[23/01/14]直近2つのGoogleアップデートで勘違いしがちなポイントとは

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 直近の2つのGoogleアップデートで、まず押さえるべき誤解が整理できる
  • リンクスパムアップデートは「ペナルティ」より「無効化」と捉えるべき理由が分かる
  • ヘルプフルコンテンツアップデートは、手段ではなく出力の中身で見られていると理解できる

今回のテーマは、直近で完了したリンクスパムアップデートとヘルプフルコンテンツアップデートを、必要以上に怖がらず、かといって雑にも扱わずに理解することです。特にヘルプフルコンテンツアップデートは、AIや自動生成を使ったら終わりだ、という受け止め方が広がりやすいのですが、そこはかなり雑に理解されがちな部分です。

この回で大事なのは、Googleがどの手段を使ったかをそのまま裁いているわけではない、という考え方・方向性です。何をしたら即アウトなのかと線を引くよりも、どんな出力が人の役に立つのか、どんな施策が順位操作に寄ってしまうのかを見た方が、現場ではずっと役に立ちます。

リンクスパムアップデートの考え方・方向性

まずリンクスパムアップデートについては、順位が落ちたからといって、すぐに「ペナルティを受けた」と考えないことが大切です。この回で語られているのは、Googleはスパムと見なしたリンクを罰として扱うというより、評価対象から外す方向で動いている、という点です。

つまり、今まで効いていたリンクが無効になった結果として順位が落ちる、という理解の方が近いわけです。ここを間違えると、何か重い処分を受けたように受け止めてしまいますが、実際には前提になっていた評価が消えただけかもしれません。

また、注意すべきなのは、リンクをもらう側だけではなく、売る側や回し合う側も含めて見られていることです。ただし、どこからが完全にアウトかを厳密に切り分けるのは難しいとも語られています。判定しているのは機械学習であり、現実にはきれいな線が引かれているわけではありません。

リンク施策はゼロか百で考えない

ここで印象的なのは、だからといってリンクを忘れてよいわけではない、という話です。リンクのことを意識するのは危険だから一切考えない、という振り切り方もまた現実的ではありません。実際、外部から評価され、参照されるサイトにならなければ、露出の広がりには限界があります。

たとえば同じ商店街の中で相互に紹介し合うような行為は、現実の商売の延長として自然に見える場面もあります。一方で、順位を上げるためだけに購入したり、見返り前提で貼らせたりするものは、いかにも不自然です。現場ではこの間に広いグレーゾーンがあり、だからこそ「いかにもスパムっぽいことはしない」という原則が重要になります。

内部施策だけで戦おうとせず、外から自然に評価される状態をどう作るかを考える。その意識は持ち続けつつ、ガイドラインに寄せて進める。この距離感が、中小企業にとっては現実的な落としどころです。

ヘルプフルコンテンツアップデートの本当の論点

もう一つのヘルプフルコンテンツアップデートで押さえるべきなのは、特定のページだけの話ではなく、一定のしきい値を超えるとサイト全体に影響しうる、ということです。個別ページ単位で下げるというより、サイト全体にシグナルがかかると考えた方がよい、という説明がされています。

さらに厄介なのは、修正してもすぐ戻るとは限らないことです。回復までには数ヶ月かかる可能性があるとされており、直したのに変化がないと焦ってしまう場面も出てきます。だからこそ、目先の順位変動だけを見て右往左往するより、根本的に何を出しているのかを見直す必要があります。

そして最も勘違いされやすいのが、AIや自動生成を使ったこと自体が問題なのではない、という点です。この回では何度も、Googleが見ているのは手段ではなくアウトプットだと強調されています。検索順位を上げるためだけに作られたものなのか、人の役に立つものなのか。その差が本質です。

AI利用を怖がるより、出力を見直す

自動生成という言葉から連想しやすいのは、世の中にある情報を寄せ集めて、少し整えただけの量産型コンテンツです。そうしたものが評価されにくいのは、AIだからではなく、中身として新しい価値や読みやすさが乏しいからです。

逆に、AIを下書きや骨組みづくりに使い、人が編集し、事実確認し、読み手にとって分かりやすい形に仕上げていくなら、それは十分に現実的な使い方です。この回でも、AIベースで作った土台を人が編集する事例に注目が集まっていると紹介されていました。

つまり、AIを使うなではなく、AIに丸投げしたような出力で済ませるな、ということです。2023年以降は特に、AIを遠ざけるより、どう使いこなすかの方が問われるという感覚が、この回全体を通して流れています。

Googleもまだ完全ではない

もう一つ忘れてはいけないのは、Google自身も完全ではないという見立てです。もし本当に「人のためのコンテンツ」と「順位操作のためのコンテンツ」を完璧に見分けられるなら、そもそもこうしたアップデート名を付けて繰り返し打ち出す必要はありません。

Googleはまだ判断しきれていないからこそ、改善を続けています。だからこちらも、単純な正解探しではなく、ユーザーにとって役立つかどうかを軸に、サイト全体を磨いていくしかありません。アップデートの名称に振り回されるより、その裏でGoogleが何に困っているのかを見る方が、本質に近づけます。

まとめ:手段ではなく、何を世に出しているか

今回の2つのアップデートで共通しているのは、Googleがますます「表面的なテクニック」ではなく「最終的に何が出ているか」を見ようとしていることです。リンクスパムアップデートでは、不自然な評価を無効化する方向が強まり、ヘルプフルコンテンツアップデートでは、手段ではなくアウトプットの価値が問われています。

だから現場では、AIを使ったかどうか、リンクを少し意識したかどうかといった一点で考えすぎない方がよいはずです。人の役に立つものを出すこと、ガイドラインから大きく外れないこと、そしてサイト全体でその姿勢を揃えること。この基本を外さなければ、アップデートのたびに必要以上に振り回されずに済みます。

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