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中小企業は「AI」の有無をしばらくは忘れて「最近の便利ツールを使っていこう」くらいが良い

配信日:2023年10月25日
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング 代表取締役 中山陽平

まずお知らせです。

ガートナー社傘下のメディア「Capterra(キャプテラ)」に今月からゲスト寄稿で参加しています。定期的に記事を出していきますので、ぜひご覧下さい

「中小企業はAI活用にいつ本腰を入れるべきか、具体的な活用方をご紹介」
https://www.capterra.jp/blog/4249/feasible-ai-applications-for-smbs

寄稿した記事の目次はこんな感じです。

  • まだまだAIは「使っているのが当たり前」ではない
  • 機能・社会的受容はまだ発展途上段階、しかし進化・変化はこの瞬間にも起こっている
  • 少なくとも管理職以上は、使って肌感覚を得なければならない
  • 中小企業がおさえるべき現状のAI共通の欠点
  • おすすめの活用例・活用シーン
  • おすすめしない活用例・活用シーン
  • まとめ

中小企業は「AI」の有無をしばらくは忘れて「最近の便利ツールを使っていこう」くらいが良い

さて、メルマガの方の今回のテーマですが、こちらもAIの話をしたいと思います。先ほどの記事の中では「どのようにAI活用の第一歩を踏み出すか」という観点で書きました。

https://www.capterra.jp/blog/4249/feasible-ai-applications-for-smbs

まずはそれが前提となります。お勧めの一手を並べておりますので。

その上で、それはそれとして、やっぱりAIは難しい、なんとなく不安と二の足を踏んでしまうケースもあると思うんですね。

では、そういう場合どうしたらいいのか?

私がお勧めするのは「AI」かどうか気にしない、「AI」を忘れるという選択肢です。

AI云々はさておき「便利なら何でも良い」と思いませんか?

理想的に言えば、AIとはなんぞや、AIを冠したさまざまなサービスや話題が尽きないのか、などのバックグラウンド情報を知っおいた方が良いのは事実です。

ただ、これからWebやデジタルのツールを活用して行こうという人にとって、それが「AI」のパワーによる物なのかどうかは、実際はどうでもいいわけです。便利なら、良い。

AIがついているかどうかで、何か特や損があるわけではないですから。

なので、「AIツール」を使おう!と意気込むのではなく「世間で色々便利だといわれているツールを、2023年もっと使って行こう!」くらいで良いんです。

AIと聞いてワクワクする人はAIを中心に情報収集やツール活用をすればいいし、AIと聞いて不安がある人は、シンプルに便利ツールを探す旅に出ればいいです。

AIをちょっとでも使っていればAIツールになる

どうしたらAIツールと名乗ってよいかの基準や制限はありません。

実際、AIと冠しているけれども、ほとんどAIを使っていないようなツール、ChatGPTのAPIをちょっと組み込んでAIを冠しているツールなんてたくさんあります。

特にテキスト生成の部分で、ChatGPTと繋ぎこんで自動生成する機能を追加しているだけで、AIツールと名乗っているような物はそこそこあります。

大きめの企業であれば、例えば販売予測や需要予測などを行う予測モデルを構築して、それによって精度の高い分析を行えるようにするような、まさにAIを活用しているケースもあると思いますし、本来AIツールってそういうレベルからのものだと定義されるべきなように思います。

ただ、AIとつけると売リ安いということも合ってか、色々着いているわけですね…

多分、売る方もちょっと辛い気持ちなのではと、私は勝手に想像しています。

と、話が少し逸れましたが、AIかどうかは深く考えず、「この辺の課題を解決できる物は無いかな、お、ツールがある,使ってみよう」でよいです。

人材が足りない今、ツールでの業務効率化は企業の強さに直結する

ここでも言及しましたが、「中小企業の人手不足、過去最悪の7割近くに“事業継続に深刻な影響”」です。

https://twitter.com/b_gone/status/1716426379259257042

人材と後継者問題は、もう10年近く白書にも書かれていたと思います。特に経営者の年齢がそろそろ厳しいのではないだろうか…M&Aの事例が今年の白書にもそこそこあった気がします。

少子化ですし、人を採るのは難しい、こないだのセミナーでも話しましたがWeb・IT業界も人は足りていません。色々な理由が(省略)ありまして。

そこで副業人材だったりリモートによって従来戦力として考えられなかった人材を使えるようになるというのは、1つの選択肢です。

ただ、並行してそもそも業務を減らせないかという観点も大事です。

そして実際、副業やリモート人材によるインパクトはある程度に止まり、不足分を補うには限界があるなと感じています。いうほど副業人材いないですよね。

なので、業務を効率化する方向性を、結構ゴリゴリ進めた方が良いと思います。会社規模によりますが、小規模企業や一人親方であれば経営者自身で進める。中小企業であれば、部長クラスなどが引っ張っていく感じですかね。

興味を持った人はどんどん取り込んでいきつつ。

ツールによる置き換え型の業務効率化は、まずは業務のプロセス分解から

ツールによる業務効率化は基本「既存業務の置き換え」になるでしょう。なので、前段階として業務の分解が必要です。

ここをやっていると、ツールが響くようになります!

逆にツールを見て響かない時は、業務の分解が足りていないからだと考えることをお勧めします。

「ここに使えそう!」が直感的に出ないと厳しいんです。

業務のプロセス分解は、ツールを使う使わないに限らず、隠れた問題やボトルネック、あるいは自社の資産を見つけるきっかけにもなるのでいいですよね。

実際にExcelでもなんでもいいんですが、図解にすると面白いです。

その上で、置き換えていきましょう。

どの辺からがいいかな?どのへんはまずいかな?というのは、最初に紹介した記事で書いているのでぜひ。

お勧めの活用例と、おすすめしない活用例を載せています。

中小企業はAI活用にいつ本腰を入れるべきか、具体的な活用方をご紹介

https://www.capterra.jp/blog/4249/feasible-ai-applications-for-smbs

それでは今回は以上です。

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