配信日:2013年4月16日
みなさん、おはようございます。
WEB戦略ラウンドナップの中山です。
昨日は暑かったですね。車に乗っていたら外気温が30度を表示して、ちょっとびっくりしました。
天気予報だと東京は22度くらいが最高気温だったようですが、アスファルトの反射でしょうか、実際はもっと暑かったと思います。
おかげで、良くも悪くも日が入る私のオフィスは、冷房を入れないと頭が回りません…。
「コスト」についてどこまで考えているか
今回は、コストについて少しお伝えできたらなと思います。
戦略立案の仕事がそれなりに多いので、3月4月は今期の戦略策定とタスク割みたいないことを何件もやっていました。その中で結構「ここを気にしないとマズイな」と思うところは出てきます。
その1つが「コスト」なんですね。
コストについて、どこまで広げて考えているかで、タスクの達成率は大きく変わってきます。
どちらかと言うと今回はマネジメント向けの内容かもしれません。
「三種類のコスト」を考える
3種類のコスト、という話を時々します。
具体的になにかというと
- 金銭的コスト
- 担当者の時間換算コスト
- 担当者のモチベーションコスト
の3つです。
一番最初の金銭的コストは分かりやすいですね。
そのままです。新しいツールを導入する時に初期費用が3万円で、月額費用が1万円であれば、それがそのまま金銭的コストです。
2つ目の「担当者の時間換算コスト」これも考えているところは考えていると思います。
ちなみに、この「担当者の時間換算コスト」を考えていない方、どれくらいいらっしゃいますか?これもまた大事なことなので、改めてこちらでも書きたいと思います。ウェブ解析士の講義内容でもでて来ます。
ツールの導入の話が一番伝わりやすいかなと思います。
例えば
A:初期費用:無料 月額費用:無料
B:初期費用:1万円 月額費用:1万円
のツールがあったとします。
もし両方共最終的に言えられるアウトプットが同じだったら、どちらを選びますか?
恐らく前者だと思います。必要経費は無いに越したことはないですよね。正しいです。
ただ、このような条件が加わったらどうでしょうか?
A:初期費用:無料 月額費用:無料 担当者が遂行に必要な時間:15時間/月
B:初期費用:1万円 月額費用:1万円 担当者が遂行に必要な時間:5時間/月
もし、月22日勤務、8時間で月給35万円の人材が担当者ならば、時給は約2,000円です。
#ボーナス入れたらもっと上がるかもしれませんが、単純計算で…
そうするとコストはこのようになります。
A:初期費用:無料 月額費用:無料 担当者の時間換算コスト:3万円/月
B:初期費用:1万円 月額費用:1万円 担当者の時間換算コスト:1万円/月
こうしてみると…実はAの方がコストが安いんですよね。
担当者に頑張って素早くこなさせるからいい!という方もいるかもしれませんが、その努力をそのままツールBで活用すればもっと速くなりますし、アウトプットの質も良くなるのではないでしょうか。
こういうことを考えていこうというのが「担当者の時間換算コスト」を考えるということです。
これを計算してなかった方は、ぜひやってみて下さい。実際、トータルでのコスト削減につながるはずです。
見える化しづらいが大事な「モチベーションコスト」
そして3つ目です。これは数字にしづらいのですが大事なことです。
それは「モチベーションコスト」です。そうです、担当者のモチベーションです。
モチベーションに対してコストなんて考える必要があるの?と聞かれることがあります。
しかし「モチベーションがある状態」を無意識に前提にしていませんか。
モチベーションのあまりない、部署異動してきたばかりの人材に、新たに仕事に対しての意義などを説き、分かってもらう時を考えてみて下さい。
…相当、大変ではないでしょうか?
です、よね。
…それが、モチベーションコストです。あなたが10時間かけていて、あなたの時給が3,000円なら月間3万円です。
WEB界隈の人はもともとモチベーションがある人が多いので、おろそかにされがちですが、無闇矢鱈にタスクを押しけるだけでは、モチベーションは落ちこそすれ上がることはありません。
モチベーションが下がれば生産性は落ちますし、再度モチベーションを高く持ってもらうためにまたコストがかかるのです。そして、二度と取り戻せない「信頼」などを失う可能性もあります。
怖いですよね。
こういったコストを考えて、計画をたてるということを強くおすすめしています。
いかに個々人のモチベーションを保つか
人間
能力 × 時間 × 熱意 = 成果
なんていいますが、やる気は結果に大きく影響を与えます。
いかに個々人のモチベーションを保つか、マネジメント層の方は絶対に時間を割いて考える必要があります。
また、マネジメントされる側の方も、自分自身で自分自身のモチベーションをキープすることは、絶対にやったほうがいいです。モチベーションは自分で結構コントロールできます。
スポーツ界では「ストレス・マネジメント」なんていう言葉もあります。たしかこの名前の書籍があって、いい本だったので、よろしければご覧くださいね。
モチベーションについては、数値が出来ない部分が多いのですがきちんとそこまで考えて、年間計画をたてるのと、そうではなく立てるのでは、成果が変わってきます。
担当者にはモチベーションが有る、ということを当たり前と考えず、「あればありがたい」「キープするために労力をさくべきものである」と考えて、みてください。きっといろいろな効果が出てきますよ。
それでは本日は以上です。
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