こんにちは、ラウンドナップ・コンサルティング代表取締役の中山です。
先日、コンテンツ寄稿の関係で某所でインタビュー形式で取材を受けていました。その会議室が面白かったです。何がというと、もう完全にモバイルワークに振り切っているんですね。
防音を重視した1人のブース席がたくさんと、小さめの会議室がいくつか。
TV会議用の部屋、それをかなり狭いけれどもアクセスの良い立地に詰め込んでいるんです。東京だけでも30以上の拠点があって、従量課金制なので、無駄なく使えます。
オフィスビル市況などをみると、かなり今都心のビル空き室率は下がっており、埋まってきています。とは言え、需要としては人員増加のためなどですから、狭いフロアはなかなかとはいえ埋まりません。
そういうところに面白いですよね。昔独立した頃は、場所がなくてPCをいじれるところとして、漫画喫茶は便利だなと思っていたのですが、それのビジネスバージョンがあれば、需要はあるのではないでしょうか。
その頃思った、漫画喫茶の最大の弱点は、その場で電話などができないこと。すぐに電話したい、Web会議したいと言うときに無理だということ。先ほどのオフィスはそこをクリアしているのがとても素敵です。
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スペースの有効活用という面は、今後はオフィスビルではなく、一般の賃貸住宅の方が切実かもしれません。
これは既に様々な場所で警鐘が鳴らされていることではありますが、少子化・人口減少社会を控えているにもかかわらず、6部屋2階建てくらいのアパートマンションが至るところで増えています。純粋に考えれば、空室率は年々悪化するはずです。
ただ、例えば私なら家の近くに事務所OKで、鉄骨ないし鉄筋でも防音性能がそこそこあって、ワンルーム10畳位、お風呂トイレ最低限、デザイナー物件があれば、セカンドオフィスとして凄く魅力的です。
自宅でテレワークで働く人を活用していくことは、これから重要ですから、例えばWeb会議セットと簡易防音室が一部屋ついていて、子どもを育てながら(子どもの寝姿などをチェックできるモニター機能付き)テレワークができる賃貸ですとか。この場合不特定多数が入ることもありませんから、同じ住宅の方が不安に思うこともないでしょう。
ビジネスホテルなども、一定数の部屋がワンデイオフィスなどになっていれば、特に都心では、昼間使う人はいるのではないでしょうか。設備的にはWifiやTVがあル所がほとんどですから、追加投資もいらなそうです。
これはジャストアイディアなので、法律や制度面を考慮していませんが、空き室対策の一環として、幅広い人材に活躍してもらう施策とリンクさせた物があると、いいのではないかと思います。
快適な空間があれば、人の生産性は相当上がるそうですから。そういうスペースが世の中に増えるといいのではないでしょうか。
夜中に遠慮無くWeb会議できたら、また自由度が違ってきますよね。特にグローバル相手に商売されていた方は、時差もありますから。
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ハコ物ができて白昼夢を見ることができれば、いっちょやってみようという人は確実に増えると思います。そういった取り組みがどこかでやられていたら是非伺いたいなと思うところです(個人の人が払える金額のレベルでやっている所)
それでは今回のメールマガジンは以上です。