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目次

今週のトピックス

こんばんは、ラウンドナップ・Webコンサルティングの中山です。

あっという間に8月ですね。連日、熱中症に注意のアラートが流れています。コロナばかりに気を取られがちですが、熱中症も本当に危険ですね。

何か怖いかというと「突然来る」んですよね。暑いなー暑いなーと思っていたら突然意識がもうろうとしたり。

体内では、もっと前の段階から継続的に悪い方に進んでいたのでしょうが、人間が違和感を感じるレベルまで至らないと、ブレーキをかけられず「突然ダウン」になります。

こういった

「気づかぬ所で進行」していて

気づいたら「何かが変わっている」

というのは、ありがちです。

さて、熱中症という切り口だと悪い印象ですが、これを上手く使うこともできますね。

自分自身にも組織や他の人に対しても、気持ちよく動いてもらったり、ムダな違和感を避けてもらうことにも繋がります。

今回は、そんな話題です。

ニュースがあまり今週なかった…こともあり、非ニュース回です。

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大きく何かを変えようとして失敗するのは「人間の本能と真っ正面から戦おうとしている」から

新型コロナの中で、いろいろなことを変えようと思って、上手くいったケース、いかなかったケースがあるのではないでしょうか。

そして、その大きな要因はやはり「人」ですよね。

動かしたい人を変えることが出来ず、進めたい物が進められない。

もちろん、動かすことが必ずしも「良」ではないのですが、そこは今回は省きます。

外部環境が変わる中で、今までと異なることをするべきなのは明らかにもかかわらず、今までの行動の枠から外れることができないようなケースを想定しています。

その前提で、意識的にそこにチャレンジして失敗した人もいれば、自分がそういう行動を取るのに二の足を踏んでしまい、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そういったケースで多いのが「大きく変えようとしてしまった」です。

  • 経費削減のために、業務の流れをドラスティックに変えようとしたり…
  • 業務内容を思い切って削って、新しいものにチャレンジしようとしたり…
  • Webに対しての考え方を大きく変えないとと、周りを説得しようとしたり…

自社で考えた物もあれば、外部から提案されたこともあるでしょう。

でも、大きく変えるのはやはり大変です。

その理由は、大小ではありません。大きく変える方がわかりやすくて楽なこともありますから。

では何でしょうか。

人間は、生存本能があります。

基本的に「今まで安泰であれば、変化しないことを好む」のです。

なぜなら、その方が生き残る可能性が高いからです。

変に冒険心なんて出して、知らない土地を物見遊山したら捕食者にやられてしまうかもしれません。

外で何かが起きていたとしても、今いる場所は安全だと思いたいのが人間です。

それを「今からこの洞窟から出て、あっちの山に住むぞ」「今から狩りの場所を別の場所にするぞ」といったら、当然反対されます。理論なんてないです、ただただ不安だから反対されます。

基本的に、人間は「意味を見いだせない変化」に対して本能で反抗します。

「良く分からないけれども反対されてポシャった」というケースがまさにです。

生存を保証しながら、コップの水があふれないように変えていく

急がば回れとはよく言ったものです。

なので、本当に前に進めたいなら、本能の恐怖を解きながらコップの水をあふれさせないように、進めていく方が良いですね。

後述するような形で、まわりの体質が変わるまでは、ゆっくりやらないといけません。

そういう意味では、誤解を招きそうですがコロナはチャンスでした。
なぜコロナの中たくさんの変化を起こせたか?

それは「今済んでいる洞窟がある山が噴火を起こしたら、飛び出すしかない」

からです。

 

人間、切羽詰まった状況になると、それまでのロジックを捨てて

とにかく目的を達成するためにはどうしたら良いか、という観点で考えるからです。

 

締めきり間近で、チームの生産性や進捗が急上昇する事ってありますよね。

「あー、そんなことこだわっていたら間に合わない、今はこれでいこう!」のような。

 

これが、似た状況です。あの時の文字通りお尻に火がついた状態。

なぜかこだわっていた過去のロジックを捨てられる状態だからです。

 

そして、これを常在化させられる企業になることをお勧めします。

変えることを「当たり前」にし、自然に「変わる」を誘発させる行動を取れるように

有り体な言い方ですが「今の時代は変化が速い」です。

つまりは、外部要因の変化が速いですね。

従って、我々は変化のスピードを速くしなければなりません。

そのためには、変化を「当たり前」にする、さらに言えば「無意識に変化する」人間にならなければなりません。

人間は本能としては「変化を避けたい」生き物です。

従って、自分の中の常識や、思い込み含めて「本能に打ち勝てるかどうか」の戦いですね。

そのためには、

「変化を楽しむ」

ことをまず日々の行動に取り入れると良いですね。

例えば、いつもとは違う道を歩く、いつもとは違うものを食べる、いつもとは違ったテイストの服や音楽を聴く。

幸い、いくらでも検索すれば見つかるのが今です。

失敗することもあるでしょうが、それも含めて「楽しめる」ようになれるか。

それができるようになれば、自然と変化に対する敷居がさがっていきます。

自分の中で毎日A/Bテストをやるようなものです。

そのように「ちょっと変えてみよう、ダメだったらまた変えれば良いや」という柔軟性を持つ人が集まると、毎日がA/Bテストになり、外部環境の変化に自然とついていける体質になります。

生き残っている企業、そうでない企業、比較するとこの辺りが大きく関わっているように思います。

少々、抽象的な話になってしまいましたが、毎日楽しく自分の行動をA/Bテストしてみてはどうでしょうか。きっと、新たなものがたくさん見えてくると思います。

この後紹介するPodcast第298回でも同じような話題を扱っています。

よろしければ、ご覧下さい。

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Webinar最新回のご案内

第298回:外部環境の変化に耐えるためのポイントは”変化の大きさのコントロール”

今回のパンデミックを乗り切れた企業とそうでない企業、そして今後の様々な天変地異やビジネス上の大きな外部環境変化にどうやって対応していければよいか?

その1つのポイントが「変化の大きさのコントロール」です。今回の一連の出来事の中で、うまく動けなかったと悩んでいる方は特にお聞きくださいませ。

YouTube以外で「ながらぎき」音声を配信しています。Spotifyなどでも配信されています。

終わりに

20時過ぎに車で帰宅途中、たまに使うお弁当屋さんが行列だったので「なんだろう?」と思ったのですが、コンビニに寄って分かりました。飲食店が閉まっているからなんですね。コンビニもおにぎりくらいしか残っていませんでした。

データに従って、正しく恐れて正しく対策していても、何かの拍子に叩かれる可能性があるのが今です。ストレスが溜まっているのだろうと。

取りあえず私はほとんどSNSを見ていません。ストレスをまき散らす場になっているからです。メッセージくらいですね。情報からの自衛が必要です。

そんな中で偏頭痛持ちの私としては嬉しいニュースが。片頭痛の予防新薬が承認されて4月から市場に出るようです。イーライリリーの「エムガルティ」。その他にも大塚製薬とアムジェンからでるとか。

地元でできるところを探してみたいと思います。月に一本注射打てば良いようです。3割負担で15,000円弱とちと高いですが、全く症状が無くなる人もいるとか。生産性を考えれば、私としては充分「アリ」です。気になる方は検索してみてはいかがでしょうか。

 

それでは、また来週メールしますね。

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