コンテンツを読んでもらうためにまずクリアすべきなのは「本文の最初の一行を読んでもらうこと」でした。
→「コンテンツの秘訣、まず最初の1センテンスを読ませることに集中する」を御覧ください
そして、最も重要なのは「見出し(headline)」です。一番最初にアクセス者が見る部分だからです。 そこで今回は、どのようにして良い見出しを作っていくか。そこにフォーカスしていきます。
見出しの作成は50:50ルールで
50:50ルール、つまりは本文作成と同じだけの時間をかけて見出しを考えるべきだ、ということです。
According to some of the best copywriters of all time, you should spend half of the entire time it takes to write a piece of persuasive content on the headline. (何名かのきわめて優秀なコピーライターに聞いたところ、説得力のあるコンテンツを書く時間のうち半分は見出し作成に当てるべきだとのことだった)
セールスレターの最初の50ワードを考えるのに1週間かけた人も紹介されています。 私の感覚としては、見出しを作る際に押さえるべき切り口は2つあると感じています。 それは
- 人々を引きつけること
- 内容の要約であること
です。
後者の「内容の要約であること」については【ピラミッド型タイトル作成法】として、後で改めて書いていきます。
見出しはいつ考えるべき?
この2つをキープすることを考えると、見出し(ヘッドライン)は最後につけるべきです。
本文を書ききった後に、それを適切に要約していてかつ相手に魅力的に映るタイトルを考える方が、分かりやすいのではと思います。
しかしそれは、行き当たりばったりに本文を書き始めればいいというわけではなく、最初のスタート地点としてはまず「伝えたいベネフィット」からスタートすべきです。
まとめますと
- このコンテンツを通じて「誰に」「何を」伝えて「どんな行動を起こして欲しいのか」を決める
- それを元に本文を構成し、書いていく
- できあがった内容を元に、それをまとめるようなタイトルを考える
- その中から最も心に響きそうな物を選ぶ
という、いったりきたりのやり方がいいのではないかなと。
どうやって優れた見出しを作るか?
元記事からご紹介します。優れた見出しが持っているべきものは
- Be USEFUL to the reader,(読者にとって有益な物である)
- Provide him with a sense of URGENCY(相手に切迫した感じを持たせる)
- Convey the idea that the main benefit is somehow UNIQUE; and(提供するベネフィットは、他では手に入らない物だと伝える)
- Do all of the above in an ULTRA-SPECIFIC way.(上記1〜3を、非常に明瞭な形で実行する)
と述べられています。 自分に役に立つと思ってもらっただけでは、「後で読む」になってしまって読まれないかもしれない。 なので緊急性や切迫している感じを伝えることで、すぐに目を向けてもらえるようにする。そして、読者に伝えているこのベネフィットは他では手に入らないことをお伝えする、ということですね。
もう一つの指針
また、コピーライターのClayton Makepeace氏は以下の指針を提示しています。これも興味深いです。
- 見出しを読んだ読者が、読むことによるメリットを感じてくれているか?
- 見出しに詳細情報を加えて、コンテンツに対する信頼度をもっと上昇させることはできないか?
- すでにそのテーマについて詳しい人の心も揺さぶることができるか
- その見出しを見たときに、あなたの見込み客はすぐにYESと言ってくれるか
- 見込み客に本文を読ませるために、もっとできることはないか?
これに応えられたら、表に出るべきコンテンツとのことです。
終わりに
見出しについては、右脳的な面(感情を揺さぶる)と左脳的な面(論理的な発想)がうまく混じり合うと、いい物が生まれるのです。