第31回:記事に何を書けばよいか迷ったら、読後の行動から逆算する

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

パソコンの前で書き出しを考える前に

売上につながるページを一つ作ってくださいと言われて、パソコンの前で止まってしまうことはないでしょうか。何を書けばいいのか、どう書き始めればいいのか。何も決まっていないまま書こうとすれば、頭が真っ白になるのも当然です。

慣れている方は、考え方が習慣になっていて、自然に書き進められることがあります。でも、最初から同じようにできるわけではありません。まずは考える順番を意識していただきたいんです。

最初に決めるのは書き出しではなく、そのページを読んだ人に、どんな行動を取ってほしいかです。問い合わせたくなるのか、事例をもっと見たくなるのか。コンテンツのゴールを、具体的な行動として考えます。

シロアリのサービスへ、どう興味を持ってもらうか

例えば、リフォームなどの仕事をしていて、シロアリに関するサービスを知ってもらいたいとします。最初からサービスを紹介しても、本人が自宅を気にしていなければ、なかなか関心を持てないですよね。

そこでまず、自分の家は大丈夫だろうかと思い、確認したくなることを、その記事の目標にします。専門の方なら、早めに気付くために何を見るとよいかという情報を持っているはずです。

例えば、見えないところで起きているかもしれない問題に気付くためのチェックポイントを紹介する。読んだ方が、自分の家の状態を確かめてみたくなるように作るわけです。

いきなり申込みを求める前に、そのサービスが自分に関係すると気付く行動を考えてください。もちろん、確認したから必ず仕事につながるとは限りません。それでも、何を起こしたい記事なのかははっきりします。

ゴールから内容を考え、最後にタイトルを整える

記事を書くというと、最初の一行から順番に考えたくなります。ただ、今回お勧めしたいのは、結論の側から考えることです。

こういう行動をしてもらいたい。そのためには、何が伝わっている必要があるだろうか。どんなメッセージや情報があれば、その気持ちになるだろうか。そこから内容を積み上げていきます。

そして、読む順番に並べ直して文章として整え、内容に合うタイトルや書き出しを考えます。何を書くかを考える前に、何のために書くかを決めるんです。

単に受けのよいものを作ればよいわけではありません。読んだ方に起こしてほしい行動があり、そのために伝える内容があります。そのつながりが見えると、必要な内容を選びやすくなります。

目的が決まっていると、公開後にも判断しやすくなります

先にゴールを決める利点は、書きやすくなることだけではありません。公開した後に、うまくいったかどうかを確かめやすくなります。

シロアリの例なら、関連記事からサービスのページへ進めるリンクを用意します。読んだ後にもっと詳しく知りたいと思ってもらえたなら、そのリンクが使われ、サービスのページを見る方が増えることが期待できます。

問い合わせが増えるのが一番よいかもしれません。ただ、問い合わせは重い行動ですから、そこだけでなく、関連するサービスの情報を見てもらえたかも確認するわけです。

記事が担う一歩を決め、その一歩につながったかを見てください。思ったように次の情報へ進んでもらえていなければ、内容や伝え方を見直す材料になります。目的が曖昧なままだと、何を改善すべきかも分からなくなってしまいます。

文章で伝える力を、会社の中で育てていく

コンテンツにはいろいろな形式がありますが、まず文章のページから取り組むなら、今までのページ作成の経験を使えますし、特別な機材を新しく用意する必要もありません。

もちろん、目的を決めたからすぐ上手に書けるというわけではなく、慣れも必要です。それでも、この順番を意識して書いてみると、何を伝えればよいかを考えやすくなると思います。

Webの文章を書く力を、営業のセールストークと同じように、会社で育てる力として考えてください。伝える媒体が違っても、お客さんに理解して行動してもらう役割があります。読後の行動から逆算して作り、結果を見て直す。その繰り返しを、中長期で積み重ねていただきたいと思います。

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