第256回:テレワークの流れで、買い手に「判断基準の変化」が起きている

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • テレワークやビデオ会議の普及で、買い手が画面越しの情報を疑いながら見るようになっていると分かる。
  • 整いすぎた写真や言葉は、信頼の材料ではなく、取り繕いの印象につながることがあると整理できる。
  • 反応を上げるのは、派手な演出よりも、生っぽさや等身大感を感じられる表現だと理解できる。
  • ホームページ制作は丸投げではなく、自社の素材と感覚を持ち込んで一緒に作る方が成果につながると分かる。

画面越しの経験が買い手の見る目を変えた

テレワークの話になると、業務効率化や会議マナーの話に寄りがちです。ただこの回で中心に置かれているのは、買い手が画面越しのものをどう受け取るかが変わった、という点です。ビデオ会議やスマホの加工機能を自分でも使うようになった結果、きれいに見えるものをそのまま信じにくくなっているという実感です。

本物っぽさの価値が上がった

以前は、整ったデザインやきれいな写真そのものが信頼感につながる場面が多くありました。ところが今は、それが本当の姿なのか、生っぽさがあるのか、五感で感じられるような手触りがあるのか、という考え方・方向性にかなり寄ってきています。画面の向こうでも、空気感や人の存在感は意外と伝わる。その感覚を多くの人が共有するようになったわけです。

加工の民主化が前提になった

この回では、フィルターや美肌補正、バーチャル背景、ライトによる印象操作のような話が具体例として出てきます。以前は専門ソフトが必要だった加工が、今はスマホや会議ツールで簡単にできる。だからこそ買い手も、画面越しの見え方はかなり調整できるものだと知っています。きれいに見えること自体が、昔ほど強い武器ではなくなっているのです。

中途半端なきれいさが反応を落とす

問題は、だから雑でよいという話ではないことです。むしろ危ないのは、きれいではあるが本物らしさが薄い表現です。この回では、その中途半端なきれいさが、問い合わせ前の反応やクリック率を落としているという現場感のある話が続きます。

ストックフォト的な見え方の弱さ

トップページのメインビジュアルやCTA周辺で、整いすぎた写真を置くと反応が落ちるケースがあると語られています。雑誌に載っていそうな写真や、綺麗なだけの人物写真は、何かをごまかしている印象につながりやすい。昔からストックフォトの弱点は言われていましたが、今は実写でもその傾向が強く出るようになっている、というのがこの回のポイントです。

会った時のズレが不信感になる

中途半端に見栄えを盛ると、問い合わせの後に会った時に「あれ、印象が違う」となりやすくなります。期待値だけが上がり、実際の商談でズレが出る。すると高く見せたこと自体が逆効果になります。100を200に見せてショートカットするより、今の100をきちんと伝えた方が長い目で見て強い、という話はとても実際の現場的です。

等身大の素材が信頼を作る

では何をすればよいのか。この回の答えはかなり、自社の生っぽさを自分たちで持ち込むことです。制作会社に全部きれいに整えてもらうより、自社が素材やメッセージに深く関わる方が成果が出やすいと語られています。

自社で撮った素材を磨く

理想は、生っぽさを残したまま上手に撮れる人に頼むことです。ただ、それが難しいなら自分たちで撮った方がむしろよい場合がある。この回でも、お客さま自身に写真や素材を出してもらい、それをブラッシュアップする形の方が成果につながると説明されています。どんなメッセージを出したいのかを自社で考えることが、等身大感を生みます。

二人三脚で改善を回す

制作とマーケティング現場を切り離さず、一緒に改善サイクルを回すことも重要です。更新のたびに制作会社を通さないと何も変えられない形では、変化の速い時代に追いつきにくい。お客さまの感覚が変わった以上、出し手側も、自社で動かしながら調整できる体制に寄せていく必要があります。

まとめ:生っぽさを設計に戻す

テレワークやビデオ会議の普及で、買い手は画面越しの情報を以前よりずっと冷静に見ています。整っているだけの写真や言葉は、信頼ではなく違和感につながることさえあります。これからのホームページで大事なのは、雑にすることではなく、企業の身の丈に合ったきれいさと生っぽさのバランスです。自社の素材や感覚をきちんと持ち込み、本物らしさが伝わる設計へ戻していくことが、反応を取り戻す近道になります。

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