今までの運営の歴史を調べて先手を打つ
あなたの会社は、今までにホームページを運営していたことがあるでしょうか。
意外に、色々な人にヒアリングしていると「そういえば昔誰かが作ってたような気がするなぁ」「なんか忙しくなってやめちゃったみたいだけど」といったことが少なくありません。
今までにそのような運営実績が少しでもある場合は、何らかの有意義なデータや情報が見つかることがありますので押えておきたいですよね。
そして何より知りたいのは、一時中断・ストップしていた理由です。
例えば「内部で反発があった」「忙しくなって更新がままならなくなったので、閉鎖してしまった…」など
以前に起こったことは、今回も起こる可能性が非常に高いです。
ホームページは継続的に運用していくことが当たり前です。
ユーザは「ホームページはいつでもそこにあるもの」と思っていますので、突然無くなってしまうと、かなりのネガティブイメージを与えます。
とにかく継続することが大事です。ですので、以前に挫折する要因があったなら、それを先に把握しておき、できるだけその要素を打ち消すことができるような運用形態を考えていかないといけません。
例えば「HTMLがよく分からなくて更新がままならず、デザインも素人くさくて恥ずかしくなって、やめてしまった」なら、HTMLを知らない人でも更新できるブログ形式やCMS(Contents Management System)の導入を考えるべきでしょう。
また、「維持費ばかりかかって結局ビジネスに結びつかず、ストップを命じられた」なら、まずはランニングコストを少なくできるような形で初めることが必要でしょう。
もし先人の残した物があるのでしたら、是非それを受け継いで下さい。それが先人の方のせめてもの慰めにもなるのではと思いますので…。
また、アクセス解析を行っていたなら、見てみて下さい。アクセスが少量でもあれば、ずっとこれからの運営が楽になります。特にSEOなどで。
コンテンツナビゲーション
コンテンツ一覧・目次
- 第1章:はじめに
- 第2章:読み始める為に必要なスキル
- 第3章:解析の第一歩 – 現状把握
- 第4章:歴史を調べる – 現状把握
- 第5章:指標を確認・決定する – 現状把握
- 第6章:現状の確認 – 問題点の発見
- 第7章:アクセス解析で洗い出し – 問題点の発見
- 第8章:具体的なステップ1 – 問題点の発見
- 第9章:具体的なステップ2 – 問題点の発見
- 第10章:その後 – 問題点の発見
- 第11章:ユーザーテスト
- 第12回:改善案の発案のコツ – 改善案の発案と実行
- 第13回:気をつけたいこと – 改善案の発案と実行
- 第14回:施策の実行 – 改善案の発案と実行
- 第15回:結果はすぐには分からない – 結果の確認と次策
- 第16回:待つしか無いのか?- 結果の確認と次策
- 第17回:他の要因 – 結果の確認と次策
- 第18回:新たな施策を打つ – 結果の確認と次策
- 第19回:情報収集は欠かさずに – 結果の確認と次策
- 第20回:終わりに