第167回:SEOをするぞ!という思考から入ると失敗する可能性が高い理由

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 「SEOをやろう」と専門用語から入ると、テクニックやツールの断片に意識が引っ張られやすい。
  • 本来の出発点は、検索する人をどうやって自社のホームページや接点へ連れてくるかという目的である。
  • 中小企業や地域商圏の商売では、ツールの数字だけでなく、お客さんの実際の検索行動を聞くことが大きなヒントになる。
  • Web活用では、SEOに限らず専門用語を先に追いかけるより、目的を平易な言葉で言い換えて考える方が失敗しにくい。

SEOという言葉から入る落とし穴

SEOは昔から関心の高いテーマで、情報もたくさん出ています。だからこそ、「よし、SEOをしよう」と考えた瞬間に、リンク、キーワード、順位、解析ツール、コンテンツ制作といった断片的な情報が頭に浮かびやすくなります。問題は、その状態でスタートすると、やることの中心がテクニック論になりやすいことです。

専門用語が思考を狭める

専門用語には、その周りに大量の知識やノウハウがくっついています。そのため、言葉から入ると「SEOとはこういうものだ」「こういう施策をやるものだ」という発想に引きずられがちです。背景や目的を理解したうえで手段を選ぶならよいのですが、そうでない場合は、流行の情報や一部のテクニックを追うだけになってしまうんですよね。すると、いろいろ学んでいるはずなのに、なかなか動けないという状態に陥ります。

先に考えるべきは誰をどう連れてくるか

今回の提案はシンプルで、一度「SEO」という言葉を頭から外してしまうことです。代わりに、「検索エンジンを使っている人を、どうやったら自分たちのホームページや接点へ連れてこられるだろうか」と考えます。これは言い換えに見えて、思考の向きが大きく変わるポイントです。手段の話ではなく、目的から逆算する形になるからです。

目的から逆算する

検索から集客したい理由は、結局のところ、お客さんになる可能性のある人を安定して集めたいからです。そこを先に意識すると、Googleの仕様やコンテンツの作り方も、「何をすべきか」ではなく「なぜそれが必要か」という文脈で見られるようになります。そうすると、表面的な施策の丸のみではなく、自社に合うやり方を選びやすくなります。

中小企業では現場感が穴場を見つける

特に中小企業、ニッチな業界、地域商圏の商売では、ツールから取れるデータだけで勝ち筋が見えるとは限りません。検索する人がそもそも多くない場合、一般的なキーワード分析では十分な情報が取れないこともあります。そういうときこそ、現場の声が役立ちます。

ツールより先に顧客の検索行動

実際のお客さんに「どうやってうちを見つけたのか」「どんな言葉で調べたのか」を聞くと、思わぬヒントが出てきます。普通の検索よりマップの方が強いと分かるかもしれませんし、キーワードツールには出にくい言い回しが見つかるかもしれません。逆に、データだけを頼りに大量のコンテンツを作っても、上位表示しないうえに売上にもつながらないことがあります。現場の検索行動を起点にしてデータを重ねる方が、ずっと商売に近いSEOになります。

用語は後から覚えればよい

この考え方はSEOだけに限りません。アクセス数、CVR、リマーケティング広告といった言葉も、用語から入るとその世界の専門情報に振り回されやすくなります。まずは「見込み客にもっと来てもらうにはどうするか」「来た人に問い合わせしてもらうにはどうするか」「一度来た人にまた思い出してもらうにはどうするか」と、平易な言葉に置き換えて考える方が、本当に必要な施策が見えやすくなります。

技術は最後に選ぶ

マーケティングやWebの世界は、外から見るほど毎回まったく新しいわけではありません。変わっているのは主に手段であって、商売の基本は大きく変わりません。だから、先にお客さんの行動と自社の目的を整理し、そのあとで必要な技術や施策を選べばよいのです。もし今、SEOの情報は追っているのに一歩も前に進めないなら、それは技術不足というより、専門用語に思考を縛られている状態かもしれません。

まとめ:SEOの前に検索する人を見る

SEOをしよう、と言葉から入ると、どうしても手段やテクニックが先に立ちます。しかし本来考えるべきなのは、検索している見込み客をどうやって自社の接点に連れてくるかです。その目的から考えれば、必要なデータも、聞くべき顧客の声も、選ぶべき施策も変わってきます。SEOはあくまで手段の名前であって、出発点ではありません。まず見るべきなのは、検索する人の行動と自社の商売のつながりです。

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