配信日:2023/12/15
発行元:ラウンドナップ・Webコンサルティング 代表取締役 中山陽平
少し間が開いてしまいましたが、今回はChatGPTによる「テキストコンテンツ作成」の話題です。コンサルの中でもChatGPTを使ってテキストコンテンツを作ることが実用的なのかどうか?という質問は必ず1度はされるように思います。
Twitterを見ていると「もうChatGPTでなんでもできるんじゃないか」と思わせるには十分な、いろいろな人の「驚き」が溢れています。
では実際の所…どうなのでしょうか?
目次
テーマ:ChatGPTによるテキストコンテンツ作成は現実的なのか?
私は実際に現場でお客様のコンテンツについて考えたり、
ChatGPTの文章は仕組み的に「毒にも薬にもならない」内容になる
例えば、1つ前の文章について、
それで出てきたのが以下の2段落です。 斜体の部分です。
「このような感想を抱く理由としては、
現在のコンテンツの品質や内容が十分に満足できるものではないか らです。 お客様のニーズや要望に合わせたコンテンツを提供するためには、 さらなる改善や発展が必要です。 具体的には、コンテンツのクオリティを向上させるために、
より深い分析や研究が必要です。 お客様の要求に応えるだけでなく、 競合他社との差別化を図るためにも、 より魅力的で独自性のあるコンテンツを作成する必要があります。 」
一見、それっぽい物がちゃんと生成されているように見えます。
ただ、読みたくなるかというとどうでしょうか。
SNSで良くある「やっぱり人間が作った物が一番!」
Googleだってガイドラインの「AIで作った物はダメ」
生成AIは「中庸的・平均的・中立的な文章が得意」
しかし、少なくとも現状では、魅力的な文章は生まれません。
改めて先ほどの生成された文章をお読み下さい。
なぜかというと「総花的」だからです。できるだけ「マッチする」
できるだけ幅広い文脈で破綻がないようになる「万能な」
別の文章で例えるなら…
これを読むと「そりゃあそうだけれど、
AIのこの傾向をうまく使ったのが「テンプレート的な使い方」
生成系AIは、その仕組み上こういう総花的方向に行きます。
生成AIの文章生成の仕組みは「
で、こういう傾向をうまく使ったのが「
「So WHAT ?(で、それで?)」と聞きたくなる内容はマーケやセールスには不向き
しかしマーケティングやセールスの側面からみるとどうでしょうか
「何か言っているようで何も言ってない」
「弊社の強みは、みんな頑張って、
ロジカルシンキングで言えば「So WHAT ?(で、それで?)」と聞きたくなる内容です。
…
これは響かないですよね。
だからといってAIに「誰にでも通じる物では無く、●●
なので「つまらない」文章になり、
そうではなく、引っかかるような内容にするには、
加筆修正の部分でどれだけ良い物に仕上げられるかが、
スキルの低いライティングサービスはAIで代替可能
これは裏を返すと、
そんなレベルのことがあるのか?と思われるかもしれませんが、
AIに出させて、
そもそも、
※特に毎月数本「メインキーワード + ●●」の記事を納品しますみたいなサービスは結構、
自分に合ったアシストのされ方を「見つけよう」
話を戻して、AIにはどう使えばいいか。
そこで大事なのは「
文章の場合大きく「A:トピックス抽出」「B:見出し・構成」「
その前提で、役割分担として例えば以下の様なタイプがあるなと
- 【Aをおまかせ】トピック出しだけしてもらって、
見出しなど構成から自分で考えたい人 - 【ABをおまかせ】見出しまで書いてもらって、
文章はない方が書きやすいタイプの人 - 【ABCをおまかせ】ざっと文章があって、
それを直していく形がやりやすいタイプの人 - 【AとCをお任せ】構成は自分でまとめたい、
だけどトピックスと素案の文章は作ってタイプの人
AIで自分の生産性を何倍にもできる可能性がある
Dだけは自分でやらないといけないですが、
自分として最も効率がよいところをおさえればよいと考えて下さい
あなた自身の効率を何倍にもできるポテンシャルを秘めているのが
画像生成だって使い所です。
ちなみに私の場合基本的には頭の中にある物をそのまま出している
…
余談ですが、実際、このような流れの影響で、
外に投げていたのを、
うちもそういうやり方を支援しています。
Web業界も仕事が減ってシュリンクしていっているなと、
ではでは今回は以上です。