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『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』 をWebマーケティング的に考える

こんにちは、ラウンドナップWebコンサルティングの中山です。

子ども達が夏休みに入ったので、曜日の感覚がかなりあやふやになっております。

当番のゴミ出しが無かったら、多分曜日感覚は完全に消えるでしょう。

さて、既に読まれた方もいるかもしれませんが、最近一番考えさせられたのがこの本です。

『先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち』
https://str.toyokeizai.net/books/9784492224021/

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褒めるときは人前で、叱るときは個別で」は古い

考えながら読んでいるのでなかなか進まないのですが、どの立場の方でも何かしらの示唆を得られる書籍だと思います。お勧めです。

「ほめられたくない、目立ちたくない、埋もれていたい。」んです。

明確に若者がどれくらいまでか定義されていませんが、実感として30代もこの要素を含んでいるのでは?と感じます。

よく「褒めるときは人前で、叱るときは個別で」と言われますが、どっこい人前では褒めてもダメと。

その考え方は古い。平成に置いてこないといけないもの。

 

担当者の方が若いケースなどを想像すると、私としてはとてもうなづける内容でした。よろしければ、次の読書リストに加えてみてはいかがでしょうか。

埋もれたく内の一心で生きてきた身としては色々ショックである一方、世代でしか価値観が分かれない島国って打たれ弱いのでは、むしろグローバルはコストが大きいのか等、いろいろクルクルと感じています。

マーケティングという観点で読むと

マーケティングという観点で読むと、コンテンツとして何を出せば良いのかというヒントに。

私も職業としてはそっちですので、その観点を重視して読んでいます。

例えば、自分の業種に関して「選び方」等書いていても誰も信じない。「選ばれる理由」という切り口は響かない。

判断のボールを投げるようなやり方はダメですね。今の時代・これからの時代の意思決定プロセスをゼロベースで頭に入れる必要がありそうです。
熱く語る事は逆効果であり、派手なPRなんてマイナスでしかない。
それは一部の「そっち系」を引っ張るためには有効ですが、お客さんにもなり得る大多数に対しては、悪い印象に繋がる。

客観的なソースがいろいろなところにある状態を作る。

それを元に、温度低めの会議の中で、自然と選んでもらえるようなそんな存在になる。

あるいは、前例が多数あるようなところになる。

 

そう考えると、ランチェスター的な、特定ニッチでNo1をまず狙うやり方が効果が高いように思います。リソースの投入は地域を絞り込んでやった方が良いかもしれない(元々地域商圏の方はそのままでよい…というか有利ですね)

VisionAPIの流れも考えると、野立て看板や小さな路面店の価値は上がるのかもしれませんね。

 

まだ私も頭がぐるぐる回っている状態です。

 

何だろう?と思った方は、東洋経済のサイトの方で目次などだけでも見て頂く事をお勧め致します。

『先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち』
https://str.toyokeizai.net/books/9784492224021/

ほじくり返されるのが当たり前の時代に備える

さて、次の話題です。
具体的な内容は避けますが、いろいろと事件が多い昨今。

改めて浮き彫りになった事、それは

「ネット時代の特徴として、何かあってもなくても過去をほじくり返される」

ということ。

何か痛いところを見つけるためかもしれません、矛盾点を見つけて責めるためかもしれません、そんな攻撃的な物ではなく、純粋に好奇心や好意から検索するかもしれません。

今は「有名人」の事例が目立ちますが、表沙汰になっていないだけで多くの人が、身近な人や会社に対しても行っているのは確実でしょう。大概、会社名で検索すれば「評判」がサジェストワードに入ってきます。
なので、多分これは先手を打った方が良いですね。

2000年代前半、GMOの熊谷社長のブログなどを皮切りに社長ブログ流行りました。

そして「飲み会の写真とか、ご飯の写真ばかりアップしている社員ブログ意味ないですよ!」はよくWebサイトのダメ出し定番ネタでした。今考えれば見せ方次第のようにも思いますが、分かりやすいツッコミ所ではありましたね。

この辺、今の時代に探られてマズそうな物は、非表示にした方が良いかもしれません。

リスクの方が大きいからです。

 

歴史学的に考えれば「今の価値観で過去の事を裁いてはいけない」です。

ただ、今は流れが速すぎる。

数年前はもう違う世界。裁いて良いように感じてしまいます。

 

会社名と取締役以上の方々のお名前でエゴサーチして、リスクを消しておいた方が良いのではと思うところです。

もみ消せ!というわけではなく、誤解されそうな物は仕舞っておくという意味です。

後は、調べるのが難しいですが、例えば社名入りの社用車を使っているならGoogleマップに悪い形で映り込んでいないかなども、これはGoogleに対してのシグナルという観点で気にすべきことになるかなと思う所です。

 

このあたりはVisionAPIの回を聞いて頂けると嬉しいです。野立て看板の場所などにも関係してきます。
第333回:Googleレンズの力・VisionAPIが浸透した未来のSEOを考える – 中山陽平の中小企業むけ実践WebコンサルティングPodcast
https://roundup-inc.co.jp/nakayama/podcasts/vol333_after_visionapi/
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では今回は以上です。

今後の行動計画のご参考になれば幸いです。

分かりづらい点があればお気軽にご相談下さい。

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