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第14回「cost per acquisition(CPA)」- 獲得費用対効果という指標

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こちらのプレイヤーからお聞き下さい(iTunesでの配信は、新番組開始のため、終了致しました)

※2012年・2013年頃配信のPodcastです。時代性をご理解の上ご視聴下さい。

トランスクリプション

今回はcost per acquisition (CPA)についてです。

cost per acquisitionとは、特定のアクションを取ってもらうためにかかった費用のことです。

例えば、キーワード広告を「1クリック100円」で出稿して、メールマガジンへの登録コンバージョンレートが20%だった場合、10人中2人がメルマガを申しこんでくれることになるので、1メールアドレスあたり、500円となります。

メルアドの収集をアクワイアションと定義するならば、この場合CPAは、500円です。

もっと大きく、例えば100,000円のサービスをSEOとキーワード広告で集客し販売している場合、2つを分割してCPAを計測し、どちらのほうが効率が良いかなどを考えることもよく行われます。

SEOとPPC広告に関しては、大概お客さんが、両者を行ったり来たりするものなので、厳密に分けて考えるのはあまりよくありませんが、今回は分かりやすくするために、そこは考慮しないものとします。

その上で、例えば

  • SEO経由が、SEOにかけている費用(外注費、人件費)が月間100万円で、20件
  • キーワード広告経由が、1クリック150円で、コンバージョンレートが0.2%、100人中0.2人

だった場合は、それぞれSEOが、CPAは5万円、キーワード広告が7.5万円となります。

サービスによっては、申し込みまでのスパンが2ヶ月3ヶ月、不動産などであれば半年などの場合もありますので、その場合は、その期間内で判断しなければいけませんが、イメージとしてはさきほどのような形です。

前回のPodcastで扱ったコンバージョンレートとは本質的に大きな違いはありませんが、金額として見えてくるという点がとても重要なポイントです。オンライン上の集客や販売をリアルに感じる手助けになるからです。

CPAの使い方はさまざまで、前回のコンバージョンレートと同じ考え方で柔軟に運用するものです。

CPAのもう一つのメリット

CPAを計測するという場合、メリットがもう一つあります。

それは、CPAというものは、売上という「具体的な金額」をベースにした指標なので、前提としてコスト計算を始めとした、社内での計測の仕組みを整備せざるを得ないという点です。

WEBマーケティングを行う上では、計測の仕組みづくりは必須です。

効果測定を計測する仕組みがなければ、効率の良いマーケティングは不可能です。

計測の仕組みというと、何か難しそうですが、シンプルに、どれだけそこに費用がかかっていて、そしてどれだけ成果が上がっているかを把握できるようになっている、ということです。

CPAを設定するメリットの1つとして、そこを再確認・あるいは整備できることが大きいかもしれません。明確に設けていない方は、ぜひCPAを計測する仕組みと、目標CPAを設定することを強くおすすめいたします。

CPAの類似単語にCPOやCPMがあります。

CPOは、cost-per-orderの略で、主に、バックエンドの商品が売れた時に使われます。CPMは、cost-per-impressions model の略で、クリックではなく、インプレッション、ある一定の数見てもらうためにいくら払うかという指標です。

どちらも、必要に応じて使ってもらえればいいかと思います。

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