今週のトピックス
■今回のトピックス
- 「うまく文字では伝えられないので電話で」を克服できるかが大きな分岐点
- 動画の時代に入るから大丈夫…なワケではありません
- 苦手な人はまず「構成の整理」「ペアでの情報伝達の練習」から入ると良いです
- Webinar最新回のご案内
- 情報配信LINE@・Twitterから抜粋
- 書籍などのお知らせ
- 終わりに
おはようございます、ラウンドナップWebコンサルティング中山です。
あっという間に2020年も半分過ぎました。あまり外に出なかったせいか、本当に季節感のないまま夏を迎えそうです。そののっぺりとした空気に抗うかのように、連日天気が荒れ模様の埼玉県南西部です。
さて、以前
[第238回]ビジネスにおいて本の「読解力」がなぜこんなにも大切か?(文章読解の普遍的重要性)という内容のWebinarをYouTube動画とPodcastで出しました。
動画版;https://www.youtube.com/watch?v=adpQTM1PZeY
音声版:https://apple.co/2NHUt0i
改めてこの件について、違う確度から書きたいと思います。
なぜなら、とても重要だからです。
先ほどの動画の内容を説明欄から転載します
「今回は、普段より少し話題を変えて、本と読書について扱います。現代の、情報が民主化されて爆発的に情報量とそれに対する二次情報や付加情報があふれている現代において、文章が苦手、文字を読むのが苦手という「読解力」の問題は大きな問題です。
全てのプレイヤーにとって言えることで、例えコンテンツが動画などマルチメディアの時代に入っても「読解力」というものは非常に重要なスキルであり、伸ばすことのできるアビリティです。」
メルマガの後にでも先にでも、是非ご覧下さい。
では、内容に入ります。
「うまく文字では伝えられないので電話で」を克服できるかが大きな分岐点
結論かが言えば、ネットからきちんと反響を取れるようになりたいなら、「口頭に頼らず、文字で何かを伝えられるかどうか」が重要です。
ご相談やお問合せを受けていると、一定の割合の方が「メールやフォーム、チャットではうまく伝えられないので、電話で口頭で伝えたい」とおっしゃいます。
その方々を悪く言いたいわけではないです。
今まで必要に迫られてなかったのですから、当然です。
ただ、Webを活用して、自分の思いや会社のことを外に知ってもらいたいなら、文字で伝えられないのでは、どうしようもありません。
なぜなら、「相手に何を知ってもらいたいのか」「そのためには、何をどういう順番で、どれくらいの情報量と熱量で伝えなくてはいけないのか」が整理できていないと、端的に言えば「何が言いたいのか分からないコンテンツやメッセージ」が出来上がってしまうからです。
電話という手段でないと伝えられないという方は、そのままだと、HPで自分の伝えたいことが伝えられないと思って下さい。
それを「性格」や「忙しさ」などのせいにして自己正当化していては、どうしてもうまくいきません。
たくさん文章を書いているのに、ページをたくさん作っているのに、うまくいかない、読んでもらえないという方は、恐らく「ただ文字を書いているだけ」になっています。
「自分の考え、脳みその中を、文章という形に整理して落とし込む」ことが大事です。
動画の時代に入るから大丈夫…なワケではありません
「これからは動画の時代、自分は喋るのはできるから大丈夫だよ!」と思っている方は、要注意です。実はテキストコンテンツ以上に動画や音声の方が、伝えるための構成力や、語彙・文章力が必要だからです。
対面では上手くいっていてもそれがWeb上でそのまま通用するとは限りません。
なぜなら、対面と動画では、相手の姿勢が違うからです。
対面であれば、基本相手は一生懸命集中して聞いてくれます(聞かざるを得ないからです)
また、良くも悪くも「理解できている自分」になりたいので、何とか勝手に自分で情報を付け足してでも、理解しようとしてくれます。
しかしWebでは違います。良く分からないと思われたらすぐに離脱されてしまいます。どこかに行ってしまいます。選択肢がたくさんある状態ですし、話の途中でどこかに行くことに抵抗がないからです。対面と違って。
なので、むしろ音声や動画こそ「しっかり最後まで聞いてもらう為の話の構造や流れ」が必要になるのです。
