夏期休業期間のお知らせ:2025年8月4日(月)〜8日(金)は終日休業とさせて頂きます。何とぞよろしくお願い申し上げます。
Webを武器にしたい中小企業の方の外部の専門家!戦略立案・行動計画、HP制作・コンテンツ・SEO・広告・オフライン施策やシステム選定などワンストップ丸ごとサポート

第536回:Webの最新情報収集術…How(手法)の前に考えるべきWhy(なぜ)とWhat(何を)

このサイトで聞く

内容について

「AIの活用は?」「新しいマーケティング手法は?」といったプレッシャーに悩むWeb担当者の方へ。この配信では、情報過多の時代における賢い情報収集術をお伝えします。闇雲に最新情報を追うのではなく、顧客の変化を捉え、自社に合った施策を見極める思考法とは。

外部からのプレッシャーや内部での問題意識をどう捉え、どのように行動に移すべきか。経営者やマーケティング担当者の皆様にとって、非常に有益な内容となっていますので、ぜひ最後までお聞きください。

  • 最新トレンドやウェブツールに追いつけない悩みとは?
  • 上司からの最新トレンド導入のプレッシャーとは?
  • 自分たちで情報収集する際の課題とは?
  • AI以外の新しいツールは実はそれほど進化してない?
  • 目の前のお客さんの行動を観察する重要性とは?
  • 外部専門家との連携のメリットとは?

このPodcastが解決できるFAQ

Q1: Webの最新トレンドやツールについていけません。どうすれば良いですか?
A1: 無理に全ての情報を追う必要はありません。特にツールや手法(How)よりも、顧客の行動やニーズの変化といった本質的なトレンド(Why/What)を捉えることが重要です。ツールはあくまで手段と考えましょう。
Q2: 新しいマーケティング手法を導入しないと、時代遅れになってしまいますか?
A2: 必ずしもそうではありません。大切なのは、流行に飛びつくことではなく、自社のお客様にとって本当に価値があるかを見極めることです。まずは目の前のお客様に集中し、その方々の課題解決につながるかを基準に判断することをお勧めします。
Q3: 上司から最新のWeb施策について聞かれたとき、どう答えれば良いですか?
A3: 「なぜそれをやるのか(やらないのか)」という理由を、顧客視点で説明することが大切です。「現在のお客様の動向を見る限り、今は既存の施策に注力する方が効果的です」のように、データや観察に基づいた判断軸を示すと良いでしょう。
Q4: Webマーケティングの情報収集は、具体的に何をすれば良いですか?
A4: ネット上の情報だけに頼らず、最も質の高い情報源である「目の前のお客様」に注目しましょう。お客様との対話や観察、あるいは同業者との情報交換から得られる一次情報が、何よりの道しるべになります。
Q5: AIツールはたくさんありますが、何から始めれば良いですか?
A5: まずは業務効率化に役立つ生成AIから試すのがお勧めです。具体的には、ChatGPT、Claude、Geminiといった代表的な対話型AIです。文章作成やアイデア出しなど、日々の業務にすぐに活用できます。

配信内容の詳細

Web担当者の共通の悩み:「最新情報についていけない」

多くのWeb担当者の方が「最新のトレンドやツールをキャッチアップできない」という悩みを抱えています。昔から同じやり方を続けていて、新しい施策をなかなか試せずにいる、というご相談は少なくありません。

この悩みには、大きく分けて2つの発生パターンがあると考えています。

  • 周り(上司など)から新しい施策について言われるケース
  • 自分たち自身で「このままではいけない」と感じているケース

どちらのケースも根底にある課題は共通していますが、考え方を少し分けることで、より効果的に対処できます。

なぜ最新情報を追うことにプレッシャーを感じるのか

ケース1:上司や経営層からの指摘

月次の報告会などで、経営層から「最近話題の〇〇は、なぜやらないのか」と聞かれることがあります。現場としては「分かっていないくせに」と感じるかもしれませんが、これは仕方のないことです。

