- ここで1つ事例をあげたいと思います。「私の甥っ子は、星が大好きです。なので、誕生日に家庭用のホームプラネタリウムというものを贈ろうと思いました。」 「でも、このホームプラネタリウム、けっこうニッチ系の商品なのでそのへんのお店で扱ってなかったりするんですね。」 「なので、ネットでなんとかならないかなと思っていました。」天下の「価格.com」には、なぜかちゃんと「家庭用プラネタリウム」というカテゴリーがあります(ちょっとびっくり)。
▼価格.com – 家庭用プラネタリウム ¦ 製品情報、価格比較、通販 : https://kakaku.com/kaden/planetarium/
ここを見ると、2011 年11月現在大きく「セガトイズの“ホームスター”」「ナシカの“アストロシアター”」があるようです。
どう探していったか、悩んだか
さて、どっちにしようかなとスペックなどを見ますが、同じくらいの価格帯のものだとそれほど大きな差は見つからず。レビューもそれほど変わりませんでした。 実際に見られればいいのですが、そうもいかないので、今度はメーカーページを見ようと、「型番で検索」しました。 その結果がこちらです。 セガトイズはページ半ばくらいからですが、いずれも1 ページ目です。
赤い枠線で囲った部分、これが動画です。 どちらもYouTubeです。
大事なのはそこに「動画がある」ということ
順位自体は1ページ目なら大して問題ではありません。セガトイズの方はやや下の方にあり、ナシカはかなり上の方にありますが、これは単純に自社ドメインの強さやメディアが取り上げているかどうかでしょう。
私はこの検索結果ページを見て、まずは公式サイトを見ました。 そして、その後に先ほど赤線でかこった動画を見ました。 なぜ見たのでしょうか?
商品が目の前にない時にお客さんが欲しい情報は?
だって、目の前に無いわけですから、実際にどんなものか知りたいじゃないですか。 どんな動きをして、どんなサイズで、どれくらいの星が見えて…実際に店頭で見たかったものをネットでも見たいのです。
なぜなら、失敗したくないから。 プレゼントだということもありますが、そもそも買い物で失敗したいという人なんていないですよね。 通販でよくある「なんだこういうのか…イメージと違ったな」これが一番がっかりです。
結果として私はナシカを注文しました。 なぜなら、セガトイズのホームスター動画は、CM のイメージ映像が載っているだけで、実際の使用感がわかるような動画ではなかったからです。
対してナシカのアストロシアターの動画は、実際に家の中で使っている動画であって、明確に買った後のイメージが湧いたんですね。メルマガでたまに書いている「白昼夢」を見ました。 正直、ブランドで言えばセガかなと思っていたのですが、冒険するよりは安全なものを選んだんです。
だって、少なくともあの動画と同じ程度の質は保証されているわけですから…。 と、私の事例はここまでです。
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- 前のページ:第3回「動画の力は検索エンジンの中で発揮される」
- このページ:第4回:事例「家庭用プラネタリウムを買いたい人がいた時」
- 次のページ:第5回:本当はみんな見て触って確認したい。
コンテンツ一覧
- スタートアップブック:目次
- 第1回:そもそも動画マーケティングとは?
- 第2回「こんな言葉には要注意」
- 第3回「動画の力は検索エンジンの中で発揮される」
- 第4回:事例「家庭用プラネタリウムを買いたい人」
- 第5回:本当はみんな見て触って確認したい
- 第6回:効果のある動画を作る4ステップとは?
- 第8回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ2)
- 第9回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ3)
- 第10回:効果のある動画を作る4ステップ(ステップ4)
- 第11回:仮想事例1:工務店が動画を活用するには(前半)
- 第12回:仮想事例1:工務店が動画を活用するには(後半)
- 第13回:仮想事例2「WEBにあまり力を入れて来なかった場合」
- 第14回:副産物・そして全体のまとめ
- 第15回:おわりに