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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
ホームページを作る仕事をしてきて、その時代に合った作り方にも、その先があるものと、いつか脱しなければならないものがあると感じています。今回は、皆さんのホームページを思い浮かべながら読んでいただきたい内容です。
制作会社から必要な文章や写真を指定され、その通りに用意して完成した。他社にも似たような構成のサイトがあるけれど、今は反響が取れている。そういう場合に、この先も選ばれるために何を考えるか、というお話です。
成果の出る型も、それだけで選ばれるとは限らない
ホームページを作る側には、こういう業種ならこのメニューが必要で、こういう内容や写真を入れるとよい、というノウハウが蓄積されています。それを仕組みにして作る、いわば金太郎飴的なホームページです。
ちゃんとしたデータやノウハウに基づくものであれば、成果は出ます。私も制作をお受けするときには、この業種ならこういうところが大切になるだろうという、頭の中のテンプレートはあります。デザインは起こしますが、レイアウトやコンテンツのイメージは持っているんですね。
テンプレートが悪いのではなく、必要なものをそろえた先で、どう選ばれるかが問題です。商圏の地域名と商売のキーワードで検索すると、見栄えや名前は違っても、似たような構成のサイトが出てくることがあると思います。
私も、お客様のお客様へのアンケートやインタビューを通じて、似た体裁や内容が並ぶと、選ぶこと自体を嫌がられてしまうと感じました。どこにも「四つの強み」があり、同じような笑顔の写真があり、ナンバーワン、あるいはナンバーワンを目指すと書いてある。これでは、実態はどうなのだろうと思われても仕方がありません。
今、反響があることは大事です。ただ、形や色を変えれば他社でも使える内容のままなら、それをまねされたときに、すぐ競合になってしまいます。今の状態がずっと続くとは考えないほうがよいと思います。
商売に込めた思いが、対応まで一貫しているか
私がミーティングで毎回考えるのは、コンセプトの部分です。ミッションやビジョンというと、大企業が作るもののように感じるかもしれません。端的に言えば、自分の商売にどういう気持ちを込めて、何を提供し、お客様にどうなってもらいたいと心の底から思っているか、ということです。
それが決まっていて、ホームページを作る人、反響を受ける人、商品を出荷する人、サービスを行う人まで、一貫して表せていると、お客様の満足にもつながります。
コンセプトは、立派な言葉を掲げるだけでなく、文章や日々の対応に同じ考え方が表れていることが大切です。検討している人が「なんとなく信用できそう」「自分に良い提案をしてくれそう」と感じる部分にも、その一貫性は影響しているのではないかと、私は経験から考えています。
うちでは、この部分だけで二時間くらいかけて話すこともあります。その中で、自分たちも気づかなかった提供したいものが見つかると、お客様自身もわくわくされるんですね。それが独りよがりではなく、相手にとっても良いものなら、ホームページで表現できたときに魅力になります。
そもそも、なぜこの商売をしているのか。自社で掘り下げても、制作会社やコンサルティング会社などの助けを借りても構いません。その上で、その思いがホームページに表れているかを確認してみてください。個々の会社で違う部分ですから、簡単に金太郎飴にはならないと思います。
情報を増やすだけでなく、受け取りやすくする
もう一つは、情報を分かりやすく、吸収してもらいやすくすることに集中する方向です。文字にも写真にも得意、不得意がありますから、伝えたいことに合わせて使いこなす必要があります。
他社と比べて、ものすごい強みがなかったとしても、持っているものがどれだけ伝わっているかで違うんですね。例えば、商品の魅力が百ある会社でも、三割しか伝えられていなければ三十です。こちらは五十でも、七割伝えられれば三十五になります。これは体感的な数字を使った例ですが、伝え方で変わるということです。
どれだけ情報を出したかより、相手に負担をかけず、自分たちの良さをどれだけ伝えられるかを追求してみてください。情報がたくさんある中では、分かりやすく知らせてくれること自体に価値があります。
お客様の状況を考えて説明してくれる会社なら、良いサービスを提供してくれそうだと感じることもあります。そこまで考えずに買う商品であっても、分かりやすいからこれにしよう、ということはあるでしょう。
他社と比べて特別なことをしているようには見えないのに、お客様がたくさんいる会社は、昔からあったと思います。お客様へ分かりやすく、魅力的に伝えるのが上手だったのではないでしょうか。元をたどれば、営業の方のトークにもつながる話です。
これを追求すると、自分たちでコンテンツを作り、良いか悪いかを判断することが必要になります。用意された枠に情報を埋めるだけでは収まらず、自分たちできちんと作らなければ、というところに自然と進むと思います。
問い合わせの後を、ホームページだけで完結させない
最後は、オンラインだけで商売が完結しない企業の話です。特に地域密着の商売や、問い合わせを受けて仕事につなげる商売では、普段のお付き合いも大切ですよね。
ホームページから接点を持った後、対面などでしっかりフォローしている会社があります。表には見えなくても、そこでお客様との関係を作っているんです。最初の接点はネットで作り、その後は自分たちの人間力やフォローする力で支えていく。そのほうが安定する場合があります。
すべてをホームページ上で完結させなければならない、と思い込む必要はありません。オンラインとオフラインの両方を使う商売なら、日常の接点にもきちんと力を割いてください。
そういう会社は、現場からたくさんの情報を持ち帰れます。私たちのところにご相談に来られたときにも、材料が豊富なので、反応の良いホームページを作りやすいんですね。
今、月に何件か電話が鳴っているから、このままでよい。そこで止めず、まだ反応があるうちに次の一手を考えていただきたいと思います。皆さんの会社を動かす中心は皆さんです。ホームページにも、その考えや気持ちが入っていてほしいと思います。
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