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今回の内容について
今回は、Web/ITによる効果を見込む際の第一歩はどこから踏み込むのが良いか?と言う点についてです。
いきなりツールを入れれば良いのかということでは当然ありません。
まずは、その「考えるための下地作り」の為に使って下さい。下地がしっかりしていないと、土台がしっかりしていないと、その上に塗る物も建てる物もイマイチになってしまいます。
エピソード詳細
今回のテーマは、「小さな企業の Web 活用は、まず経営者の時間確保策から」です。
いくつか前の回で、中小企業白書とそれから小規模企業白書の新しいものが出ましたよというアナウンスをしました。ご覧いただけましたでしょうか?
自分たちが一体どういう環境に置かれているのかを知るために、中小企業の経営者の方、零細規模事業者、個人事業主の方にも必ず見ていただきたいです。
また、そういう方々を支援する外部の、私たちのような会社の人間にとっても、中小規模事業者が一体どういうことに苦しんでいるのか、一般的にどういう悩みがあるのかを知るために、非常に良い資料となっています。
中小企業庁のサイトで「中小企業白書」等で検索をすれば出てきます。是非ともご覧ください。
中小企業がWebやITに取り組む際の考え方
中小企業白書については「本文ではなく概要に事例が乗っています」という話も前回しました。その中で、Web やIT に取り組む際に、いったいうちはどこから手をつけていけばいいんだろう?というお悩みがよくあるんですね。
これについて、どういう考え方をしていけばいいのかを今回お伝えします。
ちゃんと効果のあるところにお金を使っていかないと費用対効果が上がりませんし、次の投資に対しての意欲がわきませんので、第一歩は、ものすごく重要です。
ひとつめの選択を間違えないようにすることが、今後、皆さんの会社が発展し続けるために非常に重要なポイントになります。
では、WebやITに取り組む際、まずどこから手をつければいいかというと、考え方としては二つあります。
一つ目は、すでにある程度仕組みになっている部分の効率をあげること。
もう一つは、経営者や上位の意思決定者の時間を空けるために使うということです。
小さい企業は、様々なことをいろんな方がやっているケースが多いです。
経営者であったとしても、営業の統括を兼ねていたり、システム系も結局自分が決めなきゃいけない。細かいところは定式化できるようなところはやってくれるけれども、なかなか他は自分でやるしかない。人を雇う余裕も、人を教育する余裕もないし難しいんだよね、というところがあります。
そういうことをしていると結局、毎日毎日ドタバタしていて1日が終わってしまって、将来に対する何かはできなかったな、ということが多いのではないでしょうか?
実際そういう方々にたくさんお会いしてきました。そこがまず、webとITを導入する価値がある部分です。
仕組み化が進んでいる部分を、ITで効率化してコスト削減
先に、一つ目としてあげた「すでに仕組み化がある程度進んでいる部分をより効率化する」という点についてお伝えします。
この事例はとても多いです。なぜかというと、仕組み化ができている部分なので、システムに乗っけるのが簡単なんですね。
一番難しいのは、会社の中はどういう風に回ってるのかよくわからなくて、お金の流れもちゃんと把握できていないし、モノの流れとか仕掛品もどうなってるのかよくわからないけれども、なんかこれをうまくIT化したい 、Webをうまく使って効率化したいというケースです。
なぜかというと、業務そのものを全部きれいに見える化していかなきゃいけないから難しいんですね。
人のカンに頼っていたり、記録が起こされないようになっていたりと、仕組みになっていないような部分もあるわけです。そのような部分をきれいにしながら進んで行かなければいけないので、時間もお金もかかります。
そういうことは、ものすごく「する価値」があります。
自分たちの足回りの機動力が上がっていけばあがっていくほど、舵取りのスピードはあがりますし、絶対的なスピードも伸びていきます。成長していくためには必要なことです。
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