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こちらのプレイヤーからお聞き下さい(iTunesでの配信は、新番組開始のため、終了致しました)
※2012年・2013年頃配信のPodcastです。時代性をご理解の上ご視聴下さい。
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後編
トランスクリプション
今回は、meta tag についてです。
Meta Tag とはHTMLタグの1つです。目立ちませんが、大切な存在ですね。そのWEBページの「メタ情報」を記載する場所がメタタグです。
メタ情報とは?
まずこのメタ情報とは、いったい何かを押さえて頂きたいと思います。
「メタ情報」とは、データについてのデータのこと。そのデータそのものではなく、そのデータについての情報のことです。
HTML形式のWEBページであれば、そのページを作成した人や作成された日時などがそれに当たります。
書籍であれば、その本という情報を書いた人、出版社、出版年月日、著者など、奥付にあるような情報ですね。
こういった「メタ情報」を記載するのがMETAタグです。
大事なメタタグ総まくり
今回は、WEBマーケティングを行う上で大切なメタタグを、まとめてお伝えしたいと思います。
初耳のものがあれば、是非検索をしてみて下さい。
description
まずは meta description です。これはとても重要です。
なぜなら、検索エンジンの検索結果に「説明文」として表示されるからです。
タイトルの下に出てくる文章。あそこはSEOの上位表示には関係しませんが、見る人にとっては、あなたのページを見ようとクリックするかしないかを決めるとても大事な部分。Click Through Rate(CTR)に大きな影響を与えます。
一度、狙っているキーワードで、あなたのサイトがどのように表示されているか、確認してみると発見があるかもしれません。
keyword
次は meta keywordです。これは、このサイトの内容を端的に表すキーワードを記載する部分です。ここは今はあまり重要ではありません。昔、SEOの上位表示の観点でここにキーワードを詰め込むサイトが増えたため、今は検索エンジンはここを全く無視しています。
たくさん入れても意味はありませんし、詰め込みすぎると、スパムと考えられる危険性もあります。
また、どのキーワードを狙っているかが競合にばれてしまいますので、あえて空にするか、ダミーを入れるサイトも時々あります。
どちらにしても、無難なキーワードを2,3入れておくか、設定しない方がいいかと思います。
robot
次は meta robot これは、Googleのクローラなどに対して、このページを検索エンジンにインデックスしてもいいか、悪いか、あるいはキャッシュとして保存しても良いか、このページにあるリンクをたどって他のページも見ても良いか、などを教えてあげるものです。
例えばここに noindex nofollow と書くと、このページは検索結果に乗せないで下さい、そしてこのページのリンク先のページには行かないで下さいということを、検索エンジンのクローラに伝えることができます。
基本的には、ほとんどの検索エンジンがこれを守ってくれます。
Content-type charset
これはこのHTMLの文字コードを表しています。
Content type というのは、HTTPヘッダの代用ですよ、という意味なのですが、特に気にされなくても大丈夫です。
今はUTF-8という形式を使うのが安全です。WordPressなどのCMSも基本的にはUTF-8のはずです。
これは、必ず明示するようにすることをお勧めします。書かなくともブラウザが自動判別してくれたりもしますが、特にモバイル端末から見たときは、それが上手くいかないことも少なくありません。
そうすると、文字化けして読めないページをアクセス者に見せることになります。以外とまだこういったサイトは多いので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
refresh
続いては、meta refresh です。これは、別ページに自動的にジャンプさせる、リダイレクトさせるものです。
例えば、サイトが移転したり、ページのURLが変わったときに、昔のURLでアクセスしてきた人が困らないように、そして検索エンジンも困らないようにするためのものです。
Redirect
ただ、リダイレクトは、可能であれば .htaccessを使ったリダイレクトや、サーバの設定ファイルに書いて行う方法をオススメします。詳細は省きますが、その方が閲覧者がスムーズに新しいページを見ることができるからです。
とは言えサーバの設定ファイルまでユーザが修正できることは、専用サーバかVPSでないと難しいので、現実的にはhtaccessファイルで設定するのが今の主流です。「htaccess リダイレクト」で検索してみて下さい。取っつきづらいですが、覚えるとサイト運営がとても楽になります。
其れ以外にも…
それ以外には、Facebook関連のものもあります。
これは、Open Graph というもので、metaタグの中にこのOpenGraph情報を書くことで、Facebookにシェアされたときに出すサムネイル画像を指定したり、説明文を指定したり、リンク先を指定したりすることができます。
OpenGraphについては、とても大事なので、初耳の方は Facebook オープングラフ 設定 などで検索して、サイトに取り入れてみて下さい。WordPressをお使いの方は、プラグインで簡単に設定できます。
これを設定しておくと、Facebookにシェアされた、あるいは自分でシェアした際に、非常にきれいに魅力的にFacebook上で表示されるようになり、シェアされたりいいね!される確率が大きく変わります。ぜひ設定することをお勧め致します。
メタタグについては、他にもいろいろとありますが、この当たりは是非押さえて頂ければと思います。
かなり実は大切な部分なので、ぜひ押さえておいて下さいね。
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