第131回:梨農家の改善ノウハウをクラウドファンディングで公開?など11月第4週トピックス

ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。

このPodcast/書き起こしで得られること(要点)

  • 経営改善は一つの派手な施策ではなく、小さな改善を積み重ねて販売やブランドまでつなげたときに効いてくる。
  • 本当に難しいのは、WebやITに慣れていない現場の人に気持ちよく動いてもらうことである。
  • 流通や購買の仕組みが変わる中では、昔の売り方を前提にしたままでは立て直せない。

改善は現場と販売を一体で進める

栃木の梨農家、安倍梨園のクラウドファンディングの話が面白かったのは、単に資金集めをしていたからではありません。三年の間に四百件以上の小さな改善を積み重ね、生産管理や経営管理、ブランディングまで進め、直売率をほぼ一〇〇パーセントまで引き上げていたからです。改善が現場の効率化だけで終わらず、売り方や利益率までつながっている点に強さがあります。

数字につながる改善は細部の束

高級品や贈答品としての見せ方、販路の見直し、会計や労務の整理、iPadレジやクラウド会計の導入。こうした一つ一つは派手ではありませんが、束になると経営を大きく変えます。しかも、その過程を公開しようとしているところに価値があります。私自身も支援したのは、ここに他業種にも通じる手触りがあると感じたからでした。

人を動かすことが最初の仕事

この事例で特に気になったのは、WebやITに縁が深いとは言えない現場の人たちが、どうやって改善活動に前向きに参加したのかという点です。どれだけ施策が良くても、中の人が動かなければ結果は出ません。しかも、ただ作業として従ってもらうのではなく、気持ちよく、納得して動いてもらう必要があります。

情熱を持って動いてもらう

マーケティングでは人を動かすことが大事だと言われますが、経営者にとって最初に動かすべきなのは社内の人です。現場の納得や熱量をどう作るか。その答えが見えるかもしれないからこそ、この事例には強い関心が向きます。改善ノウハウそのものだけでなく、改善を進める空気の作り方に価値があります。

古い商売の前提が崩れ始める

同じ回で触れられていたメルカリNOWや商店街の来客減の話は、売り方の前提が急速に変わっていることを示しています。新品流通、中古流通、店に来てもらう前提の商売。その境目がどんどん揺らいでいます。こうなると、昔ながらのやり方を守ったまま広告だけ足しても、根本的な立て直しにはなりません。

広告だけでは埋まらない変化

これからの時代に乗るなら、商品をどう届けるのか、誰にどう価値を感じてもらうのかまで含めて組み直す必要があります。安倍梨園の直売率向上やブランド化は、その一つの答えです。単に露出を増やすのではなく、商売の構造そのものを見直しているから強いのです。

早めの判断と伴走が必要

変化が進むときは、自分たちはこの流れに乗るのか、それとも別の道を選ぶのかを早く決めることが重要です。乗ると決めたなら、根本から意識を変え、早い段階で一緒に考えてくれる相手を見つける必要があります。AMPの仕様変更の話が示すように、Webの側のルールも変わり続けるので、小手先の対応だけでは追いつきません。

まとめ:改善は人と売り方を同時に変える

安倍梨園の事例が刺さるのは、改善が現場の効率化だけで終わらず、人の動き方、売り方、ブランドまで一気通貫でつながっているからです。時代の変化が大きいときほど、部分最適の施策ではなく、現場の人が動ける形で商売全体を組み直すことが必要になります。小さな改善をどう束ねるかが、これからの差になります。

配信スタンド

■Podcast /Webinar への質問は

こちらのフォームへどうぞ。
https://forms.gle/Lvy4nVauyJ2SRhJM7

運営・進行

株式会社ラウンドナップ(ラウンドナップWebコンサルティング)

代表取締役・コンサルタント 中山陽平

Webサイト:https://roundup-inc.co.jp/

[無料週間メルマガ] Webコンサル通信 - 中小企業に活用に役立つヒント・トピックスをお届け
このホームページをフォローする
中小企業専門WEBマーケティング支援会社・ラウンドナップWebコンサルティング(Roundup Inc.)