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【Webセミナー第4回】ランディングページとWebサイトの使い分けは?

実際のセミナー動画

書き起こし

これまでホームページをなんとかした方がいいですとお伝えしてきましたが、とはいえ、ランディングページ(セールスレターのようなもの)と、普通のホームページ、どちらがいいのでしょうか、というご質問をいただきました。

ランディングページのほうがいいのなら、そちらのほうが作るのは楽です。1ページのボリュームは非常に大きいので、1ページを作る労力はこちらのほうが圧倒的にかかるのですが、それに対してページ数の多いホームページは、費用もかかるケースが多いです。

そのため、「ランディングページ(LP)で済むのならそれでいいじゃないかと思うのですが、どうでしょうか」ご質問についてお伝えしていきます。

これは比較的シンプルな話です。お客様がニーズに対しての目的を達成するまでの判断が速いようなものに関しては、LPでOKです。つまり、こういうことがしたい、こういうものが欲しい、あるいはネットで見ていたら気になるものがあった、なんだろうとLPを見てみたら、なるほどいいな、申し込んでみようか、問い合わせしてみようかというような商品なら、LPでいいです。

例えば価格帯が低い、最終的なものの敷居が低い(例えばガイドブックダウンロード、イベントに対しての誘導など)という、ゴールまでの敷居が低くその場で即断できるようなものならLPでいいです。

そうではなく、いろいろな要因を比較検討しなければならなかったり、情報量が膨大であったりする場合は、LPにすると恐ろしく縦長になってしまいます。また、あまり急かされたくない場合です。どうしてもLPですと、ざっと読んで今すぐ決めなければならないというプレッシャーが自然とかかります。

そのようなことを嫌う場合もあります。例えば家を買う場合、家を買う時のポイントを集めた小冊子などならLPで良いかもしれませんが、家や車などをLPを見て買うということはないでしょう。やはりサイトなどを見ていろいろなことを検討し、ほかのサイトなどとも比較したりします。このような場合にはきちんとサイトがあって、そこにわかりやすいように情報が分けて並べられていたほうがいいです。

LPとホームページ、両方ともいいところがあるので、どちらが悪いということではありませんが、商品が基本的には熟考を必要とする、あるいはサービスを買う気のない人にも認知してもらいたいという場合にはじっくり読んでもらう必要がありますし、きちんとホームページがあるんだなという印象を与えておいたほうがいいので、ホームページはきちんと作ったほうがいいです。

与える情報量が多くなるのならなお、ホームページを作ったほうがいいです。また、SEOで集客するならホームページは不可欠です。

LPでSEO上位表示するというのはまず不可能です。よほど弱いキーワードか、もしくはバックリンクがたくさん付いているという状況でないかぎり、LPが特定のキーワードで上に行くというのはなかなか難しいです。

ホームページの中にあるのならまた別ですが、LPだけペラでつくるのなら向いていません。SEOで幅広く集客していきたいのなら、絶対にホームページはあったほうがいいです。そのように使い分けてみてください。

まとめになりますが、商品を売るという観点なら、すぐに決められるようなものならLPで済ませてもいいですが、そうではない場合、熟考が必要な場合、比較検討されるような場合にはサイトがあったほうがいいです。そのほうが信頼性があります。

LPは他に邪魔されるものがないので、広告からの誘導、あるいはホームページの中に組み込んで、ホームページからLPに飛ばすというのはありです。

他の情報に触れさせず、まずはこれを読んで欲しいという場合には、ホームページの中の特定のページをLPのようにしてなんらかのゴールを見せるという方がいいと思います。現実的には、ホームページとランディングページの両方を使うのがいいです。

お客様にいろいろな情報を自由に取ってもらうというのがホームページ、そこから何かを一気にお伝えしたい場合にはLPというように、うまく使い分けてみてください。その際、お客様の心理を考えて使い分けてください。

基本的に、サイトを作る場合にはホームページが元になって、必要な部分をLP化する、あるいは広告からクリックしたページはLPにして、その流れでクリアしてくれそうな敷居の低いゴールを設定するという方法がいいと思います。

お客様の気持ちになって、どちらがいいか考えてみてください。必ずしもどちらのほうがコンバージョンが上がるという優劣はありません。

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