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中長期的成功の秘訣は「敵」を作らないこと

ml_bn_catchみなさんこんにちは、ラウンドナップの中山です。
最近は、偽装問題だったり楽天の一部ショップによる価格2重表示であったりと、消費者としてはがっかりするニュースが多いですね。

いまは、消費者の目が厳しい…というか、簡単に情報を調べることができて、そして拡散させることができる時代です。

「悪事千里を走る」とは良く言ったものだなと思います。これ、英語でもあるんですよ。「Bad news travels fast.(悪い噂は早く伝わる)」です。

という訳で、少なくとも英語圏と日本語圏では、悪いほうが脚が速いようです。元ネタは中国の故事のようなので、中国語圏もそうかもしれません。

── しかし人事ではありません、この裏には企業・個人が押さえておくべきポイントがあります

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ポジティブとネガティブ

160_F_842118_wu06BZIfG8jp3ekUraB39kKhRgPes7.165231ネガティブな情報や印象は凄い速さで広まりそして、長い間くすぶり続けます。

ポジティブな情報や印象は、気がつけばどこかに言ってしまっています。何も変わっていないのに「昔は良かったですよね」と言われたりした経験はありませんか?

これは人間の性質なので、仕方ないです。だから、これを前提にマーケティングも考えなければなりません。

 

とにかく大事なこと

160_F_38177548_Tl2hrgUvPi37yXc5UeSX8jY7L6PEoIe8.165355この観点でとにかく皆さんに意識していただきたいのは「目立つことより、敵を作らないことを大事にしよう」ということです。

ビジネスにおいて「敵」って、邪魔で、対処にパワーが必要で、精神的にすり減るものです。

ちなみに、この場合の「敵」というのは、いわゆる「競合他社」のようなものではありません。

そうではなく「なんとなくあなたのサービスや製品を嫌っている人」です。

大概、急激に目立とうとするとこういう「敵」が増えていきます。一気にブランドを作ろうとして失敗するのがこのパターンです。

「敵」を無闇に作ると、こんなスパイラルが待っています。

  1. いいところもあるにも関わらず、そのゴリ押し的なイメージから、ネガティブな声の方が大きくなっていきます。
  2. その声に対処すべく、広報活動をしたり、サービスを修正したり、営業方法を変えたり、敵に対して擦り寄って行ったりします。
  3. しかし、「敵」は、明確に「ここが嫌だ!ここをなおしてくれればファンになる」というものではありません、大概の場合「なんとなく」「皆がそう行っているから」です。
  4. これと相まみえていると、消耗します。企業のリソースもそうですし、従業員も疲弊します。取引先も疲弊します。経営者も疲弊します。
  5. そうすると、あたらしいことを行う気力もなくなり、しぼんでしまいます。

会社全体が「くそ度胸」と「ありあまるパワー」を持っていないと、突破できません。突破した、突破しようとしている例としてはソフトバンクが一番わかり易いかもしれませんね。

「敵」を作らないことなんてできるのか?

160_F_32383368_sly4LoGMBNb84cPLpaXD3y91ejooraJa.165612完全に敵を作らないことは、難しいかもしれません。しかし極力減らすことはできます。

  1. 他人、他社を貶めないこと、過剰に意識しないこと
  2. 身の丈に合わない拡大スピードを目指さないこと
  3. 自社・自分を大きく見せようとしないこと
  4. 恨みつらみで経営をしないこと

そして、ソーシャルメディア上ではこのあたりです。

  • 余計なことに首を突っ込まないこと
  • すべての発言を注意深く行うこと
  • 賛同者だけを見て発言をすること(SNSはサイレントマジョリティが大事です)

「それじゃ面白くない」?

160_F_457703_rU8n6GDeRthzwEA7HEA6PLe5FBdvNo.165808もしかしたら「それじゃ面白くない」「ビジネスはそういうものじゃない」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、私は企業はいかに継続して発展していけるかどうかが大事だと思っています。ブランドもじっくり熟成させながらつくり上げるものだと思っています。

今の社内資産(人的・金銭的)で、無理なくできる最高のパフォーマンスを出していく。そのパフォーマンスを、できるだけ無駄なく効率よく、お客さんに提供できる価値に変えていく。

100のパワーを持つ企業は、その100をロス無くお客さんに与える付加価値に変えられる、それを目指すべきです。

無理に200のパワーを出そうとして、疲弊して、従業員という筋肉繊維が断裂して、結果50しか付加価値を出せなかったら、本末転倒です。

ましてや、外から見たら「無理してる」事はわかるものです。

「サービスレベルが期待はずれ」「対応が悪い」「約束を守らない」なんていう評判が広まってしまったらどうしようもありませんよね。

「敵」をつくらないために、自分の身の程を知る。身の程を知った上で、最高のパフォーマンスを出す方法を考え実行する。その中で自分のパワーをどんどん上げていく。身の丈にあった商売をやっている人は「敵」ができません。

個人としても企業としても、そういったイメージを持って成長させていくのがいいのではないかと、思っています。

なので、私の場合コンサルで、あまりはっちゃけた提案はしません。アグレッシブなキャンペーンや、パフォーマンス的な行為を進めたりはしません(ノウハウがないせいも有りますが)それは、長期的に成長していく、その手助けがしたいからです。

コンサルって、怪しく思われがちな職業ですが、私はこんな気持でやっています。

それでは、今回はマーケティングというか組織の話というか、微妙な話でした。

何か一つでもご参考になっていれば幸いです。

ではでは、またメールしますね。

■今後のセミナー・イベント予定

  1. 講義11月27日はChatWork社さん主催のマーケティング勉強会です。司会やります。既にいっぱいに鳴ってしまいましたが、今後毎月ペースでやりますので、ご希望の方は「http://goo.gl/PvMcPi」にて事前登録をオススメします。楽しいですよ!
  2. その後のIT飲み会でプレゼンをします。ネタは未定ですが、よろしければIT飲み会楽しいので来てみてくださいね(http://www.it-nomikai.jp/tokyo
  3. 11月、12月に上級ウェブ解析士を対象にしたOJT教育プログラムに参加します。解析士の方には協会からきっと連絡があったはず。実際のコンサルをリアルのお客さんで学べるチャンスです。ぜひ。私もコンサルとして参加します。
  4. 来年1月末と2月に上級ウェブ解析士講座、やります。講座の内容以外に、その場でコンサルもします(なので他の講座より1時間程度長いです)
  5. 2月は沖縄の豊見城市で経営革新セミナーを3日間やってきます。商工会主催なので一般のかたは難しいかもしれません…すみません

セミナーは手弁当で行きますので、ぜひ呼んでくださいね。皆さんにぜひお会いしたいです。

 

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