経営者は会社の将来を案じ、常に利益を最大化する方法を探しています。その立場からすれば、新しい情報について聞くのは自然なことです。ここで重要なのは、担当者が自信を持って「なぜやらないのか」を説明できることです。

ケース2:自分自身で感じる問題意識

ご自身で情報収集する中で「新しい手法を試せていない」と焦りを感じるケースです。目の前の業務に追われ、新しい一歩を踏み出せない状況は、多くの担当者が経験することでしょう。

これら2つのケースの根本には、「新しいことをやれていない」という気持ちが共通して存在します。

結論:無理に「新しい手法」を追う必要はない

Web業界に20年以上いる専門家として感じるのは、近年、画期的な新手法やツールはあまり出てきていないということです。10年ほど前は次々と新しいやり方が登場しましたが、今はある程度出尽くした感があります。

AI関連の話題は活発ですが、それ以外の分野、例えばSEOやWeb解析ツールで革新的なものが現れたわけではありません。

  • ツールの性能はデータに依存しますが、個人情報保護の流れでデータ取得は年々難しくなっています。
  • 魔法のようなツールは存在せず、むしろそれをどう活かすかという「運用スキル」がより重要になっています。

「新しい〇〇マーケティング」といった言葉も、多くは特定企業のPR戦略の一環です。流行りの言葉に、その都度飛びつく必要はありません。

注目すべきは「顧客行動の変化」というトレンド

情報収集において大切なのは、手法(How)ではなく、その背景にある顧客の変化(Why/What)を捉えることです。サイモン・シネックのゴールデンサークル理論で考えると分かりやすいでしょう。

項目 内容 担当者がやるべきこと
Why なぜ変化が起きているのか 顧客を深く理解する
What それに対し何をすべきか
How 具体的にどう実現するか 専門家との協業も検討

ツールや手法といった「How」の部分は、後から考えれば良いのです。まずは「Why」と「What」に集中することが、成果への近道です。

では、具体的にどう情報収集すれば良いのか

ネット上の情報は玉石混交であり、必ずしも自社に当てはまるとは限りません。万人に通用するノウハウは、もはや存在しないと考えましょう。

本当に質の高い情報を得るための方法

  1. 目の前のお客様を観察し、直接話を聞く
    お客様が何に困り、何を重視しているのか。一番の情報源は顧客自身です。
  2. 信頼できる同業者と情報交換を行う
    同じ業界の仲間と情報交換をすることで、有益な気づきを得られます。
  3. 顧客接点を持つ他部署と連携する
    カスタマーサポートや営業など、直接お客様と触れる部署との連携は不可欠です。

デジタルな時代だからこそ、アナログな情報収集が質の高いインプットにつながります。

外部パートナーとの上手な付き合い方

顧客理解(Why/What)が明確になれば、それをどう実現するか(How)という段階に進みます。この部分は、外部の専門家に相談するのが効率的です。

目的がはっきりしていれば、パートナーは的確な提案がしやすくなり、結果的にコストや時間を削減できます。主役はあくまで自社です。外部に振り回されないためにも、まずは顧客理解という軸をしっかり持ちましょう。

【補足】AIツールとの向き合い方

AIに関しては、例外的に進化が速いため、積極的に試してみる価値があります。特にChatGPTやClaude、Geminiといった生成AIは、業務効率化に直結します。

SNS上の情報は過剰な表現も多いですが、まずは自分で使ってみて、その可能性を体感することをお勧めします。

続きはPodcastをご覧下さい。

#ウェブ活用 #経営者向け #最新トレンド #Webマーケティング #情報収集

配信スタンド

■Podcast /Webinar への質問は

こちらのフォームへどうぞ。
https://forms.gle/Lvy4nVauyJ2SRhJM7

運営・進行

株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)

代表取締役・コンサルタント 中山陽平

Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/

[無料週間メルマガ] Webコンサル通信 - 中小企業に活用に役立つヒント・トピックスをお届け
このホームページをフォローする
【中小企業 小規模事業専門】ラウンドナップWebコンサルティング(Web戦略・伴走支援・Web制作)