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第542回: Google Gemini 2.0登場。中小企業のWebマーケティングはどう変わるか(2024年12月時点)

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内容について

Googleの最新AI「Gemini2.0」がWebマーケティングの未来をどう変えるのか?本エピソードでは、Gemini 2.0の技術的進化やその影響を扱います。特に、検索結果の変化や対話型検索の導入が、企業のSEO戦略や顧客対応にどのような課題をもたらすのか。
さらに、AI時代におけるコンテンツ制作の新しい方向性や、顧客理解を深める事がなぜ改めて重要なのかなど…AIの進化に備えたい方は是非お聞き下さい。

Google GEMINI → https://gemini.google.com/app?hl=ja

このPodcastが解決できるFAQ

Googleの新AI「Gemini 2.0」で、Webマーケティングは何が変わるのですか?
ユーザーが検索エンジン内で対話しながら情報を得るため、サイト訪問前に意思決定が進むようになります。そのため、Webサイトは情報収集の場から、最終確認や問い合わせなど目的が明確なユーザーを迎える場へと役割が変わっていく可能性があります。
AI検索が主流になると、自社のWebサイトへのアクセスは減ってしまうのでしょうか?
情報収集段階のアクセスは減少する可能性があります。しかし、複数のサービスを比較検討し、目的を固めた質の高いユーザーが訪れる機会は残ると考えられます。量が減り、質が高まるという変化が予測されます。
AI時代に成果を出すために、Webサイトのコンテンツはどうすれば良いですか?
単なる情報提供で終わるコンテンツの価値は低下します。ユーザーの疑問や課題に対し、自社のサービスや商品がどう解決策(アンサー)となるかを明確に提示することが、これまで以上に重要になります。
これまで続けてきたオウンドメディア(企業ブログ)は、もう意味がなくなりますか?
従来のような、幅広い情報収集層に向けたナーチャリング(見込み客育成)モデルは機能しづらくなる可能性があります。専門性や信頼性(E-E-A-T)をGoogleに伝え、自社の価値を明確に示すための手段として、役割を再定義する必要があるでしょう。
AI時代に向けて、Web担当者は今から何を準備すれば良いですか?
テクニカルなSEO対策以上に、自社のお客様を深く理解することが重要です。お客様の生の声や実際の行動データを元に、コンテンツやサイト設計を見直しましょう。また、AIツールに触れて苦手意識をなくしておくことも有効な準備です。

配信内容の詳細

はじめに:Googleの新AI「Gemini 2.0」がWebマーケティングに与える影響

先日、GoogleからAIモデル「Gemini 2.0」が発表されました。これは単なる技術ニュースではなく、今後のWebマーケティングやSEOのあり方を大きく変える可能性を秘めています。今回は、このGemini 2.0が私たちのビジネスにどう関わってくるのか、現段階で予測できることと、今から備えておくべきことについてお話しします。

本記事の内容は、現時点での情報に基づく推測を含みます。しかし、変化の兆しが見える今だからこそ、先を見据えて行動することが重要だと考えています。

Gemini 2.0の注目すべき特徴

Gemini 2.0は、これまでのAIモデルから大きく進化しました。Webマーケティングに関わる特に重要なポイントは以下の通りです。

  • 処理速度の向上: 応答速度が約2倍に高速化。ユーザー体験を重視するGoogleにとって、これは非常に重要な進化です。
  • マルチモーダルへの対応: テキストだけでなく、画像、音声、動画などを組み合わせて情報を処理し、出力できるようになりました。
  • 対話能力の強化: 過去の対話内容を記憶し(セッション中)、文脈を理解した上での絞り込み検索などが可能になります。

これにより、現在の検索結果画面のように、テキスト・画像・動画・地図などが統合されたリッチな情報が、AIとの対話を通じて生成される未来が予測されます。

AI検索がもたらすユーザー行動の変化とサイトの役割

ユーザーはGoogle内で情報収集を完結させる

AIとの対話で欲しい情報が手に入るようになると、ユーザーが検索結果から個別のサイトへ移動する機会は減少するでしょう。Perplexityなどの既存のAI検索ツールの使われ方を見ても、ユーザーは思考の整理や比較検討を検索エンジン上で行う傾向があります。これは、いわゆる「ゼロクリックサーチ」がさらに加速することを意味します。

サイト訪問者は「目的が明確な状態」でやってくる

このような変化の結果、あなたのWebサイトを訪れるお客様は、すでにある程度の意思決定を終えた状態になっている可能性が高まります。例えば、複数のサービスを比較し終え、「この会社に決めよう」という最終確認や、契約のための問い合わせといった段階です。

これは、購買意欲の高いユーザーが訪れるチャンスである一方、次のような備えが必要になります。

求められるサイト側の対応:ミスマッチを防ぐ慎重さ

AIが生成した情報だけを元に訪問するお客様は、サービスの前提条件や制約事項を正確に理解していないかもしれません。サイトを訪れたお客様に対して、サービス内容を改めて確認していただく工夫や、問い合わせ段階での丁寧なヒアリングが、これまで以上に重要になります。

AI時代は、かえって人間によるコミュニケーション能力や、誤解を防ぐための仕組みづくりが企業の信頼を左右するでしょう。

従来のWeb戦略はどう変わるか

オウンドメディアによるナーチャリングモデルの限界

これまで多くの企業が取り組んできた、ブログ記事などで見込み客を育成する「ナーチャリングモデル」は、大きな見直しを迫られます。なぜなら、ブログで解説されているような情報の多くは、AIが検索結果画面で要約して提示してしまうからです。ユーザーは、長文の記事を読む手間を省きたいと考えています。

コンテンツに求められる新たな役割:明確なゴールへの道筋

これからのコンテンツは、単に「役に立つ情報」で終わらせてはいけません。ユーザーが抱える課題に対し、自社の商品やサービスが「どのように解決できるのか」という明確な答え(アンサー)を提示する必要があります。ゴールを示せないコンテンツは、ユーザーを離脱させるだけでなく、企業の信頼を損なうリスクすらあります。

結論:今、中小企業が備えるべきこと

AI検索の時代に向けて、テクニカルな施策を追いかける前に、もっと本質的な部分に取り組むべきです。今からでも始められ、決して無駄にならない準備は以下の2つです。

  1. 徹底した顧客理解に立ち返る
    データ分析も重要ですが、それ以上に「生のお客様の声」に耳を傾けましょう。お客様が本当に悩んでいること、使っている言葉を理解することが、AIにも評価される信頼性の高いコンテンツの土台となります。
  2. AIに触れて苦手意識をなくす
    まずはChatGPTなど、身近なAIツールを業務で使ってみましょう。AIが何を得意とし、何が苦手なのかを肌で感じることで、変化への対応力が格段に上がります。

技術は変化し続けますが、ビジネスの原点である「顧客を理解し、その課題を解決する」という姿勢は変わりません。この本質に立ち返ることが、AI時代を乗りこなす最も確実な一歩となるでしょう。

続きはPodcastをご覧下さい。

#Gemini #AI検索 #Webマーケティング #SEO #AI

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