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ラウンドナップWebコンサルティングの中山陽平です。
このPodcast/書き起こしで得られること(要点)
- ホームページ制作の成果物は、公開されたサイトだけでは足りない。
- 制作過程で自社の事業、顧客、戦略を整理し、社内に理解を残すことが本当の価値になる。
- 関わった人の頭の中に、なぜそのサイトなのかという理由が残らないと、公開後に育たない。
- 支援する側にも、Web技術だけでなく事業とWebをつなぐ橋渡しの力が求められる。
ホームページは二つ作る
今回の話で印象的なのは、ホームページを作る時には二つのホームページを作るつもりで臨むべきだ、という考え方でした。一つは、当然ながらインターネット上に公開される実物のホームページです。もう一つは、社内の人の頭の中にできるホームページです。これから何を伝え、どう育て、どんな役割を持たせるのか。その理解まで残ってはじめて、制作は完了したと言えます。
目に見えるサイトと頭の中のサイト
公開されたサイトだけが納品されても、運用する側の頭の中に理由や方針がなければ、その先の更新や改善は続きません。逆に、関わった人の中にホームページという人格が宿っていれば、次に何を足し、何を変え、何を守るべきかが見えてきます。今回のお伝えしたいことは、箱としてのサイトより、その人格を社内に残せるかどうかに重心があります。
制作過程が会社の棚卸しになる
ホームページを作る過程では、本来なら自社の棚卸しが起きるはずです。自分たちは誰に何を売っているのか、どんな戦略で進んでいくのか、お客さまに何をどう伝えなければならないのか。見た目や導線の話より先に、その整理が必要になります。
戦略と伝え方を社内でそろえる
この整理を制作会社やコンサルタントだけに任せてしまうと、きれいなホームページはできても、自社の中に統一見解が残りません。制作プロセスに参加し、なぜこの構成なのか、なぜこの見せ方なのかを理解していくことで、社内に共通の土台ができます。ホームページ制作は、単なる発注作業ではなく、自社の事業を言葉にし直す機会でもあります。
理由が残らないサイトは育たない
昔から、作ったまま放置されたホームページはたくさんあります。その原因を、専門知識がないからで片づけるのは違うというのが今回の指摘でした。問題は、重要性を感じていないこと、そして何を育てるのかが腹落ちしていないことにあります。箱として納品された時点で満足してしまうと、そのあとに改善の流れは生まれません。
コアメンバーが理由を共有する
理想は全員参加ですが、それが難しくても少なくともキーパーソンは制作過程に入るべきです。何ができたかという結果だけでなく、なぜそうしたのかという理由を共有しておく。その積み重ねが、公開後の運用スパイラルを生みます。理由が分かっていれば、自分たちで新しい企画を考えたり、必要な情報を社内から掘り起こしたりしやすくなります。
支援会社に求められる橋渡し
この話は発注する側だけのものではありません。支援する側にとっても、ホームページを作れば終わりではない時代だという意味を持っています。デザインや実装の力は重要ですが、それだけでは足りず、事業会社の言葉とWebの言葉をつなぐ役割が必要になります。
Webの技術だけでは足りない
経営者と話し、事業全体の中でホームページをどう武器にするかを一緒に考えられる人材が求められます。そのために必要なのは、Webの専門知識だけではなく、コミュニケーションやビジネスの共通言語です。支援会社がその橋渡しまで担えると、発注側にも社内理解が残りやすくなり、ホームページは単発の制作物ではなく、会社の成長装置として動き始めます。
まとめ:成果物はサイトと社内理解の両方
ホームページ制作のゴールを、公開されたサイトだけに置く時代はもう終わっています。本当に必要なのは、サイトの形と同時に、なぜそのサイトなのかという理解を社内に残すことです。制作過程に参加し、理由を共有し、公開後も育てられる状態まで持っていく。その両方がそろって、はじめてホームページは会社の武器になります。
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