私が遠隔コンサルのベースを電話やビデオ会議ではなく、チャットベースにしているのは、そういう裏の意図もあります。(電話などだと書き起こさないと後で情報を探し出すのが大変、ということもありますが
また、私はPodcastにしてもWebinarにしても、無編集の一発撮りですが、撮る前には頭の中で何を話すかなどを、整理しています。
時々、話がわき道に逸れて返って来れなくなることがありますが、それは頭の中にしか地図がなく、脇道に逸れて楽しくてその地図を忘れてしまっている状態です…(反省)
何度もいろいろなところで喋っていて、テープレコーダーのように、丸暗記している…というわけではありません。
苦手な人はまず「構成の整理」「ペアでの情報伝達の練習」から入ると良いです。
同業他社がいないと言って良い時代、マーケットの垣根が薄くなり大きな企業が突然ニーズを奪いに来ることが少なくない時代、そして急にウィルスなどの猛威にさらされる時代。
その中で生き残るには、自分たちが誰にどんな価値を届けたいのかというメッセージを発し続け、ファンを作り、お客さまと一緒に成長していくような企業になる必要があります。
そのために、第一歩として、文章をきちんと書けるようになることを強くお勧めします。
私のお勧めの第一歩としては以下です。
得られた情報の構成を整理するための「要約の練習」
自分の出したい情報の構成を整理するための「自分の意見のまとめと、誰かに伝える練習」
自分の中だけで終わってしまうと意味が薄いので、誰かと一緒にやることをお勧めします。
ブログなどで書く場合は、読んでもらう人を確保しないと意味がありません。知らない人からのフィードバックは期待できませんし、アクセス解析を見ても分からない部分だからです。
手につけるのがおっくうかもしれませんが、強くお勧めします。
全ては文章のインプットとアウトプットから始まります。
お悩みの方は添削だけでも通常のコンサルより低価格でサポートしますので、お気軽にご相談下さい。
Webinar最新回のご案内
[第244回]Webサイトの「見た目のデザイン」の重要性はどんどん落ちている
動画を直接見られない方は以下からジャンプしてご覧下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=4putWNvXaPE
Webサイト制作において、感覚的にもまたコスト的にも大きいのが、見た目のデザイン、グラフィックデザインの部分です。
確かにこれは重要です。しかし投資対効果という面で見ると、また買い手が購買を決定するまでの要因の中での重要度という面で考えると、その重要度は年々下がっているという印象があります。
その原因は大きく2つ「加工の大衆化」「画面サイズの小型化」にあると考えています。
また、これはデザインを否定しているわけではありません。きちんと効果を発揮する部分があります。それはどこか?についても駆け足ですが触れています。
ではそれははなぜなのか、よろしければ動画・Podcastをご覧・お聞き下さい。
- 音声版ながら聞きはPodcastからどうぞ。
iTunes Podcastディレクトリ:https://podcasts.apple.com/jp/podcast/zhong-shan-yang-pingno-non/id750899892
GooglePodcast : http://bit.ly/google-podcast-jp
配信ミラー:https://roundup-inc.co.jp/nakayama/post-10511/
日刊情報配信からピックアップ
LINE@です。
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LINE@の登録はこちらから、もちろん無料です → https://lin.ee/5NzoMnY
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[1]ビックカメラ、マイナポイント申請端末を約200店で導入:日経新聞
6月でキャッシュレス還元事業が終わります。結構メディアで取り上げられていますが、私としてはそれほど変わるか?という印象。あのシールが貼ってあるかどうかなんて確認もしないですし、せいぜいクレジットカード明細で見かける程度です。
消費税駆け込みの効果も3%→5%→今とそれぞれでどんどん効果が薄くなっています。20万円使ってやっと1万円ですから、それより家電なら型落ちやフリマアプリ待ちの方が効果は大きいでしょう。
