(気づきを盗むな)」という記事を公開しています。
これは、Webコンサルタントがクライアントから「自ら気づく機会」を奪ってはいけない、というメッセージです。
学習の本質は「知らないことを知る旅」
ゴーディン氏によれば、学習とは「知らないことの中を歩いていく旅」です。
この旅のプロセスは、以下のステップで構成されます。
- 1. まず「自分はこれを知らない」という事実に気づく。
- 2. 「知ることで、もっとうまくやれるはずだ」と考える。
- 3. 試行錯誤を繰り返し、どうすればうまくいくかを理解する。
- 4. 最終的に、うまくやれるようになる(成功する)。
このトライアンドエラーのプロセスこそが、本質的な学習だと彼は言います。
答えを渡すだけでは「テスト」に過ぎない
一方で、Webコンサルタントなどが事前に処理した情報を与え、その通りに実行させること。
これは学習ではなく、単にうまくいくかどうかの「テスト」をさせられているだけだと指摘します。
自分自身で問題を解決して得た知識やスキルこそが、記憶に残り、真の力となるのです。
コンサルティングの本来の役割とは
この考え方を踏まえると、Webコンサルタントの仕事は答えを教えることではありません。
クライアントが自分で考え、探求できる環境を整えることが重要です。
そして、道から大きく外れそうな時に軌道修正をしたり、適切なタイミングでヒントを与えたりします。
あくまで主体はクライアント自身であるべきなのです。
あなたの目的はどちらですか。コンサルティングの2つのタイプ
コンサルティングを依頼する前に、自社の目的を明確にすることが大切です。
目的は、大きく分けて2つ考えられます。
-
外部パートナーとしての活用
社内に専門部署を置く代わりに、外部のブレインとして継続的に業務を委託する考え方です。
この場合、Webコンサルタントとは長期的なパートナーシップを築くことになります。 -
自社の成長支援としての活用
自社が特定のスキルやノウハウを習得するために、伴走支援を依頼する考え方です。
この場合の目的は、あくまで「自社でできるようになる」ことです。
目指すべきゴールは「卒業」
もし、あなたの目的が後者の「自社の成長支援」であるなら、コンサルティングのゴールは一つです。
それは、Webコンサルタントから「卒業」すること。
支援の結果、クライアントが自走できる状態になることが、Webコンサルタントの最大の価値提供と言えます。
ですから、クライアントの「卒業」をポジティブに捉え、後押ししてくれるパートナーを選びましょう。
結果至上主義の落とし穴
「プロセスより早く結果が出る方が良い」という考え方もあるかもしれません。
しかし、結果だけに注目していると、企業としての地力が育たなくなってしまいます。
誰かに答えをもらわないと動けない、という依存状態に陥る危険があります。
もちろん結果を出すことは大前提ですが、そこに至るプロセスにも価値を見出す視点が、企業の成長速度を左右します。
よくある反論
反論の要点 | 本質的な考え方 |
---|---|
緊急の課題には、直接的な答えの方が有効だ。 | その通りです。まずは応急処置が必要です。しかし、状況が落ち着いたら、自走するための体制づくりに着手すべきです。 |
専門家のベストプラクティスを参考にする方が効率的だ。 | 武道などにおける「守破離」の考え方が参考になります。まずは型(守)を学び、次にそれを自分なりに改善(破)し、やがて自分の型(離)を確立することが重要です。 |
どんな状況でも、最終的には自分たちで考え、進んでいくという姿勢が大切です。
まとめ:自社の未来のために、Webコンサルタントを正しく活用しよう
コンサルティングは、決して魔法の杖ではありません。
外部の力を借りる目的を明確にし、自社が主体となって成長していく意識を持つこと。
それが、コンサルティングの効果を最大化し、企業の持続的な発展につながります。
セス・ゴーディン氏の思想は、すぐに役立つノウハウではありませんが、ビジネスに携わる上で非常に重要な視点を与えてくれます。
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代表取締役・Webコンサルタント 中山陽平
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