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第110回:複数サイトに分けるべきか否か?を決める判断基準とは

今回の内容について

今回は、皆さんからいただいた質問のなかから「サイトを複数に分けるか否かに悩んでいる」ということについてお答えします。

元々持っているホームページがあって、それとは少し違った商品を扱うようになった場合、今まで持っていた、それなりに集客力もあるホームページの中に1コンテンツあるいは1カテゴリとして作り込んでいくのか、新しく専門サイトを作るのか、その判断はどのようにすればいいでしょうか?というご質問です。

こういった複数サイトに関するお悩みは他にもいろいろあるでしょう。複数サイトを運営するというのはメリットもあればデメリットもあります。ですから、何かの基準でどちらを選ぶか考えないとならないですね。

新商品と元の商品のユーザー層が一致するか

最も考えていただきたいのは、新しい商品に興味を持つ人と、今までのホームページに来ているお客さんが同じかという点です。

明らかに違うようでしたら別サイトで作るほうがいいでしょう。

それが多少重なるぐらいだと悩ましいですが、元々商品を買っていてくれた人が「結構重なっている」「新しい商品に関しても、きちんと説明すればわかってくれて買ってくれる」あるいは、「商品間のつながりはなくとも興味があるはずだ」という、味嗜好の部分で共通性がある場合。これは同じサイトの中でそれぞれ行き来できるようにしてあげたほうがいいです。

理想的には、2つの商品をまとめる1つの概念を上に新たに作って、そこから2つの商品を位置づけるということをしたほうがいいですね。

サイトをひとつにまとめるか、2つにわけるかということについて、究極的に何が問題になってくるかというと、お互いの情報に対して行き来しやすくするのか、それともあえて、それを隔絶させるのかということに尽きます。

つまり、お互いを行き来しやすくすることによってプラスがありそうでしたら1つのサイトのなかで2つを説明したほうがいいです。

まったくユーザー層が違う・もともとのユーザー層には必要のないコンテンツが詰まっているようでしたら、元のお客さんにとってはそれは邪魔な存在でしかないですから、隔離して別のサイトとして作っていったほうがいいです。

ユーザーにとって情報過多の状態は避けるべき

今は、情報に対して「お腹いっぱい」という状況が加速しています。情報をインターネット上で検索するときに、もう似たような情報がたくさん出てきて、どれを信じていいかわからない、同じようなサービスもたくさんあって、比較するのが面倒になってきています。

実際、消費者・買い手側の行動というのはインターネットで探すのがめんどくさい・比較するのがめんどくさいというぐらいになっています。

元々、インターネットのいいところというのは、自分で情報を集めて比較検討して自分で判断できる点です。

従来は、営業マンしかもっていなかったような情報を自分でインターネットを使って探すことができるようになって、相手と対等な立場でやりとりができるというところにメリットがありました。ところが、現在では、買い手側の想定している情報量をどんどんオーバーしてきています。

そのため、「もうめんどくさいからコンシェルジュとか詳しい人の意見を聞いてそれに従ってしまおう」あるいは「普段付き合っている人の意見のほうがやっぱり何かと参考になるのではないか」と、そういう方向へいっているんですね。

ですから、どれだけたくさん自分のサイトの中に、この情報はお客さんの役に立つだろうという情報があったとしても、最初からそのすべてを見せてしまっては、逃げられてしまう可能性が高いです。

しかもそれが自分にとって必要のない情報ばかりだとしたら、お客さんにとってはサイトの中がごちゃごちゃしていて、自分の探したい情報が見つかりにくくなってしまったよという印象を与えてしまいます。もともときていたお客さんが逃げてしまうこともあるんですね。

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