今回の内容について
今回は、ウェブと活用とIT活用についてです。まだWebとITについて手をこまねいていたり、優先度を低く持っている方は危険だという内容です。
生産性と事業承継は中小企業に対して国が重要視している二大ポイントです。しかし、国が絡んでいるという事もあり、まだ大丈夫と思っている経営者の方が少なくありません。
しかし、歴史をひもとくと見えないところで死屍累々としている人や集団がいます。いわゆる「産業革命」もそうです。決して労働者と資本家の戦いとだけ捉えてはなりません。
ではその上でどう考えるべきか。
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エピソード詳細
今回のテーマは、中小企業の方や、中小企業をサポートする方が、一体どういうことを考えていかなければならないのか、生きていくためにはどういうことを考えなくてはいけないのかについて、お話します。
中小企業の二大課題は「生産性の向上」「後継者の育成」
これから日本の企業が生きていくためには、生産性の向上が非常に重要だということ、それから後継者の育成が中小企業では特に大事だということ。
その二つが、中小企業、それから経済産業省の大きな課題および施策の二大巨頭になっています。
そのために、後継者を育成するための助成金・補助金やサポート体制を充実させています。IT導入補助金を継続したというのもそういう理由です。
IT導入補助金は第2期は募集が終わりましたが第3期が残っていますね。昨年に比べて大きく拡充しています。
とはいえ、ITやWeb を活用しようと思っても、なかなかできないという中小零細企業の方が多いのが実際のところです。
そういう時、どのように考えなくてはいけないでしょうか。
「なんとなく大丈夫」「そのうちよくなるだろう」では生き残れない時代
中小企業の方々や零細企業の方々は、皆さん無意識に色々な施策をやってます。
そのなかで、時間はかかるかもしれないけれども、いつかは生産性の向上を行えるようになって、あるいは誰かが行ってくれて生きていけるんだと、なんとなく思ってしまいがちなんですね。
資金繰りや目の前の引き合いが減っていくといった危機感はあるかもしれませんが、ITやWebを使っての生産性の向上には、危機感を持っていないんじゃないません。優先度が低いんですね。
ところがそれは大きな間違いです。
何となく希望的観測を持っている方が多いんですけど、確実にここ5年ぐらいで決まってきます。
きちんとWebやITを活用して生産性向上を図っていく。すぐさま大きな成果を出さなくてもこれからこんな感じで進んで行けば、いつかはぐいっとあがっていくという、波の一つ目に乗れたという企業さん。
その一方、まったく手つかずで、なんとなくてそのまま下がってしまうだろう企業さん。
この2つに分かれてしまいます。
生き残れなかったもの、失敗したものの情報は見えにくい
皆さん、日々いろんな情報を取り入れていると思いますが、多くの場合、悪い方向へ落ちていったという話題は見えません。
ニュースサイトや新聞・ラジオ・テレビで取り入れた情報、基本的にそういうものは全部、生き残った方や頑張った方、成功した方にフォーカスが当てられます。
何故かというとそちらのほうが需要があるからです。
その上で消えていったものや負けていったものに関して、情報が流れる事はほとんどないんですね。
それはなぜかと言うと、そっちに興味がないから、あるいは見たくないからです。
わかりやすいところで言えば、スポーツ選手なども一握りの成功者の話なんですけども、その裏にいた失敗した人にはなかなかフォーカスはあたりません。
ビジネスの世界ではある程度、失敗事例の価値が認識されていますが、世間一般のニュースの中では、失敗した部分はなかなか語られません。
今は、かつての産業革命にならぶ転換期
もうひとつあげると、産業革命の話は、今の時代の生産性の部分で語られることが多いです。
皆さん、産業革命にはどういうイメージをお持ちでしょうか?
蒸気機関が発明されて動力源が…とか、労働者が…といった話があって、産業革命の話を聞いた時に、一番最初に出てくるのは、労働者と資本家の対立の話なんじゃないかなと思います。
つまりラッダイト運動とか、織物の機械化が進んでしまったがために職を失う人が増えたよ、というところではないでしょうか。
これは今の時代で言うと、 AI とかWebやメールなどITの普及によって、単純労働者とか10年後に残る仕事はなんだとか、そういう話が沢山取り上げられるのと同じです。
やっぱり対立という部分が非常に大きくフォーカスされています。
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