第87回:無料のWeb情報を読むとき、発信する側の目的を考えていますか

中小企業を強くするWebマーケティングPodcast — ラウンドナップWebコンサルティング 中山陽平

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

書いてある内容と一緒に、書く理由も見る

あるページにはこう書いてあるのに、別のページには反対のことが書いてある。WebやITを調べていると、こういうことがありますよね。詳しくない分野では、どちらを信じたらよいか分からなくなります。

そのときに考えてほしいのが、「この人は、なぜこれを発信しているのか」ということです。内容だけを読むのではなく、発信する側が何を得たいのかも一緒に考えてみてください。

情報を発信するには手間がかかります。調べたり、本を読んだり、人に話を聞いたりして、それを文章にして公開する。読む側が無料でも、作る側の時間まで無料になっているわけではありません。そこまでして何を伝え、どんな行動をしてもらいたいのかを見るんです。

私の情報発信にも、仕事につながる目的がある

例えば私が情報を発信するのも、何も目的がないからではありません。知識や考え方を知ってもらう、分かりやすく説明できる人だと感じてもらう。そうすることで、サービスを検討していただく際の距離を縮めたいという目的があります。

いきなり知らないコンサルタントに相談するのは、なかなか難しいですよね。記事などを通じて考え方が分かれば、相談するかどうかも判断しやすくなります。そういう意味で、私の発信には宣伝の役割があります。

同時に、業界全体で、依頼する側が良いサービスを見分けられるようになってほしいという思いもあります。そのために知っておいていただきたいことを伝えています。

発信する目的があること自体を、悪いことだと考える必要はありません。その目的を分かったうえで読むことが大切なんですね。目的が見えたからといって、内容が全部間違いだと決まるわけでもありません。

同じ無料でも、得ようとしているものは違う

広告で運営している媒体であれば、多くの人に見てもらうことが広告の価値につながります。個人の発信なら、勉強したことを記録するためかもしれませんし、自分の能力を知ってもらって、評価や仕事につなげたいのかもしれません。

会社のブログで、人柄や日々の活動を伝えることにも意味があります。どんな人が働いているのか、きちんと活動している会社なのかを知ってもらう役割があるからです。もちろん、商売を直接の目的にしていない発信もあります。

「無料の情報」と一括りにせず、その発信が何につながるように作られているかを考える。特に、何かを強く勧められたときは、なぜその行動をしてほしいのかまで考えてみると、読み方が変わります。

一つの動機だけで全員を説明しようとする必要はありません。自分なりに目的を考えながら読むことが、情報に振り回されないための練習になります。

複数の発信を比べることを、普段から練習する

最初は、いろいろな発信を見て比較してみてください。同じ話題について何人かが書いていれば、内容の違いと一緒に、立場や目的の違いも見てみます。

その人はどういう立場で話しているのか。何を知ってもらいたいのか。何をしてもらうと、その人にとって意味があるのか。こうしたことを繰り返し考えると、少しずつ見え方が変わってきます。

新人の方には、操作方法だけを教える前に、情報を調べて判断する練習もしてほしいと思います。何かを調べて、どの情報をどう考えたのかを報告してもらう。それも大事な教育です。

ただし、何もかも疑って動けなくなってしまっては困ります。絶対に正しい答えだけを集めてから動けるわけではありません。分からないところが残る中でも、自分なりに判断して進む必要があります。発信する側の意図を考えるのは、その判断を支える習慣として取り入れていただければと思います。

配信スタンド

■Podcast /Webinar への質問は

こちらのフォームへどうぞ。
https://forms.gle/Lvy4nVauyJ2SRhJM7

運営・進行

株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)

代表取締役・コンサルタント 中山陽平

Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/

このWebサイトをフォローする
中小企業専門WEBコンサルティング会社・ラウンドナップWebコンサルティング(株式会社ラウンドナップ)
無料公開中 令和時代の買い手を理解する Webコンサルの基礎資料