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「アウトソーシング・外部パートナー頼り」と「内製化(インハウス)」どっちが良いの?

配信日:2023/03/17
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング
代表取締役 中山陽平
URL:https://roundup-inc.co.jp/

おはようございます、ラウンドナップWebコンサルティング中山です。3日に1回は洗車機に入れないと砂か花粉か分かりませんが車体にびっしりです。逃げたい、花粉から逃げたいです…。

さておき、いよいよ期末という方も多いのではないでしょうか。忙しい時期かもしれません。

とりあえず営業メールや問合せ営業がどんどん増えていつもの2ー3倍来ているような気がします。GoogleアナリティクスのCVの個別オンオフ設定を切実に望みます。

さておき、今回のメルマガのテーマは「アウトソーシング・外部パートナー頼り」と「内製化(インハウス)」どっちが良いの?という内容です。

もちろん、どちらかが良いと言うことはなくそれぞれにメリット・デメリットがあります。またゼロヒャクではなく組み合わすケースもあるでしょう。

とは言え「ケースバイケース」「人それぞれ」という言葉で済ますのはよくありません。

一般論&中山の経験論としてどうなのか?について今回は共有できればと思います。よろしければ最後までお付き合いくださいませ。

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アウトソーシングのメリット・デメリット

アウトソーシングあるいは外部パートナーに「ほぼほぼ丸投げ」のケースですね。この場合は

■メリット

  • コストが削減できる
  • 専門知識をダイレクトに手に入れられる(お金で買える)
  • 自分の仕事に集中できる

■デメリット

  • 依頼先が何をやっているのか分かりづらい、性善説
  • コミュニケーションが希薄になると、社内に残るものが少なくなりがち
  • 事業理解に限界がある

コストが削減できるというと、逆の印象を持っていた方も少なくないのかなと思います。ただ実際そうなんです。人を内部に求人採用して、運良く決まったら色々準備して、毎月給与及び社会保険などの諸処の費用を払ってとなると、1人雇うだけでも結構なお金がかかります。

ましてや、IT系人材は不足していますしそもそも中小企業は採用が難しい。悲しいかな。紹介予定派遣などで採ったら相当の金額持っていかれますよね(最初驚きました)

また、いつ急に辞めるかも分かりません。ある程度スキルがつくると大都市圏のIT企業に転職してしまう人は少なくありません。

専任で採用すると本当によくあります。教育してあげただけという形は決して少なくはありません。

外部を使う場合は月額費用以外にかかりません、消えてしまうことも基本的にはありません。社保も雇用保険も福利厚生も、経理や事務の手続きも不要。良くも悪くも経営苦しくなったとき一時的に切ろうと思えばすぐです。

例えば、兼務で月給30万円で採用して体半分がWeb担当だとします、15万円分ですね(IT系でこれで取れるかは微妙ですが)30だとしたら実質は40-45は出ているでしょう。外部パートナーで月額20万払ったら結構良い体制になります。

このコストメリットは無視できません。広告費の延長ではなく、対人件費で考えると適正予算が見えてくると思います。

そして…これに関してはメリットとは言いづらい部分もありますが「みなさんは今まで通り自分の仕事をしていれば良い」です。

ただ、デメリットももちろんあります。大きく3つです。

【1】深いコミニュケーションがなかなか難しい

やっぱり常に社内にいるのと社外が基本の人だと、五感で得られる情報の質と量が違います。これはそのまま、顧客を獲得するための見込み客育成や見込み客創出の結果に直結します。

特にこれからは、いかに現場の生々しい情報を出していけるかが勝負です。一般的な情報はAIが吐き出せるようにもなるでしょう。

Googleも「Experience(独自の体験)」が重要としています。遠くから見ていては分からない領域にしか、差別化要因を始め、勝つための材料は転がっていません。

【2】こちらから歩みよっていかないと相手が何をしているのか分からないケースが起きやすい

もちろん良い業者さんもたくさんいます。問題が無いケースもたくさんあります。歩み寄ってくれる業者さんたくさんあります。

しかし残念ながら、そうでないパターンもあります。Webは重要なチャネル、特に集客は企業の利益の源泉、経営者としてはちゃんとそこはチェックしておきたいですよね。

専門用語など分からなくてもいいんです、どれくらい利益を生んでくれるのか投資対効果はどうなのか、実際どんなことをトライアンドエラーしてくれているのか、皆さんの言葉で経営目線で聞いてもらえばいいです。ちゃんとしたところは、そのレベルで対話してくれます。逆に言えばできないところは危険…。

【3】内部に残るものがなくなりがち(経験知が得られづらい)

会社内に経験知が残らないとつらいです。一緒に改善を進める中で皆さんの中にもWebの世界が開けていかないともったいないですよね。

内製化する場合、自然と関わりあいが出来ますし何をやっているのかも分かりやすいので経験知が会社としても自然と溜まりやすいです。定期的に発表会や勉強会をするなどすれば、もっともっと良いです。

この辺りがアウトソーシング、パートナーのデメリットです。

内製化のメリットデメリット

これは、先ほどの裏返しです。

■メリット

  • コントロールしやすい
  • 柔軟性がある(外部はなかなかそうは行かない)
  • コミュニケーションが楽

■デメリット

  • コストが高くなる
  • 良い人材は高額なので、現実的には外部パートナーよりはスタート地点が後ろ(その人次第)
  • 本来業務に割く時間を削ることになる

おすすめは、餅は餅屋

で、結局やっぱり「餅は餅屋」でお互いに手を伸ばし合うのが良いです。結局そこか!と思われるかもしれませんが。社内に「ある程度」Webの会話が出来社内を動かせる人や部署があり、それを受け止めてビジネス目線の対話をしながら、外部の専門家として物事を動かす。

不得意なことをやらせるとコストがかかり品質が落ちます。外部が得意なことはまかせ、内部人材が得意なことは内部でやる。

そのやりとりを担当部署あるいは全社で共有して、自社のノウハウに変えていく。多少速度は落ちるかもしれませんが、その形がやっぱり良いなと私は肌で感じています。

少なくとも将来的には「自社完結(卒業)」あるいは「今やっているようなことは自社でやって、より高度なことを外部の会社と一緒にやりたい」と考えているなら、窓口強化は絶対に必要です。

お客さんと一緒に考えると全然違うんですよ。

改善案のPPTを元にWeb会議で、意見をぶつけ合った方が良い物は絶対にできるんです。そういう意味で私はMTGは辛いですがとてもエキサイティングで楽しいです。

みなさんがノってくると、本当に!一体感があります。

「こんなに考えたことなかったです」と言ってもらえると嬉しいですね!

みなさんの会社へのあいを感じたりもします。

なかなか考える機会って無いですから。そして、それを奪うのは良くないです。

そんな関係を築けると良いのではないでしょうか。

では、今回は以上です。

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