今後はもはやこういった増税や還元による駆け込みは期待しない方が良いですね。家と車くらいでしょうか…それにしてもただの「先食い」です。
それよりは、イベントにかこつけて、お得さ以外の何かを打ち出して訴求できるようにアイディアを練る方がいいのでは。
[2]新型コロナ:休業者の7%、1カ月で失職 5月なお423万人:日本経済新聞
マスクをする人も暑さも相まって減っていますが、健康面のショックの後ろにある経済的ショックがあらわになってきています。
「4月に過去最多の600万人近くに膨らんだ休業者のうち、約7%の人が職を失っていた」「雇用は維持しているものの仕事を休んでいる休業者は423万人」
つまり、4月の休業者の内、復帰したのは単純計算で、600-423-600*0.07=134万人と、20%強しかいないということになります。これはもっと増えるでしょう。身近に失職・休職の人が普通にいるワケです。これは消費へのインパクトとしては大きいです。
また、経済面の次は金融機関へのショック。まず、個人相手のものが焦げ付き始めています。
住宅ローン不安、高まる20~30代 コロナ禍で収入減 → https://s.nikkei.com/3dN5KqN
貸し剥がしはないでしょうが、金融機関も利益がでなければ…ですので、要注意ですね。
[3]Googleは順位決定に関しては「ストックフォトはマイナスにならない」と言うが…
https://twitter.com/b_gone/status/1277954529049239553
ランキングにネガティブではないにせよ、自前写真の方が信頼感や親近感わくので、できるだけ自前がお勧めです。スマホでも明るいとこで撮れば十分な画質です。
バックナンバーのお知らせ
過去分ニュースレターのご案内
※ラウンドナップ・Webメソッドの中で、
また、
著者ページ → https://www.amazon.co.jp/-/e/
2019年度版もいずれ出しますね。
書籍は最初の一歩にお勧めです
Amazonか大手書店で販売中です。既に中古があったりと、物の循環がとても速くなった今という時代を感じます。
さて、この本は、企業のウェブ担当者・経営者などの方に伝えたい内容がメインです。フリーランスでマーケターとしての腕を上げたい、SEOや広告のテクニックを学びたいという方向けの本ではありません。
Amazonだと中身が見られないので、そこだけ気にして頂けると、ミスマッチも少なくなるかなと思います。
是非読まれた方はブログやAmazonなどでレビュー書いて頂ければ幸いです。
今後の配信コンテンツの方向性を決める上で、是非生の声を頂きたいです。
今すぐAmazonでご購入ください → http://amzn.asia/15AeH9k
終わりに
Youtubeで偶然出会ったのですが、これがとても面白いです。『サピエンス全史』や『銃・病原菌・鉄』などにハマった方は特にお勧めです。
地球そして生命の誕生と進化 【改訂版】 – YouTube
https://youtu.be/-mKu5dIns4c
1時間くらいありますが、どうやって地球ができて人類に繋がっていったかが美しい動画と共に語られており、思わず見入りました。
こういうコンテンツは昔からいろいろありましたが、これが面白かったのは宇宙的な事件との関わりあいが描かれている点です。地球の歴史って、せいぜい隕石の話や全球凍結などで、宇宙との絡みってほとんど無いんですよね。
でも、例えば「全球凍結」の原因にしても、天の川銀河と周辺銀河の衝突による超新星爆発→宇宙線が大量に地球に降り注ぐ→宇宙線は雲を生成する作用があり、その結果、全球凍結が起きた…。
生命がなんども多種多様な変化が爆発的に増えた原因は、超新星爆発による宇宙線が引き起こす突然変異、大陸がプレートテクトニクスにより大陸衝突、交雑が進んだから…など。地球レベルそして宇宙レベルの変化まで描かれているのが、とても納得がいって、ワクワクしました。
こういうより広い視点から、いろいろなものをみると、もっとこの世は楽しいのだろうなと思った次第です。
ぜひ、ちょっと長いですが、先ほどのYouTubeご覧下さい。「HAYABUSA BACK TO THE EARTH 帰還バージョン」を作成された有限会社ライブの上坂浩光氏による映像も、本当に素晴らしいです。
では、またメールしますね。
中山