第55回:業務効率化・タイマー1つで仕事が変わる

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

今回は、業務効率化というテーマの中でも、やり方を増やす前にまず自分の仕事のしかたを外から見る、という話をお伝えします。目の前のタスクが終わらない、終わっても次のインプットに回す時間がない、気力が持たない。そうした時間の悩みを変えるきっかけは、案外シンプルです。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 時間の悩みを気合いで解こうとしても、目の前の作業に飲み込まれると改善点は見えにくいこと
  • 仕事の質とスピードを変える入口は、自分を斜め後ろから見るように客観視することにあること
  • その客観視は、鏡とタイマーという身近な道具でも始められること
  • タイマーは自分を追い込むためではなく、体調や段取りの癖を知るための指標として使えること

時間の悩みが解けにくい理由

よくいただく相談の一つが、時間に関する悩みです。目の前にたくさんのタスクがあって終わらせきれない。終わらせることはできても、もっと良くするためのインプットに時間が回らない。全力でやっているのに、気が付くと一日が終わっている。こういう状態は珍しくありません。

ただ、そこで「もっと頑張ろう」と続けるだけでは、案外変わりません。なぜなら、仕事をしている最中の私たちは主観の中に入りきっているからです。目の前の敵を倒すことに必死になっていると、そのタスクは本当に必要なのか、順番は合っているのか、なぜ手が止まっているのかが見えなくなります。

仕事を変える客観視

そこで大事になるのが、自分を客観視することです。私はこれを、少し後ろに引いて自分を見下ろす感覚だと考えています。「私は今これを頑張っている」という中に入るのではなく、「この人は今、こういう気持ちでこの仕事をしているな」と眺める。すると、それまで見えなかったことが出てきます。

たとえば、この作業は本当に必要だったのか、もっと別の順番で進めたほうがよくないか、やる気が出ないのは準備が足りていないからではないか、といったことです。自分の後頭部を見るような感覚で観察すると、モチベーションや段取りの詰まりが少しずつ言葉になります。

理想を言えば、集中している最中でも、自分というメカを斜め後ろからコントロールするように見られると強いです。少しSFっぽい発想ですが、この感覚があると仕事はかなり安定しますし、効率も上がっていきます。

客観視を始める二つの道具

とはいえ、仕事をしながらいきなりそこまでやるのは難しいはずです。そこで、最初の一歩として使いやすいのが鏡とタイマーです。どちらも、自分を外から見るきっかけを作ってくれるんです。

鏡という視覚のきっかけ

一つ目は鏡です。大きなものである必要はなく、手元が少し見えるくらいで十分です。横に置いておくと、自分が仕事をしている様子が何となく意識に入ってきます。それがきっかけになって、「自分というものを観察する」感覚が生まれやすくなります。

慣れてくると、後ろからだけでなく前から自分を見るような感覚まで出てくることがあります。そこまで行くとかなり抽象化できている状態です。ただ、いきなりそこを目指す必要はありません。まずは、自分を一つの生き物として意識する入口を作ることが大切です。ずっと鏡を置いていると周りに誤解されることもあるので、その点だけは一言添えるなど工夫したほうがよいと思います。

タイマーという数字の指標

もう一つが、今回のタイトルにもしているタイマーです。私はキッチンタイマーのようなものを常に使っています。ただし、これは「何分以内に終わらせる」というふうに自分を追い詰めるための道具ではありません。仕事を始める前に時間をセットして、進めながら「思ったより時間がたっている」「意外とまだこれしかたっていない」と気付くための指標です。

こうした客観的な数字があると、なぜこの作業には時間がかかったのか、逆にどうして今回はこんなに進んだのかが見えやすくなります。私は45分で回すことが多いのですが、体調によって変わることもあれば、頭の中で道筋が立たないまま始めた日はやはり遅くなることもあります。自分はどんな案件に弱いのかも、タイマーを使うとかなりはっきりしてきます。

時計でもよいのではと思うかもしれませんが、何分たったかが直感的に見える点ではタイマーのほうが使いやすいです。数字として時間を外に置くだけで、自分の仕事の進み方はかなり客体化されます。

まとめ:タイマー一つで仕事の見え方が変わる

時間の悩みを解くときに、最初から新しいテクニックや根性論へ向かう必要はありません。まず必要なのは、自分の仕事のしかたを外から見ることです。その入口として、鏡で視覚的に自分を見てみる。タイマーで数字として自分の動きを見てみる。これだけでも、必要のない作業、止まる理由、進みやすい順番が見えてきます。

自分を客観的に見られるようになると、仕事のスピードだけでなく、組み立て方や気持ちの持ち方まで変わっていきます。怒られたときにも必要以上に傷つきにくくなりますし、今の仕事が楽しい人はもっと面白くなっていくはずです。ぜひ、気持ちよく仕事を進めるためのきっかけとして、鏡かタイマーのどちらかから試してみてください。

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