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第6章:現状の確認 – 問題点の発見

現在の状況を確認する

WEB解析HTML_アイキャッチ画像ウェブ解析の基本はホームページです。ですので、まずは現状のホームページの状況を確認します。すでに運用実績がある場合はまずそれを見ます。

アクセス解析を見て、大ざっぱにアクセス者の動きを見ます。指標も見ます。

先ほど立てた目標に対して、現状のサイトがどのくらい上手くいっているかを見てみましょう。まだ良く分からない部分があるかと思いますので、分かる範囲でとりあえず数字を見て考えてみるくらいの気持ちから初めて見て下さい。

※新規でこれからサイトを作ろうという場合は、その指標が上がるように考えながらまず作り、その結果を見て、というステップが先に来ますが、今回はそこは省略します。いずれ、新規サイト立ち上げ編で書いていこうと思います。

ウェブ解析を新しく始めようとしている会社なら、放置されているはずなので、指標は恐らくかなり悪いはずです。

そこで、それをどう改善するか?を考えなくてはいけません。

改善したい部分をドリルダウンする(掘り下げる)

改善したい指標を決めたらその指標について、もっと掘り下げます。具体的にはステップ分けするのが最も簡単です。

例えば「フォーム経由問い合わせの数」を上昇させることを第一の目的にした場合、まずはフォームから問合せを至るまでのアクセス者の動きを分割します。

お客さんの動きを想像して下さい。例えばこんな流れです。

  1. パソコンの前に座る(携帯を出してネットに接続する)
  2. 検索エンジンで特定のキーワードで検索する
  3. たくさん出たサイトの中で、いくつかめぼしい物をクリックしていく。
  4. その中で御社のホームページもクリックされて、閲覧される
  5. 閲覧し、他のサイトと比較されながら検討する
  6. 結論としてあなたのサイトが良いと思う
  7. 問い合わせフォームを探す
  8. 問い合わせフォームを見つける
  9. 問い合わせフォームを見て、フォームに入力する
  10. 送信ボタンを押す

「問合せフォーム」から問合せるまでに、ユーザはこんなにたくさんのフローを通過してたどり着いているんですね。

ステップ数ですがひとまず10にしました。ただ、この数字は成行きです。増やせれば増やせるほどいいですね。

それだけ狙っているお客さんの行動を想像できていると言うことだからです。

全然浮かばない!という場合は、ウェブ解析をする以前の問題ですので既存顧客を観察するなり、誰かにインタビューをするなりでイメージを持ちましょう。

そして、話は戻りますが一般的にはこのステップを踏んでいくにつれ、どんどん脱落する人が出てきます。

例えば、

  • あなたのサイトが検索結果に出てこなかった(0の段階で脱落)
  • 他のサイトと比較されて落とされてしまう(4の段階で脱落)
  • 問い合わせフォームを見つけることができなかった(6の段階で脱落)
  • 送信ボタンと間違えてリセットボタンを押してしまい、面倒くさくなってやめてしまった(10の段階で脱落)

などが考えられます。

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