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第20回:終わりに

WEB解析HTML_アイキャッチ画像以上のような流れでウェブの改善を行っていきます。

繰り返しになりますが「ウェブ解析」というものは、ただの手段であって目的ではありません。

極端な話、ものすごい直感の持ち主がいて、なんとなくで最適なウェブの改善作業を行えるならウェブ解析なんていらないのです。

しかし実際にはそんなことはないので、アクセス解析やユーザテスト、あるいは今回紹介しなかったマウストラッキングやヒートマップなどを使ってホームページの改善を行っていく事になります。

また、もう一つ忘れてはならないのが「ウェブ解析」という名前で呼ばれていますが、ウェブ担当者が行うべきは「解析に基づく改善案の提案と、その実施、効果測定」だということです。

その意味で「ウェブ解析」という言葉は、ホームページ担当者の仕事の一部分しか捉えていない言葉です。

ホームページは、顧客や見込み客と企業を繋ぐチャンネルのうちの一つです。

打ち出の小槌でも魔法の杖でもありません。通常の営業活動と同様に、アクセス者を見込み客にし、最終的には顧客化していくというステップは変わりません。

そういう意味で、ホームページを取り仕切る人は、WEBというものの知識と、通常のリアルでのマーケティングやセールスの両方を知っているべきです。

また、実際その二つのとりまとめを行い、時には片方の意見をもう片方に翻訳して伝えるという翻訳者の役目であり、時には両者を動かしてシナジー効果を作り出すコーディネータにもならなくてはいけません。

大変です。ですが、やりがいのある仕事なのではないかと思います。

とは言え大変なのもどうかと思うので、このガイドブックが何かの役に立てれば幸いです。

それでは、最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

皆様のご商売の役に立つことを心より願っております。

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