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第5回「Blogroll」- サイドバーから貼られたリンクリストの有用性

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こちらのプレイヤーからお聞き下さい(iTunesでの配信は、新番組開始のため、終了致しました)

※2012年・2013年頃配信のPodcastです。時代性をご理解の上ご視聴下さい。

トランスクリプション

こんにちは、WEB戦略ラウンドナップの中山です。

blogrollとはサイドバーにリスト形式で置いてある「おすすめリンク」などのことです。

黎明期のブログのほとんどが大なり小なりこれをつけており、その機能がブログロールという名前だったので、この名称が浸透したと言われています。

言ってみれば、「サイドバーに置かれたリンクリスト」です。それ以上に、何か特別なものなわけではありません。

本来は

  • そのブログを書いている人の別のサイト
  • そのブログを書いている人が興味のあるサイト
  • 関連したトピックを扱っているサイト

の意味とそれを紹介するという意図で使われていました。

しかし、現在はどちらかというと、自分の他のWEBサイトの紹介か、SEOのためのスペースになってしまっていることが多いですね。

しかし、ここは悩ましいところです。

自分の他のサイトを紹介するとしても、ユーザーが、サイドバーに羅列されたリンクをクリックするその割合は、今やかなり低いので、そこから他のサイトに誘導するというのは現実的に、あまり効果がありません。

特にブログロールは、サイドバーの下の方にあることが多いのでなおさらです。

これは一般論ですが

きちんと自分の他のサイトもみてもらいたいのなら、2〜3のサイトに絞った上で、画像などを使って、目に止まるようにアピールすることをお勧めします。

ブログロールは、色彩学で言うと目を誘う、「誘目性」に欠けているので、そもそも目に止まらないのです。

 

また、SEOの効果も、どんどん効果が薄れていってしまっています。

Googleは「ボイラープレート、日本語で言うと“型枠”みたいな意味ですが、そのボイラプレート」に当たる部分にあるリンクは、かなり価値を下げています。

ボイラープレートは、サイトのページで共通になっている部分で

具体的には

  • ヘッダー
  • フッター
  • サイドバー
  • ウィジェット

が一般的です。それ以外でもサイト全体で共通のパーツがあればそこも含まれている可能性があります。

自分のサイトのどの部分がボイラープレートとしてGoogleに認識されているかは調べるすべがありませんが、少なくとも、共通部分である「ヘッダー」「フッター」「サイドバー」からのリンクはどんなに数があっても、あまり意味がないと考える方がいいかと思います。(サイトワイドリンク)

それでしたら、そのリンク先サイトの紹介記事を1つ書いて、トップページからリンクさせてあげた方が、効果は高いことが多いです。

 

といったように、ブログロールはもはや、基本的にはあまり効果を見込めるものとしては見るべきではありません。

ただ、あなたのサイトの濃いユーザ、ファンになってくれたユーザは、隅々まで見てくれますので、そういった方向けに残しておくというのは、有効です。

ブログロールを設置している方は、そういった前提で見なおしてみてはいかがでしょうか。

では「blogroll」について以上です。

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