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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
Webサイトの制作費は、どうして会社によって違うのか。安くしてもらうと、何が変わるのか。発注する方にとっては、なかなか分かりにくいところですよね。
この話は本当にケースによって違いますから、共通の計算式や、一律の適正価格を出すことはできません。ただ、費用を作っている要素を知ると、相手と話しやすくなります。今回は、時間単価と作業量を中心に、見積もりをどう見ていくかをお伝えします。
制作費の大きな部分は、人がかける時間で決まる
商品を仕入れて売る商売とは違い、Webサイト制作は、人が作業する部分が大きい仕事です。パソコンや撮影機材、サーバーなどの費用もありますし、外部へ仕事を依頼する場合もあります。その上で、分かりやすく考えるなら、時間単価に、必要な時間を掛けたものが基本になります。
誰が担当するかによって、時間単価は変わります。同じ会社の中でも、経験や役割は違いますよね。会社によっては一律の場合もありますが、どんな人が関わるかは、価格を見る時の大きな要素です。
いくらで何ページ作るかだけでなく、誰が、どれだけの仕事をする費用なのかを見る必要があります。「工数」という言葉が出てきたら、作業にどれだけの手間や時間がかかるかということだと思ってください。
その上に、営業や会社の運営にかかる費用、必要な利益なども関わります。制作費に含めたいものが各社で違うので、同じように見えるサイトでも金額が変わってくるわけです。
ページ数以外にも、作業量を変えるものがある
ページが増えれば、作業量は増えます。でも、それだけではありません。原稿を書き起こすのか、インタビューをするのか、写真を撮るのか。こうした違いでも、必要な仕事は変わります。
デザインも、下層ページをすべて共通にする場合と、五つのパターンを作る場合では違います。テンプレートをそのまま使うのか、手を加えるのかによっても変わりますし、特に力を入れたデザインを求めるなら、それを作れる人に関わってもらう必要があります。
完成した画面に見える部分だけでなく、調査、打ち合わせ、原稿作成なども、制作の作業に含まれています。戦略を考えることや、広告の構成を考えることにも時間がかかります。
皆さんの商売でも、人の時間が必要なサービスなら、やることが増えるほど費用が上がると思います。それと同じことが、Webの仕事でも起きているんですね。
安くする時に、どの作業が減るのかを確認する
値下げをお願いした場合、担当する人が変わる可能性もあります。ただ、時間単価の部分は簡単には下げにくいので、作業を減らして全体の費用を下げる形も多くなります。
原稿や画像はお客様で用意してください、こちらは流し込むところを担当します。調査は基本的な範囲にします。運用の相談は別料金です。そういう形で、担当する仕事を絞っていくわけです。
これは、それ自体が悪いという話ではありません。自分たちで用意できるなら、その分を自分たちで行う選択肢もあります。ただ、同じ仕事が全部そのまま安くなったと思うと、認識がずれてしまいます。
値下げ額よりも、変更後に誰が何をすることになっているかを確かめてください。別の会社が安い場合も、作業内容や担当者の経験まで含めて見ないと、本当に自分たちにとって得なのかは分かりません。
初期費用を低くして、その後の運用などで費用をいただく仕組みもあります。最初の金額だけでは、全体の関係を捉えにくいということです。
内容を判断できない時は、経験のある人と一緒に話す
では、その作業が必要か、価格に見合っているかをどう判断するのか。ここが一番難しいところだと思います。初めてWebサイトを頼む方に、項目を見れば判断できますとは、私はなかなか言えません。
車のことが分からない時に、詳しい人へ相談するのと同じです。身近にWebサイトを作って運営している方や、マーケティング、営業について相談できる方がいれば、一緒に話を聞いてもらう方法があります。手伝ってもらうなら、謝礼なども含めてきちんとお願いする前提です。
経験のある人に同席してもらうと、何を質問し、どこを確かめるかが変わります。制作する側にとっても、共通する言葉で話ができれば、伝えられることが増えます。
その場では、営業する人だけでなく、実際に一緒に進める担当者とも話せるとよいですね。今後やり取りする人の考え方や、自分たちに近い会社を支援した経験も、確かめたいところです。
予算を伝え、その中で何をするかを相談する
出せる金額には、もちろん上限があります。その範囲で考えるなら、「このくらいの予算で進めたい。その中でできることを教えてください」と先に伝えるのもよいと思います。
予算が分からないと、提案する側も、どの範囲で考えるかが分かりません。場合によっては、まず一枚のページを作って改善を続ける方がよい、あるいは、もう少し準備をしてから始める方がよいという話にもなるでしょう。
金額をただ削るのではなく、使える予算の中で、何に力をかけるかを一緒に決めてください。高いか安いかだけで結論を出すより、自分たちが求める仕事をしてもらえるか、会話を続けられる相手かを見ていく。そのやり取りから、納得できる投資と、良い関係を作っていくのがよいと思います。
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