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内容について
Webサイトの改善を手伝ってほしいけれど、誰に頼めば良いか分からない。そんな中小企業の経営者やWeb担当者の方へ。フォーム営業の実態と、その中から信頼できる相手を見抜くポイントを解説。また、フリーランスが陥りがちな営業の間違いと、正しい信用の積み重ね方についても触れていきます。
- 営業メールの効果と問題点について
- 効果的な営業方法としてはなにがよいのだろうか
- フリーランスとしての信頼構築の重要性と、提案型営業
- 独立前の準備と、信頼を積み重ねることの重要性
- 初心者フリーランスが陥りがちな問題点と、それを避けるためには
今回のポッドキャストでは、フリーランスが営業でやってはいけないことなどについて。最初は問い合わせフォームからの営業について。多くの事業会社が受けるこの手の営業は、ほとんどの場合即削除されてしまいます。なぜなら、こうした営業は一斉送信であり、個別のニーズに応えていないからです。
このPodcastが解決できるFAQ
- Q1. 問い合わせフォームから来る営業メールは、どのように対応すればよいですか。
- A1. 具体的な提案がなく、テンプレート的だと感じるものは基本的に無視して問題ありません。多くの場合、読まれずに削除されています。内容を見て悪質だと感じた場合は、送信元をブラックリストに登録することも一つの対応策です。
- Q2. 中小企業が信頼できるWeb制作会社やフリーランスを見つけるには、どうすればよいですか。
- A2. 自社のWebサイトを事前に分析し、ビジネス視点での具体的な課題や改善案を提示してくれる相手を探すのが有効です。また、既存の取引先や知人から、実績のある人を紹介してもらうのも良い方法です。
- Q3. フォーム営業の中で、良い提案とそうでない提案を見分けるポイントは何ですか。
- A3. 自社のビジネスや顧客の視点に立っているかが重要です。例えば「スマホ表示でこの部分が崩れており、顧客は使いにくいと感じるかもしれません」のように、具体的な問題点と、それがビジネスに与える影響まで言及している提案は、検討の価値があるでしょう。
- Q4. なぜ、一斉送信するようなフォーム営業は効果がないのでしょうか。
- A4. ほとんどの担当者に読まれずに削除されるため、単純に非効率です。また、誰にでも送れる内容では自社のことを理解していないと判断されます。最初から下手に出る姿勢は対等な関係構築を難しくし、かえって悪評が残るリスクもあります。
- Q5. フリーランスが仕事を得るために、フォーム営業以外で本当にすべきことは何ですか。
- A5. 顧客候補のWebサイトを深く研究し、具体的な改善提案を準備することです。最初は利益が少なくとも、自分の実力や価値を示す機会を大切にしましょう。そうして得られた評判と信頼が、将来の安定した仕事につながっていきます。
配信内容の詳細
はじめに:問い合わせフォームからの営業、どう向き合いますか
今回は、問い合わせフォームなどから届く営業メールについてお話しします。営業を受ける事業会社の方、そして営業をかける制作者の方、双方にとって有益な視点を提供できればと思います。特に、人手不足に悩む中小企業にとって、どのような外部パートナーとなら良い関係を築けるのか、そのヒントを探ります。
なぜ、よくあるフォーム営業は効果がないのか
問い合わせフォームから一斉に送られるような営業は、ほとんど成果につながりません。その理由はいくつかあります。
読まれずに削除される現実
まず、テンプレートだと分かる営業メールは、担当者に読まれることなく即座に削除されるのが実情です。場合によっては送信元がブラックリストに登録され、今後の機会も失うことになりかねません。これは、かけた労力に見合わないだけでなく、自身の評判を損なう行為でもあります。
対等な関係を築けないアプローチの問題点
「何でもやります」という下手に出る姿勢は、一見すると謙虚に見えるかもしれません。しかし、ビジネスの交渉において、これは対等な関係の構築を妨げます。初めから力関係が偏ってしまうと、適正な単価での受注は難しくなり、厳しい条件を飲まざるを得ない状況に陥りがちです。
スキルレベルへの不信感
経験豊富な経営者や担当者から見れば、このような営業方法しか取れないということは、マーケティングのスキルレベルが高くないのでは、という印象を与えます。ポートフォリオや打ち合わせ時間の調整機能といった工夫も、根本的なアプローチが間違っていれば逆効果になることさえあります。
フリーランス・制作者が取るべき「提案型」アプローチ
では、どのようにアプローチすればよいのでしょうか。一つのヒントは「提案型」の営業です。
SEOのリンク獲得手法に学ぶ
SEOの世界には、リンク切れのページを見つけ、代替コンテンツを提案してリンクを獲得するという手法があります。これと同じように、相手のWebサイトを深く観察することから始めます。
- サイト内の誤字脱字
- スマートフォンの表示崩れ
- 放置されている情報やコンテンツ
こうした具体的な問題点を見つけ出すことが、第一歩となります。
顧客のビジネス視点での具体的な提案
見つけた問題点を、ただテクニカルに指摘するだけでは不十分です。その問題が、サイト訪問者や顧客にどのような不利益や悪い印象を与えるかを、相手の立場に立って説明することが重要です。
「このページは使いにくいため、見てほしい情報にたどり着けていない可能性があります」といったように、ビジネス上の機会損失につながっていることを伝えましょう。その上で、解決策を具体的に提案します。
まずは信頼と評判を積み重ねる
独立したばかりで実績がない時期は、目先の利益よりも信頼と評判を築くことを優先すべきです。たとえ少額の仕事でも、一つひとつ丁寧に対応し、「あの人なら信頼できる」という評価を積み重ねていくことが、将来の大きな資産になります。そのための初期投資と捉える考え方も大切です。
中小企業が信頼できるパートナーを見つけるには
逆に、営業を受ける中小企業の担当者は、どのような点に注目すればよいのでしょうか。
提案内容で見極める
テンプレート的な営業は無視し、自社のことをよく見て具体的な提案をしてくる相手に注目しましょう。自社のビジネスを理解しようと努め、課題を的確に指摘してくれる相手であれば、話を聞く価値があるかもしれません。
紹介なども活用する
Webの専門人材は不足しており、良いパートナーを見つけるのは簡単ではありません。困っていることを既存の取引先などに相談してみると、信頼できる人を紹介してもらえる可能性もあります。一つの手段として覚えておくと良いでしょう。
まとめ:健全な関係構築のために
安易な営業手法は、フリーランスにとっても発注する企業にとっても、良い結果を生みません。フリーランスは地道に価値を提供して信頼を築き、企業側はその姿勢を見極めることが大切です。このような健全な流れが業界全体に広まることが、双方にとっての利益につながると考えています。
特に、初心者を食い物にするようなビジネスも存在します。そういったものに頼らず、着実に実力と評価を積み上げていく道を選んでいただきたいと願っています。
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#Webマーケティング #デジタル人材 #中小企業
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