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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- ChatGPT後のSEOでは、似たようなコンテンツがさらに増える前提で考える必要があること
- 今後は網羅性だけでは差がつきにくくなり、誰が出すか、何を根拠に語るかが重要になりやすいこと
- 企業としては、情報発信体制、オリジナル性、継続的なメンテナンスを強化する必要があること
今回は、ChatGPTのような生成AIが浸透したあと、SEOの世界で何が起き、企業は何を備えるべきかを考えます。まだ仮説の部分もありますが、願望ではなく、起こりうる変化をなるべくフラットに見たうえで整理していきます。
正常性バイアスを外して考える
このテーマでは、どうしても「今までのやり方が大きくは変わってほしくない」という気持ちが入りやすくなります。自分にとって都合のよい未来を先に置いてしまうと、現実の変化を見誤ります。だからこそ、まず必要なのは、AIが本格的に入ったら検索の前提が変わるかもしれないと受け入れることです。
結論から言えば、変化は大きいはずです。特にコンテンツSEOの領域では、その影響を強く受けると見ておいた方が安全です。
似たようなコンテンツが、さらに増える
生成AIは、既存の大量の言語情報をもとに、それらしい文章を高速で組み立てます。まったく新しいものをゼロから生み出すというより、既存の知識や表現を再構成していく仕組みです。すると当然、同じテーマに対して似たようなコンテンツが、今まで以上の速度で増えていきます。
もともと人間も、上位記事を分析してより網羅的なものを作る、いわゆる積み上げ型のやり方をしてきました。AIはそれをもっと速く、もっと低コストで回せるようにします。情報の網羅性だけを武器にしてきたやり方は、ここでかなり厳しくなります。
これから差がつく要素
では何が重要になるのか。ひとつは、誰が出している情報なのかという点です。Googleが以前から重視してきた考え方を踏まえると、誰が書いたのか、どんな立場や実績から語っているのかは、今後さらに効いてくる可能性があります。昔に言われたオーサーシップの考え方が、別の形でまた重くなるかもしれません。
もうひとつは、オリジナルな一次情報や体験、そしてそれらを組み合わせて意味づけする力です。AIが平均的な記事を量産できるほど、人間側には「この会社だから出せる情報」「この現場を知っているからできる解釈」が求められます。単にうまく書くことより、根拠と文脈を持って語れることが重要になります。
企業に必要な三つの備え
情報発信の体制づくり
まず必要なのは、継続的に情報を出し続ける体制です。属人的にたまたま良い記事が出るのではなく、現場の知見を拾い、整理し、発信できる仕組みを持つこと。AIを使うにしても、人がレビューし、方向を決める前提は残ります。
オリジナリティの供給
次に、他社が簡単には真似できない材料を出せる状態です。一次情報、実例、比較、判断基準、失敗談。そうした素材がある企業は、AI時代でも強いです。逆に言えば、どこからでも拾える一般論だけでは埋もれやすくなります。
メンテナンスの習慣化
最後に、公開後の改善です。AIが普及すると、古いページはより早く相対的に弱くなります。だから作って終わりではなく、反応を見ながら直し、足し、磨き続ける習慣が必要になります。更新し続ける企業ほど、検索でも信頼でも有利になりやすいはずです。
広告運用に近づくSEOという見立て
さらに進むと、SEOの進め方自体が広告運用に近づく可能性もあります。AIで多くのパターンを低コストに作れるようになれば、いろいろな記事や切り口を出し、上がったものを重点的に磨くというやり方が現実味を帯びます。広告で素材をたくさん出して機械学習に最適化させる感覚に近い運用です。
もしそうなるなら、SEO担当者にも、文章力だけでなく、仕組みを理解し、AIをどう扱えば成果につながるかを設計する力が求められます。文系的な仕事というより、より構造を理解する仕事になっていくでしょう。
まとめ:人と仕組みの両方を鍛える
ChatGPT後のSEO界で生き残る企業に必要なのは、AIを恐れることでも、過信することでもありません。似たコンテンツがあふれる前提で、誰が発信するのかという信頼、現場から出るオリジナルな材料、そして改善し続ける体制を持つことです。さらに、AIを使いこなす仕組み側の理解も重要になります。人の強みと運用の強み、その両方を鍛えた企業が、次のSEOで残っていくはずです。
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