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第7回「buzzword」- バズワードは、意図的なものかそうでないのか、追いかける価値があるかの判断が大切

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こちらのプレイヤーからお聞き下さい(iTunesでの配信は、新番組開始のため、終了致しました)

※2012年・2013年頃配信のPodcastです。時代性をご理解の上ご視聴下さい。

トランスクリプション

こんにちは、WEB戦略ラウンドナップの中山です。

今回は「buzzword」についてです。buzzwordsとは、いわゆる流行語のことです。

新しい言葉が常に生まれている

WEBマーケティングはもちろん、マーケティング界隈では、常に新しい言葉が生まれています。

なぜ新しい言葉が生まれるかというと、新しいものができれば新しい言葉が必要になるからです。

バズワードについては、特段これ以上特別な説明はありません。

大切なこと

ただ、バズワードについて本当に大切なのは「その永続性や賞味期限、意図を考えること」そしてそれを通じて「その単語は追いかける価値があるかどうか考える」ことです。

言い換えると「バズワードから脱皮できるかどうか」の判断が大事です。

新しい言葉は常に自然と生まれるものではありません。

ファッションの流行が2年前にすでに決定しているように、意図して作られた言葉もあります。

それは、新しい言葉をプロモーションして、そしてその言葉が一般的な言葉になっていけば、発信元として大きなオーソリティが得られるからです。

なので、場合によっては、半ば強引に無理矢理な言葉をはやらせようとする事があります。

同じ目的で、何かのサービスを大きく取り上げて、その情報の第一人者として先行者利益を得ようという戦略は、WEB界隈ではよく見られる光景です。

従いまして、ここで大切なのは、そのバズワードが

  • 本当にこれから使われるものなのか、言い換えると永続的なものなのか
  • 一時的に使われて、いつかは消えて行くものなのか、言い換えると「しぶき」の様なものなのか

です。

ここの判断を誤ると、いわゆる「踊らされた」状況になり、そのバズワードの寿命が終えるとともに、その言葉に沿って行ってきた策が、無駄になってしまうこともあります。

判断の仕方

では、どうやって正しく判断するのがよいのでしょうか。

それには2つのポイントがあります。

1つは、「すぐには乗らず、周りの情報をきちんと把握すること」

「周りの企業が興味を示しているか?」ということや「特定のメディアだけがその言葉を使っていないか?」など、疑問を持って情報収集をしてみて下さい。

特定のメディアや、キーマンがひたすらに持ち上げている場合、それはプロモーションの意図が少なからずある、と考えることをお勧めします。

ただ、その結果としてそれがスタンダードになることもあるので、一概にそれが悪いとは言えません。

わかりづらかった概念に名前をつけて分かりやすくすることは、とても大切なこと、価値のあることだからです。

 

2つめは「自分の経験に照らし合わせて、真っ白な頭で考える事」

権威のある人や、大手メディアが発信していると、どうしても「きっと正しいのだろう」と考えがちですが、そこで考えるのをやめるのではなく、まずご自身の中で咀嚼することが大切です。

例えば一時はやった「リードナーチャリング」という言葉がありますが、これは昔からマーケティングで言われていた「見込み客育成」「見込み客フォロー」と同じです。

英語にすると新しいものに感じますが、実際は昔からあるもので、新たに名前をつける必要は本当はないはず。

しかし、新しい言葉を使ったほうが人々の興味を引き付けやすいので、その言葉をあえて使ってくるんです。

 

営業経験があれば、「あれ、これ結局、4ステップマーケティングで言う、見込み客フォローじゃないか?」と気づけるのではないでしょうか。そうすれば、今までの見込み客フォローの延長として、いいとこ取りすればいいかな、といった判断ができます。

このように、バズワードは、それが今後永続的、中長期的に続いていく言葉なのか、それとも一時的な言葉なのかをきちんと把握することが大切です。言い換えると「バズワードから脱皮できるかどうか」の判断が大事です。

そこを考慮に入れた上で、新しい言葉に接して見ることをお勧め致します。

それでは、「Buzzword」については以上です。

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