配信日:2012年9月18日(火)
発行数:1,920件
みなさん、おはようございます、
ラウンドナップ・コンサルティングの中山です。
さて、今回でメールマーケティングの件は終わりになる…はずです(笑)いかんせん、下書きをメールマガジン配信ツールの管理画面から行っているので、でたところ勝負な所はあります。
あまり飾るのが好きでは無いので、いつもノーカットです。
では、はじめていきますね。
HTMLメールに変えたその理由
このメールマガジンは、ずっとテキストでした。
以前からの読者の方はご存じかと思いますが、とても横幅が狭いものでした。
具体的には「全角21文字で改行」というメールマガジンでした。
なぜその様な仕様にしていたかというと、
iPhoneでGmailを見たときの一行の横幅が21文字だったからです。
PCで読んでいる方とどうバランスを取ろうかなと思ったのですが、
結局モバイルGmailに合わせました。
この時、選択肢としては3つありました。
- PCに合わせて、全角40文字程度で改行する
- モバイルに合わせる
- 改行しない(なりゆき)
この中で、3番は「ナシ」です。
なぜなら、実際に作ってみたらものすごく読みづらいんです。
ただ、これはさすがに予測していました。人間の目は横移動に弱いんです。
横書きで、1行60文字などの雑誌があったら、相当疲れるはずです。
これはDTPデザイナー時代にたくさん怒られて、経験してきました。
とすると次はPCに合わせる方向性です。
しかし、PC前提で改行すると、それをモバイルGmailで見ると、改行のせいで「すっちゃかめっちゃか」になってしまいました。
なので、消去法でモバイルに合わせることにしました。
それに「iPhoneなどのモバイルで読んでいる人が多いんじゃないか」という漠然としたイメージを持っていたこともあります。
しかし、とは言え問題がないわけではありません。
やはり1行20文字って読みづらいんです。
そこで、どうしようかなと考えていたときに、
ちょうどレスポンシブデザインが盛り上がってきたんですね。
で、「これだ!」と思いました。
レスポンシブデザインは当然HTMLですので、HTMLメールに切り替える事にしました。
HTMLメールはもはやメリットの方が遙かに大きい
過去、HTMLメールは嫌われていましたよね。なのでテキストメールがまだまだ全盛です。
しかし、HTMLメールでもいいかなと思いました。それは
- 反応計測できることで、もっと品質の高いものを読者の皆さんにお送りできること
- 必要の無い方に、過剰に送らないで良いなど、心配りができること
- スマートフォンとWEBメール。
この2つのの普及によりHTMLメールに対する拒否感はもうないのでは - 何よりレスポンシブデザインにしたい
ためです。
最初はメルアドから判別して、横幅を変えたバージョンを送ろうとも考えたのですが、GmailやYahoo!メールなどのWEBメールだと、どちらから見ているか分かりません。
それに、両方から見ている可能性もありますよね。
なので、すっぱり諦めました。
やはりスマートフォンが多かった
さて、こうしてHTMLメールに乗り換えて配信をはじめました。
今使っているのは「CampaignMonitor」という海外の配信サービスです。これは、メールクライアントの内訳もみることができます。
そのグラフがこの上のものです。
これを見ると
- iPhone(純正メールクライアント)が40%近く
- Gmail(PCかモバイルかは不明)が17%
- デスクトップ系は、10%程度
と、圧倒的にモバイルだったんです。
もちろん、これは私の読者の皆さんの特性なので一概には言えません。しかし今回に関しては読みが当たっていたのかなと、正直ほっとしました。
今までの21文字メールは、間違っていなかったのだと(^_^;
こういう結果も出ましたので、HTMLメールを継続
こういう結果も出ましたので、HTMLメールを継続することにしました。そして、当初の目的の1つであった「レスポンシブデザイン」対応のものを探しましたが…国内で見つけることができませんでした(^_^;
しかし海外に目を向けると本当にたくさんあるんです。
この当たりは、メールマーケティングにやはり一日の長があるのかなと感じました。
例えば、代表的なサービスはこちらです
サポートは英語ですし言語も英語です。また、海外の場合、使っている人数が多いのでスパムメールになってしまう可能性も高くなりますので、このあたりはご注意下さい。
そこをクリアできれば、私としてはとてもオススメです。
レスポンシブデザインによるテンプレートを使い始めたことで、かなり自由にメールマガジンを書くことができるようになりました。
画像やリンクなど色々使えますので、解除率は毎回0.1%程度(1件あるかないか)。リンクのクリック率は、記事紹介系であれば、40〜50%の人がどれか1つの記事をクリックしてくれていることになりました。送客率も上がっています。
PDCAサイクルの回し方
最後にPDCAサイクルの回し方です。
これは、とにかく「なんでメールレターを出しているかを忘れない」「ひたすらそこに向かって走る」ことが大前提だと思います。
メールレターは、マーケティングの観点から言えば
- リストを集めて、アプローチの道を作る
- 情報をご提供して、判断基準を作ってもらう
- 訪問回数×訪問の質、と同じ理屈
などさまざまな中間目的を経て、最終的には「売上げアップ」などに繋がっていくものです。
そこから逆算して
- メルマガ経由で何人をサイトに送客できたのか?
- そのアクセス者のコンバージョン率はどうなのか?本当に意味のあるアクセスなのか?
- 今まで拾えなかったアクセスを得られているのか?それともフォローアップなのか?そしてそれは予定通りなのか?
などなど、問うべき質問はたくさんあるはずですよね。
目的は「購読者数」でも「開封率アップ」でも「美しいメールレター」でも「感動する文章」でもありません。
極端な話、開封率が下がっても、狙ったお客さんがその代わりたくさん来るなら、その方がいいんです。
「目的」を忘れないこと、目的を達成することが全てです(^_^)
ここをキープすれば、後は普通に改善のサイクルを繰り返していけば良いのではないでしょうか。
終わりに
と言うわけで、3回にわたってメールマーケティングの話をさせて頂きました。
ご質問頂いていた方はいかがでしたでしょうか。
いやいやそういうことじゃなくて…こういうことも…ついでにこういうことも聞いてみたい、などありましたら、お気軽にご一報下さい。誌上コンサルなども行えればと思っています。
また、別の話題でも「こういうときはどうすれば?」といったご質問があればお寄せ下さい。Q&A形式のメールマガジンというのも面白いなと思います。
それでは、本日は以上です!
残暑厳しいですが、みなさん身体には気をつけて下さいね。
ではでは、またメールしますね(^_^
WEB戦略顧問サービス/お客さまの声
ラウンドナップ・コンサルティング、はじめるに当たって、たくさんの方の声を頂きました。有名企業の方にも声を寄せて頂き、身が引き締まる思いです。
また、今更ですが私中山について、ちょっとプライベートな部分まで恥ずかしながら書いています(あまり見ないで下さい)
みなさんと一緒に頑張れることを楽しみにしております(^_^)